2001/12/26  やっぱり私は向いている



睡眠時間は体質的に短くなったのかもしれない。
それはそれでついてる。仕事が仕事だし。

今日から私の仕事はコスプレバブ嬢。
昔キャバクラで働いていたとはいえやはり緊張していた。制服であるナース服を着て、 ナースキャップを付けて。この仕事の事を話した友達に「絶対に似合う」と云われていたが、 自分でも結構似合ってると思って笑えた。友達にも云われていた事だが、なんか私のナース姿は ちょっとエロかった。まぁミニスカのナースだから当たり前だけど、私の顔の所為でもあるだろう。 私の顔はエロいらしい。普通の女の子は殆ど着る機会の無い物なので、なんだか楽しかった。
初日だから最初はヘルプばっかり。でも最終的にはフリーのお客さんにも三人付いた。
ヘルプで付いた人で、彼女がここに勤めてて通ってる人がいた。その人は元ホストの人 で色々ホストの話とか聞かせてくれた。ホストは下積みが長いらしい。 最初は掃除とかから始まるんだそうだ。需要が女の子のお店より少ないからかな。かなり厳しい 世界らしい。掃除なんてキャバクラでもパブでもホールスタッフの男の子の仕事。 女の子のお店は男の人のお店よりは楽で良い。
フリーのお客さんでなまら格好いい人に付いた。でも博多から来てる人だから悔しい。 幾ら名刺渡しても又来る事はないだろう。でもパブだとこういう格好いい青年とかが来る事が あるのが嬉しい。良い男とお話しして飲んでなんて、何て楽しい仕事だろう。
緊張してるから、どこの席に付いても私はウーロン茶しか飲まなかったのだが、 最後のフリーのお客さんの時だけ「最後だし」と思って飲んだ。
先輩に「何飲む?」と聞かれて私は「じゃあウィスキーで!」
先輩もお客さんも、爆笑。
「ウィスキーかよ!」とか云われて、「ストレート?ロック?」などとツッコまれた。 余りこういうお店では女の子はウィスキーなんて飲まないらしい。 「違うっ!水割りだもん」なんて云ったら又爆笑。なんか知らないけどウケを 取れたのでラッキーだ。先輩になんて「格好いいー!」とか云われるし。 そうか女の子はウィスキー飲まないのか。美味しいのに。でも又このネタは使えるなと 内心ほくそ笑んだ。

仕事を終えて思った。
やっぱり私はこの仕事に向いている。
確かに難しい仕事なんだけど、色んな人と話すのは楽しい。
それに私は私であって私じゃない。源氏名の私なのだ。楽しくて仕方がない。

冬のタクシー代は高い。
今日はタクシーで帰ってきたが雪の無い時期と比べて千五百円位違う。高すぎる。
明日からは地下鉄の始発を待って帰る事にする。うちはすすきのから結構遠い。




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