第6章(2003.6.27)
ベッドに追いやられ、得られた情報について話し合うハリー達。
ヴォルデモートの名に過剰反応するロンに、「いつになったら彼の名前を使うんだい? シリウスとルーピンは使ってるよ」というハリーがちょっと黒いですね。からかってるんでしょうけど。
翌日、屋敷のお掃除中にシリウスが見せてくれたブラック家の家系図で、いろいろなことが明らかに。シリウスは家系図から除名されちゃってるんですね。アズカバン送りになったからかと思いきや、16歳の時に純血主義を嫌って家出したんだとか。しかも、ジェームズの家に転がり込んでいたようです。そして、17歳で独立。(きっとその時はルーピン先生も同居していたに違いない!と妄想が広がります) そして、新婚のポッター家に入り浸ってお邪魔虫していたようですね。家族ぐるみのおつき合い?
そして、The Order of the Phoenixの仲間のTonksさんはシリウスの従姉妹の娘に当たるそうですが、父親がマグル出なので家系図には入ってないそうです。そのお母さんももちろん抹消。(じゃあ、先生を選んだシリウスなんて家出以前に即勘当……) そして、そのお母さんの姉妹が何とドラコ・マルフォイの母! 何と、ドラコとシリウスが親戚なの!? ……といきり立ったら、純血の一族はみんな親戚同士なんですってね。モリーママもシリウスの従姉妹だし、アーサーパパも又従兄弟のようなものらしいです。それでもやっぱマルフォイ家と親戚なんて嫌ですが。
ハリーが学校の外で魔法を使った件で魔法省で審問を受ける日が近付き、犬の姿でついて行くと言い出すシリウス。らしいですけど、それはちょっと……案の定、ダンブルドアから止められたようです。ハリーはダンブルドアが自分と会ってくれなかったことがちょっと不満のようです。
次章はいよいよ明らかになる魔法省の実態。
第7章(2003.6.29)
私はハリポタはファンタジーとしてというよりも人間ドラマ的に読んでいるので、あんまりいかにも不思議めかしたものの描写なんかには注目していないのですが、魔法省がいかなる場所なのかは知りたいと思ってました。だって、いろいろパロを考えるには必要なんですもの。
さてさて、審問のために魔法省へ赴くハリーですが、アーサーパパが案内をしてくれます。魔法を使うよりも印象がいいだろうということで(未成年の魔法不法使用の審問な訳ですから)地下鉄でロンドンの中心部へ向かいます。とある駅で降り、なぜか電話ボックスの中へ。女性の声のガイダンスに従って名前と用件を伝えると、電話ボックスが地下へ潜っていきます。それが魔法省の入り口だった訳ですね。魔法省はロンドンの地下にあった訳です! てーことは、外観というのものは存在しないのかしら? うーん、今まで書いてきたものをちょっと見直さなければ…… 地下のホールには、フルーパウダー使用者のための暖炉が沢山設置されているようですね。一般的に通勤に使われているようです。アーサーパパは「姿現し」で通勤なさるようですが。この2つの方法が主流なんでしょう。ふむふむ。
そして、マグルの噴水みたいにコインが投げ込まれている黄金像の噴水の前を通り、黄金のゲートを通ります。ハリーはここで杖をセキュリティに預け、エレベーターへ。エレベーターには人間以外に、独りでに宛先のところへ飛んでいくメモも乗っているようです。(式神みたいですね〜) アーサーパパのオフィスのある会はオーラーの本部もあり、指名手配犯シリウス・ブラックの写真がこれでもかこれでもかと貼られているようです。ポッター夫妻の結婚式の写真もあるの? これじゃあシリウスはうかつに外に出られませんね。
アーサーパパのオフィスはすごく狭そう…… そこで審問の始まる時間を待っていたハリーに、審問の時間と場所が変わったという情報が! ファッジさん、やることがせこいですね〜 慌てて審問の場所に向かうハリーとアーサーパパ。何とかたどり着いたところで以下次章。
第8章(2003.6.29)
この章ではフルネームに注目。
