第11章(2003.7.6)
さて、ようやっと第11章読了です。
ハグリッドは先生達の席にもいなくて、心配するハリー達。
そして、またしても驚愕の事実が! 新しいDADA教授は、ハリーの審問でファッジの肩を持っていた魔女じゃないですか! 蛙みたいな顔をしているという……
組み分け帽の歌までがいつもとひと味違い、4人の創設者達の不和のことを語り、警告を発します。何やら波乱含みの学期始めですね〜
その新しいDADA教授、Professor Umbridgeはダンブルドア校長の挨拶を遮って演説をします。その内容は立派な教育的な発言のように装ってはいるものの、ハーマイオニーちゃんが分析したことによると、魔法省がホグワーツに干渉しようとしているということだと。ここ、全然わかってないのんきなロンと、考え深いハーマイオニーちゃんの対比で、いつもながら絶妙の会話を繰り広げています。ハリーは何も言ってませんが、やっぱりハーマイオニーと同じように感じていたでしょうね。実際に魔法省でひどい目にあってきてる訳ですし。
そして晩餐が終わり、1年生の案内をしなければならないロンとハーマイオニーと別れ、ハリーは一人で寮に戻るのですが……あちこちでひそひそと噂され、後ろ指をさされ、またイライラしてくるハリーくん。寮に戻ったら戻ったで、ハリーとは関わるなと母親に言われたらしいシェーマスくんと大げんか。ハリー、気持ちはわかるが友達の母親を悪く言っちゃいけないよ。普段は自分の親に文句ばっかり言ってる子供でも、人から悪く言われるとものすごく頭にくるもんだからね。
ここでロンが味方してくれるのはもちろんとは言え(しかし、「罰則を受けたくなかったら口の聞き方に気を付けろ!」なんて、あなたったら……そういうことはもうちょっと監督生らしくなったらおっしゃい)、ネビルの発言がよかったですね。やっぱりおばあちゃんのことが出てくるとは言え、イマイチ危機感なさげなロンよりもよほど現状をわかってるんじゃないでしょうか? やっぱりご両親のことがあるからなんでしょうね。でも、今後彼は急成長しそうな予感がしますね。ロンも頑張らないと足下すくわれちゃうぞ!
第12章(2003.7.12)
昨日の疲れを引きずって、今日は朝9時半に目は覚めたのに30分起きあがれませんでした。重傷だ〜
なので休み休みでしたが、何とか第12章を読了しました。
グリフィンドールの新キャプテンはアンジェリーナなんですね! かっこいいな〜 さて、ウッド卒業後のキーパーはいったい誰になるんでしょう……
5年生の最初の授業開始。OWLのある年なので、先生方は皆一段と厳しくなっています。Orderの仲間になったというのに、スネイプ先生のハリー攻撃も健在。またハリーの鬱屈が深まっているようです。この子、プライド高いですよね〜 スネイプ先生は、「あのジェームズ・ポッターの息子がこの程度とは嘆かわしい!」とか思ってたりして。
そしていよいよ魔法省からの回し者、Umbridge先生の授業。ハーマイオニーを初めとしてみんな反発感バリバリなんですが、私としてはルーピン先生を馬鹿にされて怒るディーンがうれしかった! ルーピン先生ファンクラブ会長の座は健在なのですね! 今まで一番いい先生なんだ〜(^^)
ハリーくんは嘘つき呼ばわりされ、罰則を食らってしまいました。そしてUmbridge先生からマクゴナガル先生宛の手紙を渡され、先生のオフィスへ。ここで、いつもの厳しいマクゴナガル先生の態度が崩れて、ハリーへの気遣いを見せるところが泣かせますね〜 彼女もUmbridge先生には含むところがありそうです。
今日は1日中だるくて頭が痛かったので、第13章の途中までしか進みませんでした〜 せっかくのお休みだったのになぁ。
明日はちょっと出勤するつもりなのですが、つらかったら早く帰って来ようと思います。システム担当の人がいないから、重要な仕事ができないし。
まだまだ忙しい日々は続きそうです……
第13章(2003.7.13)
今日も午後から仕事でしたが、昨夜のうちに第13章は読み終えました。
Umbridge先生の罰則、かなり陰惨な感じですね〜 自分の血で文字を書くペンですかっ? しかもかなり痛そう。怖い〜
それにしても先生によって部屋は様変わりするもので、今回のDADA教授の部屋は少女チックな悪趣味空間のようです。ここでハリーは今までの先生方の部屋がどんな風だったかを回想しているんですが、やっぱりルーピン先生のお部屋が一番楽しげですよね。ああ、復帰していただきたいな〜
過酷な罰則、山ほどの宿題のおかげでグロッキー状態のハリーくん。重要なグリフィンドールチームの新キーパーを決める審査にも行けません……
そして、ある夜罰則から戻ってきたハリーは、箒を持ったロンに遭遇。グリフィンドールのキーパーになりたくて、密かに特訓中だったのですね〜 私は前々からロンにも何か自分に自信が持てるようなことがあればいいと思っていたので、これはもう絶対応援しますよ! 兄たちに対するコンプレックスが解消されれば、彼はきっと大きく成長してくれると思うんですよ。がんばれ、ロン!
