第1章(2003.6.23)
5巻は、「シリウスと一緒にルーピン先生宅で夏休みを過ごすハリー」で始まってくれないかなぁと淡い期待を抱いていたのですが、いつも通りのダーズリー家からでしたね。第1章のタイトルを見た時点でがっかりしてしまったなんて言ってはいけませんが。
ハリーは魔法界から切り離され、かなりストレスが堪ってイライラしている様子。ナチュラルに黒いこと考えてます。でも、セドリックの死を思い出して夢でうなされてるなんて聞いてしまうと、ものすごく苦しい状態なんだなぁと同情する気持ちも…… 不審な物音を聞いて杖を剣のようにベルトからさっと引き抜くとこなんてかっこよかったですし。ハリーはやっぱり男前。
シリウスの名前の初出は13ページ♪ でもシリウスってば、ハリーに「あなたに無鉄砲なことするなんて言われるとは心外だな」なんて思われてるし……既にヘタレ公認なのね。無理に大人ぶらないで、豪快に突っ走ってくれた方が喜ばれるかもよ。
ダドリーに絡むとこなんて、ハリー黒さ爆発だな〜と思いましたが、ディメンターに立ち向かうとこはやっぱりさすが主人公。でも、これはルーピン先生のおかげだぞと、こっそりつぶやいたりもしてしまうのです。先生はまだ名前さえ出てこない……願いを込めて、ただ今第2章を解読中です。
第2章(2003.6.25)
ようやく第2章読了です。謎が謎を呼び、疑問だけを募らせて終わった感じの2章ですが……わずかなところにも萌え要素を見つけ出すのが同人女の心意気。
2章では、ハリーが生まれて初めてシリウスからもらってがっかりしたというあの手紙、これに私は色めき立ちました。
"Arther has just told us what……" 皆さん、"us"ですよ、"us"! つまりこれって、"Remus and me"ってことですよね! 一緒にいるのね、君ら!
これだけで一気に幸せになってしまうとは私もお手軽だなぁとは思いますが、うれしいものはうれしいんですよね(^^;)
第3章(2003.6.27)
ああ、素晴らしき哉、出張! 帰りの飛行機の中で第7章を読了し、更に帰宅までの間に第8章まで進みました。普段の生活の中ではこーはいきませんよね。毎日10時くらいまで働いてるもんな……
そこまで進みましたが、まずは第3章から始めなければならないでしょう。
第3章……ルーピン先生が再登場です!! きゃ〜っ(><)
ダーズリー家に閉じ込められているハリーを迎えに現れた魔法使い達と魔女達。その中にルーピン先生が! あ、マッド・アイ・ムーディーさんなんかもいらっしゃいましたけど。とにかく先生、3巻以来の再登場ですっ!
何だか前よりも更にくたびれた様子になっているようですけど、物腰柔らかな印象は健在。とは言え、ハリーを護送するためにやってきたというだけあって、なんかすごく頼もしくかっこよく思えるんですけど。
ヴォルデモートが魔法界を混乱に陥れていたときもこうして抵抗勢力として活動していたのねと思うと、更にかっこよく思えます。ああ、もう素敵っ!
