第26章(2003.8.28)
旅行中(花巻に一泊で行ってきました)は夜が暇になりがちなのでゆっくりハリポタ5巻を読むつもりだったのですが、異常に眠くなってしまってあんまり進みませんでしたよ。夕食に飲んだワインとビールがまずかったのか、日頃の寝不足のせいか……
ともかく、26章の感想いきます。
インタビューを終え、城に戻ってきての夕食時、ハーちゃんにチョウと何があったのかと訊かれ、ハリーは彼女が走り去ってしまった事情を話します。
ハーちゃんはハリーの話を聞いて「気が利かない」と評します。もっと違った言い方をすれば彼女も怒らなかったのに、と。「私がどんなに醜いとあなたが思っているかを言ってもよかったかもね」「でも、君が醜いとは思わないよ」「ハリー、あなた、ロンよりもひどいわ」 ……ばっさりですね。
ロンは「君は本を書くべきだよ。男の子が女の子がする奇妙なことを理解できるように」とか言ってます。いいコンビ?
クィディッチでは、相変わらずロンはスリザリンの悪質な嫌がらせのせいで実力が発揮できず何度もゴールを許してしまいます。でも、ジニーちゃんがスニッチを取り、かろうじてグリフォンドールが勝利しました。
ジニーちゃんは、ハリーにクィディッチが禁止されているのはUmbridge先生がいる間だけだと励まし、ハリーがチームに復帰したらチェイサーをやりたいのだと言っていました。この子、ほんといい感じになってますよね〜 今後も活躍してほしいな。
さて、とうとうハリーのインタビュー記事が載ったThe Quibblerが発行され、大反響を引き起こしたようです。ハリーのもとに次から次へと読者からの手紙が届けられます。もちろんそれはUmbreidge先生の知るところとなり、The Ouibblerを所有している生徒は退学というとんでもない校則ができていしまいました。他の先生方はハリーの肩を持っているようで、フリットウィック先生なんてこっそりお菓子をくれたり、トレローニー先生はハリーが魔法省大臣になり、12人子供が生まれると予言したそうです。
でも、ハリーが一番幸せだったのは、チョウちゃんと仲直りできたこと。頬にキスされたりしてましたよ〜 それから、シェーマスがハリーのことを信じると言ってくれたこと。友情復活、よかったですね。
しかしその夜、ハリーはまた自分がヴォルデモートの視点に立っている夢を見てしまいます。Rookwoodという、アズカバンから脱獄したデス・イーターと話している夢。Averyというデス・イーターがBode氏を操って秘密兵器を手に入れようとしたけれど失敗し、ヴォルデモートの命令でRookwoodがAveryをつかまえに行ったようです。
ハリーは自分の悲鳴で目を覚ましました。ロンもたいへんだ、悪夢にうなされ続けるハリーに振り回されて。
しかも、ハリーはOcclumencyの訓練でスネイプ先生にまたヴォルデモートの夢を見たことを知られ、進歩がないとイヤミを言われてしまいます。それで奮起したのか、ハリーはスネイプ先生に反撃することができます。それで、どうやら逆にスネイプ先生の記憶読み取ってしまったようです。両親が不仲であったらしい暗い少年時代……気になりますね〜
ですが、その後はまたうまく行かずにスネイプ先生に叱られ、ハリーはどうしてあなたはヴォルデモートを呼ぶときにデス・イーターのようにThe Dark Lordと呼ぶのかとやり返して……ですが、スネイプ先生が返答する前に騒ぎが起こり、この話は中断となります。
騒ぎとは、Umbridge先生がトレローニー先生を追い出そうとしていたんですが、 そこへダンブルドア校長が久々に登場。トレローニー先生を引き止めてマクゴナガル先生に託し、Umbridge先生には替わりの予言学の先生は既に見つかっていると告げます。その替わりの先生とは、何と1巻に登場したケンタウロスのフィレンツェでした。
というところで26章は終了です。
