涼 子 【17】
澤田の吐精を喉奥で受け止めながら、屈辱の排泄に身を焼いた涼子。
「なんだ、出しちまったのか……おっと」
排泄を終えた涼子の身体からフッと力が抜け、澤田の方に倒れかかっていく。
「しょうがないやつだな」
涼子の汚れた窄まりをサッと拭き、ぐったりと弛緩した身体を荷物のようにひょいと持
ち上げ、澤田は鼻歌まじりに居間へと戻った。
そして人形のようにされるがままになっている涼子の上体をテーブルに預けさせ、腰だ
け突き出る格好にして、スカートをまくる。
「ううん……」
涼子はわずかに身じろぎするだけで、目を閉じたままじっとしている。
澤田は持参した鞄から粘性の強いローションを取りだした。
蓋をとって中身をたっぷりと手に取り、ぽってりと熱を帯びたように赤くなっている菊
蕾に塗りこんでいく。
「うくっ」
ローションの冷たさに涼子はびくっと身体を震わせたが、それも一瞬のことだった。
澤田の無骨な指が、きゅっと寄せ集まった皺を一本一本伸ばすように、丹念に丹念にア
ヌスを這う。
時折、ヒクヒクとそれ自体が生き物であるかのように開いたりすぼまったりする可憐な
すぼまり。それを見ていると、澤田の口元は自然に弛む。
ほぐれてきたところで再びローションを手に取り、ぬらぬらになった指をゆっくりと処
女肛へ侵入させはじめた。
「んああぁ……」
糸を引くような長い吐息を漏らし、涼子は目を閉じたまま従順に澤田の指を受け入れて
いく。
注意深く涼子の様子を見守りながら、じわじわと指先を埋め込む。
第一間接が過ぎて第二間接まで入っても、涼子は苦痛を訴えない。
澤田はさらに指を進め、ついに太い指が根元まですっかり飲みこまれてしまった。
「フフフ、気持ちいいか」
涼子は初めて裏門を責められたにもかかわらず、うっとりとした表情で甘い吐息を漏ら
している。
括約筋が、指の感触を確かめるようにきゅっきゅっと収縮する。
強烈な締め付けを十分楽しんでから、澤田はずるっと指を引き抜いた。
「あうんっ」
排泄に似た甘美な快楽が背筋を走り、涼子はたまらずよがり声を漏らした。
澤田はさらにローションを加え、今度は人差し指と中指を揃えてニ本まとめて送りこん
でいく。
「あ、ああっ、ああん」
甘ったるいよがり泣きの声が、いっそう派手に響き渡る。
「処女のくせしてケツ掘られてあんあん言いやがるとは、奥さんもたいしたもんだねえ」
おかしそうにそういう澤田の声など、涼子の耳には届いていない。
全身が性器になったのではないかと思うほど、涼子は昂ぶりきっていた。
澤田の手は少し冷たく、火のように熱い腹の中がひんやりとして気持ちよくてたまらな
い。
自分の声だとは信じられないくらい淫らな声が出るのを、抑えることができない。
「そろそろ、いいな」
肛壁をかきまわしていたニ本の指が、ずるっと引き抜かれた。
「……え?」
からっぽになった肛内が寂しいような感じがして、涼子は物欲しげな顔で後ろを振り返
った。
口元を歪めて笑みを浮べた澤田が、膝立ちになって涼子の突きだされた尻の中心に狙い
を定めている。
「ひいっ」
すっかり柔らかくなったすぼまりに、ガチガチに硬化した澤田の火のような分身が押し
当てられた。