その大事な審査の日も、ハリーは罰則で痛みに耐えながら書き取りをしなければなりません。しかも、書かされるのが"I must not tell lies"って……真実を言ったが故に罰則を受けてるっていうのに! 書き取りをしながらも審査が気になり、ちらちらと視線を向けるハリー。下手なキーパーを見て、あれがロンじゃないといいなと思ったり…… ですが無情にも夕闇が訪れ、競技場は見えなくなってしまいます。
そして、とうとう罰則が終わり、Umbridge先生に手の状態を確認された時、ハリーの額に痛みが! と言うことは、Umbridge先生は魔法省の回し者であるだけでなく、ヴォルデモートともつながりがあるのか!?
新たな疑惑に気もそぞろなハリーですが、寮に戻るとロンがキーパーに選ばれたお祝いが行われていました。よかったねぇ、ロン! ハリーには悪いですが、私はこれがうれしかったので、Umbridge先生の疑惑は深く考えてませんでしたよ(^^;)
そして、お次はタイトルを見て私が楽しみにしていた第14章です。
第14章(2003.7.14)
今日は月の障りで、立っても座ってもしゃがんでもつらく、頭が朦朧とするうえ吐き気までするので、早めに仕事から帰ってきました。それでも家に着いたら9時でしたけど。
でも14章は昨夜のうちに読み終えました。やっぱり章タイトルに惹かれて。
実は私、パーシーが結構好きなんですよねー。以前SSでものすごくいいお兄ちゃんぶりを発揮させちゃったし。なので、今回のパーシーの手紙がちょっと残念でした。まあ、弟思いなところは健在なのかなぁという気がしましたけど、ハリーのことを悪し様に言うのがひどすぎる〜 しかも、権力指向ばりばりなのが更に強まりましたね。お兄ちゃん、お願いだから家庭の幸せも顧みてちょうだい(T T)
ロンは初めてのクィディッチ練習がうまくいかなくてかわいそうでしたね。せっかく勉強を投げ打ってハリーと練習してたのに〜 クァッファルを顔面に食らってしまったケティはもっとかわいそうですが。女の子の顔に〜
さて、そんなロンに同情したのか、ハーマイオニーがロンとハリーの宿題を手伝ってあげていると、ハリーが暖炉の異変に気付きます。
待ってました、シリウス登場! 4巻の時のように、暖炉の中で頭だけが洗われました。章タイトルからして犬の姿かと思いましたが、ちゃんと人間でしたね。シリウスはUmbridge先生がデスイーターとは思われないと語るのですが、その理由が全ルーピン先生ファンを怒らせるものでしたね。何と、反人狼法案を立案したですと!? 許せねぇっ! もっとUmbridgeが嫌いになったというハリーくんですが、もっともだ!
更にシリウスが言うには、ファッジが自分自身の軍隊をつくってダンブルドアに対抗しようとしているということです。ファッジがホグワーツの生徒にDADAを学ばせないようにしているのは、魔法省に抵抗する力を持たせないためでは……
ハグリッドについての情報はシリウスも持っていないとのことですが、マダム・マキシマムからの連絡は来ているらしいです。ハグリッド不在の真相もそろそろ明らかにされるのでしょうか?