第27章(2003.8.29)
では、ハリポタ5巻27章の感想いきます。
ケンタウルスのフィレンツェの授業は、森の中のように作り替えた教室で行われました。星の運行から未来を読むといったもののようです。
一方、DAの特訓の方はパトローナスの召還に挑戦です。チョウちゃんのパトローナスは白鳥で、ハーちゃんのは……カワウソ? どういう理屈で決まるんでしょうね、パトローナスの外見って。
そこに、突然ドビーが警告に現れました。Umbridge先生が彼らの秘密の特訓のことを知り、現場を押さえようとしていると! ハリーの指示でみんなバラバラに逃げるのですが、ハリーはマルフォイの罠にかかってつかまってしまいました。
ハリーはUmbridge先生に校長室へ連れて行かれるのですが、そこには既にダンブルドア校長とマクゴナガル先生、魔法省大臣のファッジ、秘書のパーシー、オーラーが二人(内一人はフェニックス騎士団の仲間のKingsley Shacklebolt)いました。ハリーはダンブルドア校長に目配せされ、自分は校則に違反してはいないと言い張ります。
密告者はチョウの友達のミリエッタだったのですが、証言のために連れて来られた彼女はしゃべれなくなってしまっていました。ハーちゃんが連名状にかけた魔法の威力?
ですが、Umbridge先生にその連名状を押さられてしまっていたのですね。絶体絶命……と思いましたが、ダンブルドア校長がそこに書いてあるようにPotter's ArmyではなくDumbledore's Armyだと言ってファッジにダンブルドアが魔法省に対抗すべく生徒達を訓練しようとしているのだと思いこませ、ファッジ達を魔法で気絶させ、マクゴナガル先生に後のことを託して姿を消してしまったのでした。以下次章!
第28章(2003.8.30)
続けて28章の感想もいっときます!
ダンブルドア校長失踪により、とうとうUmbridge先生が校長となってしまいました。マルフォイに'Inquisitorial Squad'などという、他の寮の生徒も減点できる役職を与えてしまいますし……どんどん暗黒時代に突入しつつあります、ホグワーツ。
そんな中、ハリーはUmbridge先生の呼出を受けます。Umbridge先生はハリーにしきりに飲み物をすすめますが、ハリーは咄嗟にムーディーのことを思い出し、飲んだふりをします。Umbridge先生はハリーにダンブルドアの居所とシリウスの居所を白状させようとするのですが、ハリーは知らないと言い張ります。その時、フレッドとジョージが学校中で花火を仕掛けて爆発させ、Umbridge先生は対応に追われることとなります。双子のことですから、半端じゃない仕掛け花火なんですね。他の先生達も、自分達にはその権限がないからと言って対処せず、Umbridge先生孤立無援状態。「こんなはずでは……」という気持ちだったでしょうね。
さて、ハリーはチョウとミリエッタのことで口論になり、その直後にスネイプ先生とのOcclumencyの特別訓練が。練習なんて全然していなくて内心焦るハリーですが、そこへマルフォイがUmbridge先生がスネイプ先生を呼んでいると言いに来て、訓練は一時中断となります。
そのまますぐに寮に戻ればよかったのに、ハリーはスネイプ先生のペンシーブが光っているのを見て、好奇心を抑えられなくなってしまったようです。
そして、スネイプ先生の記憶をのぞいたハリーは、15、6歳のときの自分のお父さんの姿を見ることになるのです!
もちろんそこにはシリウスもルーピン先生もピーターもリリーさんもいて……何だか私、またすごくよくできたファンフィクションを読んでいるような気分になってしまいました。だって、ジェームズとシリウスが試験が終わってサムズアップをしたり、ジェームズがスニッチと戯れていたりするんですよ! しかも、例のコードネームで呼び合ってるんですよ! 彼らの会話がまたもう……あ〜、ドキドキした!
