緒方の車中チェック 5
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「く…うっ」
準備のまだ十分に出来ていない粘膜をこじ開けられる痛みにアキラが呻いて、
膝を閉じる。
「アキラくん。」
そう一言緒方が言っただけで、アキラは膝を元に開く。
緒方は一度指を抜いてアキラの先端から滲み出した雫で指を濡らすと、
ゆっくりアキラの体内の奥深くに埋めた。
アキラは目を閉じて慣れたその感触に浸った。
こんな場所で秘部をむき出しにしてその奥を嬲られる事に興奮していた。
時折温かい緒方の舌が胸から腹部を這う度にビクリと身体を震わせた。
体内で緒方の長い指が、浅い場所、深い場所、あらゆる箇所を動き
アキラを更に高めていく。
「…緒方さん…」
うっすらと涙ぐんだ目でアキラは緒方に訴えた。
「欲しいのか?」
アキラが頷く。
「来なさい。」
緒方も自分のシートをいっぱいに引いて倒し、ズボンのファスナーを下ろした。
アキラは膝下に纏わり付いていた自分のズボンとブリーフを取り払って
緒方の腰の上に跨がり乗った。
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