Kids are all right. 11
(11)
「ヒカル君のお母さんが言ってたように、危ないことはするんじゃないぞ。
それが守れるなら、2人で噴水で遊んでおいで」
アキラは「うんっ!!」と大きく頷くと、早速靴と靴下を脱いで立ち上がり、
白いコットンシャツのボタンを外し始めました。
ヒカルも立ち上がって、ぐるぐる巻きにしていたタオルを取って、
くしゃくしゃに丸めてベンチに置きました。
シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぐと、アキラは裸のヒカルを見て、少し戸惑った
表情を浮かべました。
「おぱんつもぬいだほうがいいのかなぁ、ヒカルくぅん……?」
もじもじしながらそう尋ねるアキラを見て、ヒカルは大きな声で笑いました。
「おぱんつぅっ??オマエ、ぱんつのことおぱんつっていうのかよぉっ!
おもしれーやつだなぁ!!まあいーやっ。ぱんつでもおぱんつでもいーから、
ぬいじゃえよっ!そのほーが、ぜってーきもちいーぜっ!!」
横にいる緒方も笑いを隠せない様子です。
「アキラ君、着替えを持ってきてないんだから、パンツがびしょびしょになると
大変だぞ」
アキラは耳まで真っ赤になりながら、おへそまで覆っていた白い柔らかそうな
コットンのパンツをそっと脱ぎました。
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