そして、やはりジェームズは黒かったのです。シリウスが「退屈だ」と言ったところ、ジェームズはそばにいたスネイプ氏にちょっかいを出すんですね。何か、もうこれはいじめなんじゃないか?という勢いで。それでリリーさんに怒られたりしているんですよ。(ルーピン先生は我関せずで本読んでましたね……)
そんなお父さんの姿を見てハリーはもちろんショックでしたが、自分の記憶が見られたことを知ったスネイプ先生の怒りもいかばかりであったか想像に堅くないでしょう。ハリーはもう二度と来るなと言われてスネイプ先生の部屋を追い出されてしまうのでした。
いや〜、いろいろと感慨深い章でしたね。
第29章(2003.8.30)
さて、29章の感想です。
自分が思い描いていたお父さん像がガラガラと崩れてショックを受けたハリーくんは、何とかしてシリウスと話をしたいと思います。それを知ったジニーちゃんが、本当に話したいのなら方法は考えられると言ってくれます。どうやら、フレッドとジョージに何か企みがあるようなのですが……
ここで、ジニーちゃんはハリーにモリーママから届いたイースターエッグのチョコレートを持ってきてくれるのですが、ハリーはそれを食べながらルーピン先生のことを思い出してるんですね〜(ディメンター対策のチョコレートのことに関してなんですが) やっぱりチョコレートと言えばルーピン先生なんですね。
ハリーにシリウスと話をさせてあげるためのフレッドとジョージの作戦とは、彼らが騒ぎを起こしている間にハリーがUmbridge先生の部屋に侵入して暖炉を使う、というものでした。ハーマイオニーは当然反対しますが、ロンはハリーがそうしたいなら彼が決めることだと言って支持します。そんな弟の態度にうれしげなお兄ちゃん達。
さて、その決行の前にハリーはマクゴナガル先生との進路相談です。そこにはまたしてもUmbridge先生が同席していました。ハリーは本気なのかどうなのかわかりませんがオーラーになりたいと言い、マクゴナガル先生はそのためにはどんな教科を重視すべきかのアドバイスをしてくれるのですが、Umbridge先生は間違った希望を持たせるなとか、魔法省はポッターを雇用するつもりはないとか難癖をつけてきます。既に論点はハリーの進路ではなく女の戦いになってしまってますね。ハリーが退出した後も言い争いは続いていたようです。
その後、最後の授業が終わり、とうとう作戦実行です。ハリーは透明マントを隠し持ってUmbridge先生の部屋へ。ハーちゃんは最後まで止めようとしてましたけどね。ここ、ロンがちょっとかっこよかったですよね。ハリーが自分で決心すべきだと言ってハーちゃんと止めるんですよ。結構成長してきたか?
さて、Umbridge先生の部屋に忍び込むのに成功し、暖炉でフルーパウダーを使います。と言っても移動するのじゃなくて、顔だけ現れるあれですね。
つながった暖炉はシリウスの家のキッチンにあるものだったのですが、そこにいたのはシリウスではなくルーピン先生でした! やっぱり任務がないときは一緒に暮らしてたんですね? そう思っていいですね? うわぁ〜、シリル者にとってはこれ以上ない萌えポイントですよ!