審問の行われる場所は、ペンシーブで裁判を見たのと同じ場所でした。何だか威圧的で仰々しく、いやーな感じです。パーシーが書記をしてるんですが、全然ハリーの方には目を向けてくれないし(T T)
さて、審問を始めるにあたって、ハリーのフルネームが読み上げられます。"Harry James Potter" これって、ミドルネームもシリウスさんがつけたんですかね? それとも男の子は慣例的に父親の名前になるのかしら? ついでにパーシーのフルネームも。"Percy Ignatius Weasley" すごいミドルネームですが、Percyが愛称ではなく正式名であることが明らかになりましたね。Percivalの略なのかと思ってましたが。それはダンブルドアのフルネームの中にありましたね。長いので書きませんが。
ダンブルドアはハリーの弁護人として登場です。審問の時間を変えたのは、ダンブルドアに弁護をさせないためという企みもあったのですね〜 ほんとファッジはやることがせこいです。証人としてフィッグさんも登場し、ハリーがディメンターを撃退するために魔法を使ったことを証言してくれます。
すったもんだありましたが、ハリーは無事に無実を勝ち取りました。(シリウスもルーピン先生もいないもんですから、この辺結構飛ばし読みです)
ダンブルドアは、ハリーのことを一度も見ないまま立ち去ってしまいました……
第9章(2003.6.29)
お待ちかねの第9章です。
パーシーとアーサーパパの確執とか、ルシウス・マルフォイの暗躍とか、気になることはいろいろとあるんですが、やはりこの章はシリウスとルーピン先生が中心でしょう!
ハリーが無実を勝ち取ったことをみんなが喜んでくれますが、シリウスは次第に不機嫌に。ハリーが自分のそばからいなくなってしまうことがつらいんですね。この辺で、先生に一喝されてそうな気がします。
もうすぐ新学期が始まるという頃になって、ホグワーツからの手紙が届きます。毎年恒例の新しい教科書リスト。新任のDADA教師は決まったようなんですが……いったいどんな人? 今度こそスネイプ先生だったりして!(それにしても呪われた教科です。一人は解雇、一人は死亡、一人は記憶喪失、一人はトランクの中に9ヶ月間監禁! あーあ、ルーピン先生が返り咲いてくれないかなぁ。でないとホグワーツに行ってからは楽しみがなくなっちゃう。でも、一人残されたらシリウスがそれこそ大変そうですが)
で、ここで驚きべきことが。何と、ロンがハーマイオニーと一緒に監督生に! マジですか!? ロンびいきの私ですが、悪いですけどこれは何かの間違いだと思ってしまいました。彼って根はハリーよりよっぽど真面目なんではないかと思いますが、みんなを指導するってタイプには思えないんですよね〜 でも、本当なようで。ハリーがまた黒い考えに陥りそうになってますが、最後は一緒に喜んであげられたようでよかったです。この子、最近ちょっと心配ですわ……
モリーママが大喜びでお祝いのパーティーを開いてくれるのですが、その場で衝撃の事実が明らかに。シリウスもジェームズも罰則ばかり受けていて監督生にはなれなかったそうですが、何とルーピン先生は監督生だったんですね! ワーオ! 何だか私、ものすごくよくできたファンフィクションを読んでいるかのように錯覚しそうですよ。学生時代の彼らがこれでぐっと具体的になってきましたね。
そして、ムーディーに以前のThe Order of the Phoenixの写真を見せられ、悲惨な運命を辿った人々が何も知らずに笑っている姿を見てショックを受けるハリー。ムーディーさんはただ、ハリーの両親や昔の仲間達を見せてあげようとしただけなんでしょうけどね。
ハリーは荷造りが終わってないと言い訳し、自分の部屋に戻ろうとしますが、その途中で泣いているモリーママを見つけます。ボガードを退治しようとしていたのですが、ボガードは彼女の家族の死体の姿になるのですね。何度も"Riddikulus!" と叫ぶモリーママ。胸の痛むシーンです。
