Let's note ハードディスク換装

1.プロローグ

松下 Let's note CF-C33
愛用の(サブ)ノートPC、松下製 Let's note CF-C33 のハードディスクに違和感(不具合とまではいかないが)を感じるようになってきました。使用している最中にやたらとディスクが止まるように感じてきたのです。また、止まったディスクが再作動する時に「カコーン」と結構な音がするようになってきたのです。
このマシンは仕事にも使っているのでハードディスクが壊れると非常にマズイ事態に陥ります。と、言うわけで、ハードディスクの換装を決意しました。

マシンの仕様詳細はコチラのメーカーサイトへ
CPU intel pentiumMMX233
HDD 3.2GB
VGA NeoMagic NM2160
画面 8.4型SVGAポリシリコンTFT液晶
メモリ 96MB SDRAM
サイズ A5サイズ程度(255mm×182mm×25.4mm),約1kg
その他 35万画素CCDカメラユニット搭載,56Kbpsモデム内蔵
※重要※ 
ここでここで取り扱っている情報はハードに手を加えること(改造)であり、結果としてメーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。また、ここに書いてある情報について私やメーカーが保証をするものではありません。ここの情報を基に作業を行っても、その結果については私及びメーカーは一切の補償をいたしません。ご利用になる場合には自己責任でお願いします。

2.情報収集

PCは、その時々の規格によって性能が左右されます。(IDE)ハードディスクに関しては、その昔、528MBや810MB、その次に2GBといった"壁"がありました。その"壁"(限界)以上のハードディスクは使えないということです。なぜ、そのような"壁"があるかというと、その当時には「ここまであれば大丈夫だろう」という考え方や、その当時には「ここまでしかできない」等の技術的問題があったからです。
さて、528MBや810MBの"壁"はBefore Win95だったりしますから、一般ピーポーは気にしなくてもよいかもしれません。問題は8.4GBの壁です。これは、ちょっと古いWin98マシンやWin95マシンではひっかかる可能性があります。色々と調べた結果、我がLet'sは残念なことに8.4GB以上のハードディスクは接続できないことが分かりました。
(これについて、ご自分のPCの限界を簡単に調べたい方はアイ・オー・データのサイトよりチェックプログラムダウンロードして確認することができます)

3.ハードディスクの購入

IBM Travelstar IC25N020ATCS04 20GB
Let's note CF-C33 に装着できるハードディスク装置(以下、"HDD"と表記)は9.5mm厚のモノになります。これは取り付けスペースの物理的問題なので仕方がありません。このサイズを頭に入れて買いましょう。

さて、私は仕事帰りに職場近くのショップで購入しました。購入したのはIBMのIC25N020ATCS04というモデルで、容量は20GB。えっ!?20GBだって?
そうなのです。さんざん時間をかけ、8.4GB以上は使えないという結論を出したにもかかわらず、8.4GBを大きく越える20GBのHDDを購入してしまったのです。
なぜ、8..4GB以上の製品を購入したかというと・・・ この2点の理由です・・・と、言うより、理由2の問題であったりします。職場の近くのショップで、一番小さかった(且つ、一番安かった)のが上記のモデルでした[平成14年9月時点]。売っていないモノは仕方がない。それに、ひょっとすると使えるかも理由1・・・本末転倒・・・)と駄目モトで買ってきたということです。
まっ、兎にも角にも買ってしまったモノは仕方がない。無事に動く(動かせる?)ことを祈って次の工程に進みましょう。

4.換装の事前準備

ハードディスクを換装する前にしなければいけないことは、なんといっても現在のハードディスクの中にあるデータを保管することです。と、言うわけでネットワーク越しにLet'sの中身をデスクトップPCのハードディスクにコピーをしました。(もし、PCを1台しか保有していない場合は、このデータバックアップは非常に面倒な作業になると思います。)

2.5-3.5変換コネクタ(市販品)
8.4GBの壁があるLet'sですから、そのまま新HDDを取り付けたのでは上手くいかないのは火を見るよりも明らかです。ですので、まず、デスクトップに変換アダプタをかませて繋げて作業してみました。
2.5インチのハードディスクを接続するときには、コネクタの向きにくれぐれも注意して下さい。3.5インチと異なり、IDEケーブルに電源用のケーブルも含まれていますから、向きを間違えると一発で逝ってしまいます。(経験者は語る(T^T))
作業対象のデスクトップPCはDuron1.2GHzが乗るシステムですから、20GBのHDDは何の問題も無く取り扱えます。FDISKで区画を分け、それぞれの区画をフォーマットし、Let'sのデータをコピーしました。
さ、これからが本番です!気合いを入れて行くぞ!!

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