それにしてもシリウスってば、ハリーに犬に変身して会いに来るのを止められたからって、「君は思っていたよりお父さんに似ていないな」だなんて、大人げないですね! ハリーにとっては、自分がお父さんに似てることが重荷に感じられることもあるでしょうけど、心の拠り所ってこともあると思うんですよ。なのにシリウスってば! きっとルーピン先生に聞かれたら怒られますよ〜
そこで、ちょっとフォローの小話を。
「君は思っていたよりお父さんに似ていないな。ジェームズは危険を楽しんでしまうような奴だったぞ」
「じゃあ、僕のお母さんは?」
「リリーは……彼女の前からは危険も裸足で逃げ出すような人だったよ……」
私のイメージのリリーさんは最強です。
第15章(2003.7.20)
昨日の公約通り、第15章を読み終えましたので感想いきまーす(^^)
パーシーがお手紙でほのめかしていた魔法省の重大発表は、Umbridge先生をホグワーツのHigh Inquisitorにするというものでした。「高等審査官」とでも訳せばよろしいのでしょうか? 中世の宗教裁判官を意味する言葉らしく、何やら物々しいです。このことは日刊予言者新聞に載っていたのですが、記事の中でルーピン先生やハグリッドを雇ったことでダンブルドア校長が非難されてたのが許せねぇっ! ルーピン先生は今までで最高のDADA教授だぞ! それを〜っっ(確かにムーディー先生が偽者だと気付かなかったのは失態だと思うけどさ)
最初にUmbridge先生の審査を受けることになったのはトレローニー先生。好きな先生じゃなかったけど、この時ばかりはちょっとお気の毒に。
そして、Umbridge先生の授業でまた先生に意見したハーマイオニーちゃんが減点されたことに怒ったハリーくん、先生に盾突いて再び罰則をくらってしまいました。あの血で文字を書く恐ろしい罰則ですよ……今回のダンブルドア校長、どうしてこんなことを黙認してるんでしょうね? 元々普段はあまり姿を現さない人ですけど、ここぞという時には登場しておいしいところをさらっていく方なのに……気になりますね。
ハリー、マクゴナガル先生にも自制ができていないことを怒られて減点され、踏んだり蹴ったり。
次なるUmbridge先生の審査対象はそのマクゴナガル先生。トレローニー先生の時のようにペースを乱されず、きっちり授業をしたのはさすがですね。そして、マクゴナガル先生が教師歴39年であることが判明。……まあ、魔女は普通の人間より長命らしいですからねぇ。
その次はGrubbly-Plank先生。でも、先生自身への審問というより、ハグリッドのことを探るのが目的だったみたいですね。10日以内に出るという審査結果も気になるところです。
ハリーがあのおぞましい罰則から帰ってきますと、ハーマイオニーとロンが待っていてくれました。傷に効くMurtlapなるもの(動物? 植物?)から採る薬を用意して。ハーちゃんはいい子だねぇ。
そこでハーちゃん、自分達で闇の魔術に対する防衛術の訓練をしようと提案。そのためには先生が必要だと。
それを聴いて真っ先にハリーの口から出たのがルーピン先生の名前だというのがうれしいですね〜(^^) たとえ3人限定でも、ルーピン先生が授業する姿がまた見られるならそれ以上の望みはないんですが……やっぱり駄目ですか。ホグズミード休日のときだけでも私は充分なんだけどなぁ。お名前が出てきただけでも幸せなのでいいんですが……ああ、早く再登場してくれないかなぁ(T T)
ハーマイオニーが先生に最適だと名前をあげたのはハリーでした。
まあ、根拠はわからないでもないんですが、ハリーくんはまた切れてしまいます。自分が数々の危険をくぐり抜けてこられたのは幸運だっただけで、君達はそれがどんなに大変なことだったかわかっていないと。
ハーマイオニーはハリーの剣幕に圧されながらも、「私達はヴォルデモートと対決するのがどんなことなのかを知る必要があるの」と言います。この時、初めて彼女は例のあの人を名前で呼んだんですね。それでハリーは我に返ります。
ここでちょっと私は、ハリーとハーマイオニーのカップルというのもいいんじゃなかなぁと思ってしまいました。世間ではロンハーが主流ですし、私はそもそもハリロンからこの世界に入った人間なんですが。ハリーと一緒に戦っていけるのは、やっぱりハーマイオニーなのかなぁ、と。や、3人が力を合わせてくれるのが一番いいんですけどね。
その日の夜、ハリーはまた暗いを廊下を通って鍵のかかったドアにたどり着く悪夢を見ました。そして、傷が痛んで目が覚める……これはやっぱり何かの予知夢なのでしょうか? 4巻冒頭ではハリーは実際におきたことを夢で見ていますし。ハリーの夢にはいつも何かありますよね。