緒方式 棋士新年会 1


(1)
プロ棋士新年会(…ってあるかは判らんが)
オ「アキラ君、ちょっと抜け出さないか?」
ア「でも緒方さん色んな方へのご挨拶で忙しいんじゃ…?」
オ「大丈夫だ、めぼしいところは粗方済んでる。
  それに下手に長居して酒の肴にされたりしたら堪らんしな」
ア「仕方ありませんよ。去年一気に2つもタイトルを取ったんですから」
オ「フ、よしてくれ。先生が引退して転がりこんだタイトルだ。
  オレの実力で勝ち取ったものじゃない」
ア「そんなこと!そこまで上り詰めたのは緒方さん自身の力じゃないですか!」
オ「いや、世間の目とは得てしてそんなものなんだよ、アキラ君。
  …だが嬉しいね。キミはオレのタイトル奪取を祝ってくれるのかい?」
ア「はい、勿論です!あ、お祝い、何か欲しいものありますか?」
オ「…………実は上のスィートをとってあるのだが」
ア「えっ…?」

ヒカル「あれェ?塔矢のヤツいないぞ。どこいったんだ?」
芦原「緒方さんもいつの間にかいなくなっちゃったんだよね〜」
和谷「単に帰っただけなんじゃねぇの?」

桑原『小僧、ヤる気じゃな!』

まんまと緒方の策に嵌ってしまったアキラたん…………



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