まもって守護月天

〜22Century〜

 

 

〜2話(信じられんな(笑))〜

 

 

 

太「…原作に沿うと思ってたから、今回は学校行く話だと思ってたのだがな」

 

 ――…悪い。何だか学校話つまらなくなりそうだと思って(←言い訳)。

 

太「まぁ、俺も面倒いのイヤだから別に良いんだがな」

シャ「独り言…気色悪いですよ

太「………」

 朝食をテーブルに並べながら容赦無い言葉を吹っ掛けたのは、他でもない、守護

月天シャオリンである――太助の性格を直す為に来たのに、性格はその太助よりも

酷い。

 

太「――…にしても」

 そう呟いて、目の前の豪勢な料理を眺めた。

 

シャ「太助様♪ 今日の朝食は猫の丸焼き(←無論原型そのまま)、豚の

  頭部の丸蒸し恐獣の――…」

太「止めぃ、気分悪くなる

 

 そう言って、彼は新聞に目を通した。

 

 

 

『養豚場の豚3匹、惨殺――持ち去られた生首、

犯人は異常者の犯行か!?』

 

太「――………」

 

 その瞬間、彼はシャオの方に豚の生首を投げつけた。

 

シャ「何するですかっ!?」

太「貴様か貴様か貴様かぁぁぁぁっ!!!!!

 

 

 ――とりあえず、その生首とか猫の丸焼き(←共に骨のみ、後は喰った)は、庭

に埋めて供養する事にした。この鬼畜精霊に狩られた事が運の尽きと思って成仏

してくれぃ。アーメン。南無阿弥陀仏。

 

 

太「所で、あの猫はどっから取ってきた」

シャ「つい朝方、塀をのこのこ歩いていたモノですから…(にやそ)」

太(外道めが…)

 

 

 

 

太「守護月天シャオリン! 今日は丁度謀ったように日曜だし――現代のお買い物

  システムというのをしっかりと伝授してやる!」

 

 …何故にそんな事を思いついたか――それは、そろそろ警察の捜査の手が

伸びてきそうだからだ。

シャ「え〜…でも、買い物なら八穀が…」

太「だからそれは万引きと言うんだ大馬鹿者

 そう言うと、太助はため息をついて、

太「…判ったか?」

シャ「ラジャー!(←CV:神谷明)」

太「普通に言えないか?

シャ「…もしくは…『了!解!』?」

太「もーいい…」

 

 

 

 

 場所は変わって商店街――当然だが、日曜と言う事も合い重なって、凄い人だか

りとなっている――

 

 一通り説明し終え、テストとして“お使い”に行かせたのだ

 買い物内容は『○ir(←無論PC版)』『ジャンボマジ

ン○ー』『1/1ア○リス』

 ――勿論、冗談だが…本当に買ってきたらそれはそれでOKだが――…

 

太「…にしても、遅いな…1時間…まぁ、当たり前だろうが…」

(1つ目はともかく、2つ目は…作者も大洲で1つ見かけたくらいだからな…――

 3つ目は…――売ってるんだろうか?(鬼))

 

シャ「太助様ぁ〜♪ 買ってきました〜♪」

 

 彼女と同じ大きさの箱を抱え、腕にはかなり大き目の紙袋を下げて彼女は戻って

来た――

太「…って、待てよ? シャオ、お前…金、5000円しか持ってかなかっただろ」

 値切ったのだろうか? …だったらそれはそれで凄い――確か35万は越えるだ

ろうに…

シャ「はいっ♪ ですけど、私がハジキ見せたら黙って渡してく

  れました♪

太「それはれっきとした強盗だ

 やっぱりだ。コイツにいきなり任せたのが悪かった。ってか、そのピストルどこ

に持ち歩いてるんだ、全く。

 

 

 

 

シャ「あ〜あ…暇だな」

 ――太助はそれらの品物を返しに行く為、彼女を置いて行ってしまった。…だっ

て、シャオ連れてくと、警察沙汰になりそうだし(銃刀法違反のせい)。

 

シャオ「う〜ん…これ見せれば、大概のモノはゲッチュ(←死語)出来るのにな

 危ない事言いながら、そのハジキを大勢人だかりの前で構える

 幸いにも、それが本物だと気づかれなかった。

 

 とりあえず、そこら辺の店でも見て回ろうと、シャオは足を進めようとしたその

時――

声「そこの人!」

シャ「?」

声「どいて!どいて!」

 そう言って振り向くと――自分と大差ない(外見だけ)女の子がこちらに向かっ

て走ってきている。

 何やら大事そうに紙袋を抱え――

声「うぐぅ――退い…」

シャ「大!雪!山!おろしぃぃぃぃっ!!!

 

声「ぎにゃぁぁぁっ!?

 咄嗟に身体が反応――向かって来る彼女の腰のベルトをガシリと両手で掴み、向

かって来る力を利用し、高速回転――そのまま上空に放り投げた――!