そこに駆けつけるのは我らが先生ですよ! やっぱり先生に対してはボガードは月になるのですね。ですが、あっさり撃退。かっこいいです! そして泣いているモリーママを慰める先生がまた素敵で…… 命がけの戦いをしていることは確かでしょうに、やさしく笑って誰かを励ませる先生はほんとに強いな、と思います。この人ってば、ほんとになんて人なんでしょうね! うわ、もう、この人の存在そのものがもう貴重すぎてどんな言葉も及ばないという気分です。
シリウスさんのちょっと皮肉っぽい台詞もらしくていいです。「パーシーのことなら心配いらない。彼は戻ってくるさ。ヴォルデモートが動き出すのは時間の問題だ。そうしたら、魔法省は俺たちに許しをこいに来るさ。俺がやつらの詫びを受け入れるかどうかはわからないけどな」って感じでしょうか? ……シリウスさん、それって結構本気? 次の先生の台詞はちょっと冗談めかした雰囲気なので、シリウスさんのこれも冗談交じりなんだろうって気はするのですが……先生がフォローしてくれたのかも。
ハリーもどうやら気持ちを持ち直した様子。いよいよ物語は新たな展開を迎えそうな気配です。
第10章(2003.7.2)
昨日はついつい勢いがついて午後10時半まで残業してしまいましたが、帰宅後なんとか第10章は読み終えました。ああ、これでやっと感想が書ける♪
第10章ではとうとうハリー達はアジトを離れてホグワーツへ。ハリーはまた学校に行けるのがうれしいようですが、シリウスもルーピン先生もいない場所に行くのがうれしいというの、ハリー!?と、私はちょっと恨み節。
シリウスさん、犬に変身してお見送りです。しかし、はしゃいで走り回ったり、うれしそうに吼えたりと、ほとんど真性の犬状態なんですけど……いくらアニメーガスは変身すると精神的にも変身した動物のようになるとは言え、大人の分別はどこにいっちゃったの、シリウスさん? リー・ジョーダンに「いい犬だね」と褒められてしっぽ振ってますし……ホグワーツ特急が動き出すと追いかけて走り出しますし……(きっとそのままついて行きたかったに違いない) もうちょっと人らしく振る舞ってよ、シリウスさん。
お見送りにはムーディーさんもウィーズリー夫妻もTonksさんも、もちろん先生もいらしてくれました! 時間がなくて慌ただしいお別れでしたけど、先生がハリーの肩に手を置いて「気を付けて」というところにはしんみり。ああ、もうしばらくは先生にお会いできないかと思うと悲し過ぎる……(私が)
さていつものホグワーツへの小旅行かと思いきや、ロンとハーマイオニーは監督生のコンパートメントに行かなくてはいけないのですね。がっかり。ジニーちゃんはハリーと二人でうれしいかな? でも、もう大分うち解けて、一方的に熱を上げる感じではなくなったようですが。
ネビルも再登場。誕生日にもらったという植物をみせてくれます。これ、今後の鍵になるかもしれませんね。いろいろ効能があるみたいです。
そして、同じコンパートメントに乗り合わせた、かなり変わった感じの女の子、Luna Lovegood。彼女が逆さまに読んでいたThe Quibblerという雑誌が第7章からの伏線だったみたいですが、彼女自身も何かありそうな感じです。実はすごい力を持ってたりするのかな……
ドラコも毎度お馴染みのご挨拶(?)にやってきました。彼はスリザリンの監督生になったそうですね。さもありなん。そしてドラコとの舌戦の後、ハリーはルシウス・マルフォイが犬の姿をしたシリウスに気付いていたら……と、急に不安になります。アジトのみんなが危険かもしれない!
そうこうしているうちに特急はホグズミード駅に到着。でも、いつもは1年生をつれに来ているはずのハグリッドがいない! やはり、巨人族の説得のために奔走しているのでしょうか? それとも……
そして、勝手に動くはずの馬車を、骸骨の馬のような奇妙な生き物を引いています。でも、それが見えるのはハリーとLunaだけ。なぜ?
いろいろと引きを残して第10章終了です。