緒方の車中チェック 1 - 5


(1)
アキラの赤いカーディガンとシャツの前を開いて白いランニングを首元まで上げる緒方。
印が残されていないか顔を近付けて舐めるように眺める。
指でそっと表面を撫で回し胸の突起周辺をゆっくり指でなぞる。
「緒方…さ…」
思わず両手で胸を隠そうとするアキラ。
「手をどけなさい、アキラくん。」
観念したように、両手をシートの頭の部分に挙げて緒方に胸をさらけだす。
緒方は両手の指でアキラのほんのり色付いた両方の突起を柔らかく揉む。
「は…ん…」
頭の脇で両手を握りしめてアキラは緒方に与えられるお仕置きのような曖昧な愛撫に耐える。


(2)
室内のベッドの上ではなく、カーテンが引かれている訳でもない狭い車の中で
ただでさえ敏感なアキラの感度が上がる。
緒方の指の刺激に直ぐに皮膚の一部分の盛り上がりでしかなかった乳頭が
こりこりと凝って尖り立つ。
「相変わらず良い反応だ。」
緒方が感心したように言い、アキラの乳首を弄ぶように摘まみ上げ引っ張りあげる。
「い…たい…」
緒方の言葉にますます羞恥心を煽られながらシートから少し腰を浮かし加減で
アキラが身を捩る。
緒方は指を離すと顔に近い右側の乳首を口に含んだ。
「んっ…」
緒方の口元に胸を突き出すようにアキラが身体を反らした。緒方の手がそのみぞおちから
臍へと移動し、ズボンの股間で固く勃ち上がり掛かったアキラのものを包んだ。
「どうやらここも確認して欲しがっているようだな…。」


(3)
アキラが必死に首を横に振る。
「ち、違います…」
だが緒方の指がその先端部分を指で突くように愛撫し、乳首を再び口に包んで尖らした舌で
こねまわすと間もなくアキラの口からくぐもった喘ぎ声が漏れだした。
そしてズボンのボタンが外され、ファスナーを下ろされると既に
白いブリーフから粘液で先端が濡れた亀頭が顔を覗かせていた。
「アキラくんのここは、見る度に成長しているみたいだな。立派なものだ。」
その白いブリーフの中に緒方は手を差し入れると根元を握った。
「あ…」
さらに頬を赤く紅潮させてアキラは自分のその部分がすっぽり緒方の手に包まれ
強く握られると、逆にとても安心出来るような、そんな感覚を受けていた。
緒方に片方の乳首と局部を捕われたまま、
無意識の内にアキラは自分の手でズボンを膝まで押し下げていた。


(4)
しばらく緒方は手に余る程に熱く昂り上がったアキラのペニスをあやすように
根元から先端を優しく摩っていた。
ハアハアと熱のこもったアキラの呼気音だけが車内に漂う。
まだまばらにしか生えていない性毛を梳き、固い昂りの両脇に熟し切った果実のように
横たわっている局部の部分を揉む。
アキラは玩具のように緒方のされるままとなって車内の天井を見つめている。
「いい子だ…」
緒方は少し身を乗り出すとうっすら開いたアキラの唇に自分の唇を重ねた。
まるで御褒美を貰ったかのようにアキラは唇を更に開いて緒方の舌を求めてきた。
そうして互いの舌と唾液をやり取りすると、緒方はアキラのペニスの更に下方に
指を運んだ。
「ふ…うっ」
ピクッとアキラの身体が震えた。
おそらく身体の中でも最も柔らかな部分の谷間を潜って閉じりに辿り着く。
熱を持った火口口の周辺を摩ると一際高く切ない声をアキラは発した。
かまわず緒方はその中心に指を突き入れた。


(5)
「く…うっ」
準備のまだ十分に出来ていない粘膜をこじ開けられる痛みにアキラが呻いて、
膝を閉じる。
「アキラくん。」
そう一言緒方が言っただけで、アキラは膝を元に開く。
緒方は一度指を抜いてアキラの先端から滲み出した雫で指を濡らすと、
ゆっくりアキラの体内の奥深くに埋めた。
アキラは目を閉じて慣れたその感触に浸った。
こんな場所で秘部をむき出しにしてその奥を嬲られる事に興奮していた。
時折温かい緒方の舌が胸から腹部を這う度にビクリと身体を震わせた。
体内で緒方の長い指が、浅い場所、深い場所、あらゆる箇所を動き
アキラを更に高めていく。
「…緒方さん…」
うっすらと涙ぐんだ目でアキラは緒方に訴えた。
「欲しいのか?」
アキラが頷く。
「来なさい。」
緒方も自分のシートをいっぱいに引いて倒し、ズボンのファスナーを下ろした。
アキラは膝下に纏わり付いていた自分のズボンとブリーフを取り払って
緒方の腰の上に跨がり乗った。



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