 

 ぐちゃ、と生々しい音を立てて落下したそれを背に、シャオは腕をクロスさせ、

フゥッ!と息を吐き、

シャ「誰だか誤解されるようなセリフ言うと、滅殺されますよ?(笑顔)」

少女「す…既に滅殺未遂してるよ…」

 瀕死の状態で突っ込むが、シャオはそれを無視し、

シャ「あ、あの、大丈夫ですか!?」

 ――…よく言う。

 

 

シャ「あの…もう大丈夫ですか?」

 実際は、腕が変な方向へ曲がってたり、額からドクドク

血が流れていたが(まぁマンション4階位の高さに放り出され、落下した

んだから当然の負傷なのだが)、支天輪から妙な『医者鞄』を取り出して、更に

そこから妙なドリンク剤を出し、飲ませると、その少女の傷は次のコマ(?)に移る

と完璧に治っていた。

 

少女「アンタ…凄ぇな…」

シャ「(にやそ)」

少女「………」

 妖笑しつつ、シャオはその少女を持っていた紙袋に目を向けた。

シャ「あれは…?」

 訊くと、途端に少女の顔色が変わる――

少女「…えーっと…あれは…何だな…その――」

シャ「鯛焼き?

少女「ちげーよ

シャ「なら…何です? まさか万引きとか…」

少女「うぐっ…――…そだよ…万引きしたんだよ」

シャ「え…――万引きは犯罪なんですよっ」

太「手前ぇが言うかこの邪道精霊

シャ「あ…! 主殿」

太「キャラ変わってるぞ

 

太「ったく…結構手間取ったんだぞ?返すの…――店長さん恐怖で震えてたし」

シャ「てへ♪」

太「………(キレ気味)」

少女「…何か大変見たいだな」

太「っ…外道精霊のせいで気付かなかったが――…お前は…現在手配中の大泥棒…」

少女「誰がだ

シャ「アナタですよっ」

太「だから手前ぇは人の事言えないっての

シャ「うぐぅ…私のは強盗だって太助様言ったじゃないですかぁ…」

太「そっちの方がタチ悪いだろーが

少女「…何か、話聞いてたらアンタ相当悪い奴みたいに思えるんだが…」

太「あぁ、笑顔で人を殺せるくらいだ

シャ「私がそんな風に見えますか?(極上の笑顔)

少女「…どっちだよ」

太「…胸に覗く“ベレッタ”(←銃です)が何よりの証拠」

シャ「ハッ…! しまった」

太「『しまった』じゃねぇぇぇっ!!

 

 

 

 

太「――…と、こういう性格の奴だ。判ったか? 山野辺 翔子」

翔子(以下:翔)「…あぁ、よぉっ…く判った」

シャ「濡れ衣ですよぉ…」

太「確信犯だ(キッパリ)」

 

太「…っと、悪かったな――かなり巻き込んじまって」

翔「いや、良いよ――面白いモノ見させてもらったしな」

シャ「あははー、野口さんみたいですね〜♪」

太「…少し黙ってろ」

シャ「それが人にものを頼む態度?(冷笑)」

太「…もう少し、黙ってて頂けませんか?」

翔「立場弱ぇなー、七梨」

太(だって反抗したら殺られるもん…)

 

シャ「ともかく、私は夕飯の支度がありますから、先に帰ってますね♪――そうそ

   う、翔子さん…」

翔「?」

シャ「さっきのお詫びと言っては何なんですけど…――コレ、友情の印です☆」

 そう言ってシャオが差し出したのは――

 

 

 …少し肉が崩れた豚の生首――

 

 

翔「いるかぁぁぁぁぁっ!!!

シャ「人の好意は…素直に受け取りなさいっ!!!

 

 

“バシュゥッ――!”(←ビーム)

 

 

 

 

シャ「それじゃ、バイにゃんっ♪」

 目からビームを放ち、黒コゲとなった翔子を背にシャオは支天輪に手を突っ込み、

――竹蜻蛉の様なプロペラを取り出し、頭につける。そしてそのプロペラが回転し、

浮遊――

 

太「って、コラ待てぇぇぇッ!!

 回転しながら飛行して行く彼女に、太助は絶叫するも――

 

 

 

シャ「五月蝿い…ですよ(にやそ)

 

 

“バシュゥッ――!”(←ビーム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、太助と翔子は共に『ギャグ漫画で本当に良かった』

と実感するのだった――

 

 

 

 

 

 

シャ(にやそ)

 

 

〜つづく〜

(次回は海だ!(謎)ってかシャオさんは次々と能力が増えるなぁ(笑))

 


ハルカの勝手コメント

 早いペースの第二話。なんだかシャオの壊れっぷりに拍車がかかってる気が………

 こんなストーリーが書けるレイさんは本当に凄い!(色んなイミで)←オイ

 なにはともあれ、皆さん、早く次回作が読めるようにレイさんにお手紙を!!

 

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