■一限目
不二「と言う訳で。
青春学園中等部三年、男子テニス部部長、見た目変質者で中身の変質者の大和祐大氏に
皆様の日ごろの素朴な疑問をぶつけて解消してもらおうというどうしようもないコーナーです。
ちなみにアシスタントは不二（一年）でお送りします」
（かなり不本意のため笑顔が引きつっている）
大和「あ、どうも〜（ペコリ←お辞儀）。いやあ、僕に質問ですか、照れますねえこういうのは……」
不二「……あなたが不審人物なのがそもそもの問題なんです」
大和「……そうですか？ デザイン的には結構漫画界じゃありがちだと思うんですが」
不二「無精髭丸眼鏡はありがちなデザインの不審人物なんです。
まあ僕もさっさとこの場から去りたいところですし。それでは最初の質問に入ります……」
Ｑ．「大和部長は情事の時、眼鏡をどうしてるんですか？」
不二「……」
（無言で固まる）
大和「あーこれは、不二君の方に聞いてもいいかもしれませんね……」
（と、不二の方を伺う）
不二「………………」
（やはり無言。震えて俯いていまにも質問葉書を破りそうな勢い）
大和「何せソノ時はとてもよく近くにいますから……彼に聞いても解ると思いますよー？」
不二「…………ッ!!!」
（椅子から立ち上がる）
不二「あなたの眼鏡なんて、そんなの、僕が、知ってるわけがー……!!!」
大和「あれ？ 気付いてないんですか？ 僕が眼鏡いつ取るか？ 素顔も？」
（不二に微笑みかけると、不二、はっと目を見開く。そう言えば眼鏡のことなど気に止めていなかったことや、素顔を覚えていないことに気付く）
不二「……! …………!!!」
（何かを言おうとするが、言葉にならない様子。真っ赤な顔で大和を指差しているだけ。）
大和「それって……気付かないほど、あっちに集中してる……って受け取っていいんですか？」
（トドメの一撃）
不二「……――――!!!!!!!!」
（耳まで真っ赤にした状態で部屋から出て行く不二。大和それを見送る）
大和「あー……行っちゃいましたね……えーと、質問の答えですが。
ま、キスとかいろいろと邪魔ですからね、普通は外してますよ。不二君は気付いてないようですけど。
でもあんまり素顔人に見せたくないですからねえ……原作でも出て来ませんし。これからも出てこないでしょうし。
ここの管理人的には僕の素顔は秘密のままでいて欲しいそーですけど。だから書きたくないし書けないんでしょうね。
だから決して、今まで小説中で眼鏡の描写をすっかり忘れていた訳じゃないみたいですよ。
……かなり言い訳がましいですけど。
という事で、情事の最中はちゃんと外してます。あとお風呂とかもね」
大和「ちなみにこれはメールで僕の眼鏡についてそう言う話題があったとかいうお話を聞いたので
お答えしようと思ったら、こんな大げさなネタになっちゃったわけです……
ネタにしちゃってすみませんねえ……文句は管理人までどうぞ」
Ａ．「外してると思います（素顔は秘密のままですが……）」
大和「えーと不二君が帰ってこないんですが、続けちゃっていいんですか？ ……あ、ＯＫ、と。
えーなになに？ あ、Ｈまでしてるのに僕の素顔に気付いてない不二君を書きたかっただけ？
別に残りの質問は居た堪れない自分に対するツッコミだからどうでもいいって？
……そういうことらしいです。じゃあさっさと片付けましょうか。」
Ｑ．「質問コーナーのタイトルって『月姫』ですか？」
大和「あ、はいその通りですー。『教えて！ 知得留先生!!』ですね。
TYPE-MOONさん製作の『月姫』というビジュアルノベルゲーム内の助言コーナーです。
ヒロインの一人、シエル先輩が女教師に扮して
バッドエンドを迎えてしまったプレイヤーにヒントを与えてくれるコーナーです。
ちなみに、TYPE-MOONさんのＨＰ、同人サークルの方は18禁なので、ご注意くださいね」
大和「簡単にいきさつを話すとですね……
友人（腐女子）三人で焼肉を食べに行った管理人は、そのうちの一人の部屋に泊めて貰うことになったそうです。
ところがその友人は在宅のアルバイトがあったので、
「何もおもてなし出来ないし、じゃあこれでもやっといて」と渡されたのがこの月姫だったのです。
そこでギャルゲー渡す友人も友人ですが、
うっかりハマって借りた挙句三日でコンプリートする管理人も管理人ですね。
まあそういう訳で、僕へのＱ＆Ａコーナーのタイトルを思いついたみたいです。
大和「もっとも、「教えて！〜」っていう言い方自体がありがちな気もしますけどねえ……
ちょっとグーグルで検索したらこんなに出てきましたし……
じゃあ、わざわざここでネタばらしする必要なかったんじゃないでしょうか……」
大和「……あれ？ 今画像確認したら、タイトル、「教えて!! 知得留先生」みたいですねえ……
『！』の入れ方が微妙に違うよーな……」
Ａ．「墓穴でした（いろいろと）」
Ｑ．「じゃあ大和部長は誰が好みですか」
大和「えー……五人のヒロインそれぞれに魅力があって選べないんですが……」
（眼鏡の奥の瞳がキラリと光る）
大和「あえて言うなら翡翠ちゃんですね（悦）!!
人形のようなメイド万歳!! ご奉仕万歳!!!
無表情無反応な彼女が時々見せる感情表現が愛しいんですよもう!!!
料理下手なのもお酒に弱いのもかなりイイですねﾊｧﾊｧ!!!
とにかく18禁シーンのスカートを自分で捲る時の恥ずかしげな顔が一押しです!!!（萌えを語ると熱いヲタ大和）
あと、メイドらしく毎日主人公が帰ってくるまで玄関でずっと待ってる、と言うエピソードに胸打たれましたねえ……
ああいう健気な子には弱いんですよ……
ストーリー的には琥珀さん編ですかねえ……エロ的にはアルクェイド編が一番萌えましたけど」
大和「ちなみにここの管理人はシエル先輩一押しらしいです。秋葉様も捨てがたいみたいですが。
えーと、なんでも、『眼鏡の先輩萌えー! エロシーンでも当然｢先輩｣は必要だ畜生ー!!』だとか叫んでます。
借りた友人にシエル先輩の口調が僕そっくりだとか話して呆れられたみたいです。
僕の女体化バージョンって先輩みたいなイメージ、だとすら言ったそうです。
……そりゃそうでしょう（ちょっとげんなり）。
……制作サイドに一度謝ってきなさい。
いい加減、眼鏡で黒髪で先輩なら何でもよくなってきてませんか？」
Ａ．「メイド・無表情・健気系がお好みです」
大和「……月姫ネタ語りのコーナーじゃないと思うんですが。
というか、ホモサイトでギャルゲーの話して、いったいどれぐらいの方がついてこられるんでしょうか……
最初っからこんな感じでいいんでしょうか。
とにかくそれじゃ今回はこの辺で〜。貴方のご質問、お待ちしています〜」
（笑顔で手を振る大和。エンディングテーマが流れる……）