しかし、あんまりおいし過ぎて呆然としてしまうってのもあるんですよ……ひねくれ者の同人屋としては、火のないところに煙を立てるべく、爪の先に灯を灯すような思いをして萌え要素を追求するということに喜びを見出すものなんですよね〜 まあ、素直に嬉しい気持ちもあるんですが。
で、ルーピン先生がシリウスを連れてきて、一緒に暖炉の前に膝をついてハリーと話します。二人そろって……ここもポイントですね〜
ハリーがペンシーブで見たことを聞いて、最初何とかジェームズを弁護しようとする二人。ハリーに「でも、お父さんはあなたが退屈だって言っただけでスネイプを攻撃した」と言われ、慌てて"I'm not proud of it."と返すシリウスさん。それを自慢にはしないよってことでしょうか? 反省してる? そんなシリウスさんを横目で見て、先生は「君のお父さんとシリウスは何をするのも学校で一番で、みんなが彼らを一番かっこいいと思っていた。彼らが時々我を忘れることがあっても」と言い、「俺たちが時々ちょっと傲慢でもってことだろ」とシリウスが返して、先生は微笑むんですよ。ここからは和気あいあいと思い出話をするというムードになってくるんですが(何かみょーにシリウスと先生はあまーい雰囲気で……)、スネイプ先生が特別授業を止めてしまったという話をすると、シリウスは「俺が行ってスネイプに一言言ってやる!」といきり立ってしまい、ルーピン先生に引き止められてました。で、先生は「誰かがスネイプに話に行くなら私が行くよ」とおっしゃっていました。先生もハリーの保護者を自認してるって感じですね。
足音が聞こえてきたために会話は中断となり、ハリーは慌てて透明マントを被ります。足音の主はフィルチで、彼はフレッドとジョージを罰するための書類を取りにきたんですね。二人は学校中の廊下を水浸しにするという騒ぎを起こしたようです。
ですが彼らは全然悪びれず、フレッドが「そろそろ俺たちの才能をリアルな世界で試す時だと思わないか?」と言い、ジョージが「もちろん」と答え、杖を掲げて"Accio broom!" 彼らの箒はUmbridge先生の部屋の扉を破って二人の手に収まり、二人は「デモンストレーションしたPortable Swampをお求めなら、ダイアゴン横町23番地のWeaslers' Wizarding Wheezesへ!」と言い残して飛び去ってしまうのです。かっこいい!(そう言えば私、以前別サイトで双子がダイアゴン横町にお店を持っているとう設定で小説書いたことがあるんですが、実現しちゃいましたね……)
というところで以下次章!
第30章(2003.8.30)
続けて30章の感想にまいりましょう。
フレッドとジョージに触発されてか、ホグワーツではUmbridge先生に反抗すべくいろいろと悪さをするのが流行ってしまったようです。彼らがいろいろいたずらグッズを売っていたせいもあるんでしょうね〜
ロンはフレッドとジョージを止められなかったことでモリーママからどんなお叱りを受けることかと気にしていて、ハリーはとうとう彼とハーマイオニーに自分がフレッドとジョージにトリウィザードカップの賞金をあげたのだと打ち明けました。ロンは無邪気に自分が怒られないですむと喜んでましたが(ハリーに対してはモリーママは甘いですしね)、ハーちゃんは内心あきれてしまったんじゃないかと思います。でも、ハーちゃんが言ったのはまたOcclumencyの訓練を受けるべきだということでした。二人には黙っていましたが、ハリーはまだDepartment of Mysteriesの廊下の夢を見続けていたんですね。でもOWL試験も近付いているので、後回しにしてしまっているというのが現状のようです。
さて、そんな中でクィディッチのファイナルマッチの日が来ました。グリフィンドールはレイブンクローに勝てば優勝できる、という状況です。
そんな大事な試合の最中に、ハグリッドが現れてハリーとハーマイオニーにこっそり一緒に来てほしいと言います。一体何なのか、ハグリッドの身に何か重大な危機がせまっているのか……とかなり心配してしまったのですが、実はハグリッドは巨人族のもとにいた自分の弟を連れ帰って禁じられた森の中に隠していて、もし自分が学校をクビになったら彼のことを頼みたいと二人に言ってきたのですね。英語を教えてやってほしいと。かなり凶暴で、話の通じなさそうな相手にたじたじの二人ですが、ハグリッドのことを助けると約束してしまったのでそれを裏切る訳にもいきません。重い気分で競技場の方に戻ると試合はもう終わったようで、観客が出てくるところでした。
そして、またあの"Weasley is our King."という歌が聞こえてくるのですが……私もなかなか気付かなかったのですが、歌詞が変わっているんです。"He didn't let Quaffle in" ということは……
そして、"WE DID IT! WE WON!"というロンの声が聞こえ、彼の手にはクィディッチカップが! やりましたね! でも、ロンの活躍をちゃんと描いて欲しかったな〜
では以下次章。