ダーズリー家の人達への置き手紙を書くのも先生なんですよね。ここのハリーとの会話がすごく好き。「君の叔母さんと叔父さんが心配しないように」「心配なんてしないですよ」「君が無事だと」「あの人達はがっかりするでしょうね」「そして、ハリーは来年の夏にはあなた方の元に帰ってきますと」「そうしなきゃいけませんか?」笑うだけで答えない先生。素敵。
先生に対しては、ハリーは感情を遠慮なく出しているという気がしますね。
そして、本邦初公開、箒に乗る先生。や、描写としては全然ないんですが。ハリーの下を飛んでガードする役に。背後を守るのはマッド・アイ。この辺、ちょっと何か起こるかとドキドキしましたが、無事に彼らのアジトに到着です。タイトルテーマ、The Order of the Phoenix。それが何なのかは次章で明らかに。
第4章(2003.6.27)
さて、ハリー達が到着した「本部」と言われている場所ですが、ほとんど雰囲気としてはアジトですね。入り口は完全に隠されているようです。
アジトでまずハリーを出迎えたのはウィーズリー夫人。そして、ハーマイオニーもここにいました。隠れ穴にいたんじゃなかったんですね〜 もちろんロンも一緒です。ちびふくろうのピッグ、そしてなかなか帰って来なかったヘドウィグも。
みんなにかやの外にされていて、癇癪を起こすハリーくん。仕方ないとは思いますが、ちょっと今までの事件を全部自分の力で解決してきたかのような発言をするところが気になりますね。復活したヴォルデモートから逃げ出せたのはジェームズパパとリリーママの残像の助けがあったからこそだし、それまでだって沢山の人に助けられてきたでしょうに。でも、私があなただったらきっと怒るわと言ってあげるハーちゃんはやさしいですねぇ。巻を追う毎に印象が柔らかくなってくる気がします、彼女。
そして、ハリーの怒鳴り声を聞きつけてフレッド&ジョージ、そしてジニーちゃんも登場。相変わらずの調子の彼らがいいですね。でも、パーシーが一家と決裂してしまったとはショックでした。彼は本当は家族に対して深い愛情を持っているに違いないと思いますので、土壇場では戻ってきてくれると信じてますけど。最近彼のことが好きになっていたので悲しいです(T T)
そして、ディナーのために階下に降りていこうとしたとき、叫び出す年老いた女性の肖像画。その肖像画のカーテンを先生と一緒に(ここ重要)閉めて肖像画を黙らせたのは……待ってました、シリウス! きっとアジトにいてくれるんじゃないかなぁと期待してましたが、やっぱりそうでしたね(^^)
髪がまた長くなっているようですね。そして、肖像画の女性はシリウスの母上だと。ということは……
第5章(2003.6.27)
アジトはシリウスさんの実家でした。やっぱり金持ちのぼんぼんだったんですね、シリウスは。同人界の常識がここで事実として確定しました(笑)
そして、シリウスさんはブラック家の最後の一人なのですか。で、屋敷をアジトに開放してしまっていると。でも、ちょっと元気のない感じのシリウスさんです。なぜ?
アジトにはウィーズリー氏とビル兄さんもいらしゃいました。相変わらずクールなようです、ビル兄。
ディナーの後、ハリーに事情を説明するかどうかでウィーズリー夫人とシリウスが口論に。シリウスがハリーをジェームズと同一視しているとは、痛いところをついてきます、モリーママ。
口論の間、じっとシリウスを見つめるルーピン先生。冷静にもっともな意見を言って二人をなだめたのはさすがです。激昂して立ち上がりかけたシリウスに、"Sirius, sit down." ですし。猛犬の扱いに慣れてらっしゃる(笑)
ハリーが説明と聞くことになり、僕たちも!と騒ぐ子供達。ロンが「ハリーは僕とハーマイオニーに聞いたことを全部話してくれるよ!」と言った時、ハリーが同意してくれてほっとしましたよ。ここでまたへそを曲げたらどうしようかと。友情の危機は免れたようでよかったです。
そして、The Order of the Phoenixが、ダンブルドアがヴォルデモートに対抗するために結成した組織であることが明らかに。ですが、その活動は肝心なところでうまくいっていない様子。ヴォルデモートの復活を、魔法界の人々に知らせる、ということが。シリウスは賞金首だし、ルーピン先生は人狼だしと、自嘲気味に語る二人。うううっ。(でも、考えようによってはお似合いな二人じゃん。なーんてね) 他のメンバーは魔法省から放逐されないためには口をつぐんでいなければならないようですね。ダンブルドアでさえ、公的な地位を失うなどの妨害を受けているみたいです。
そして、ヴォルデモートの現在の行動の核心に迫ろうというところで、モリーママが遮って話はここまでということになってしまいました。
でも、何やら秘密兵器を巡っての攻防があるみたいですが……
(シリウスとルーピン先生が視線を交わすところ、確認しました。この息の合いっぷりがステキ!)