※実際の本編CGは18枚、サンプル版では縮小切抜き状態となってます。
ストーリーのテキストは、サンプル版1500字ほどに対し実際は7000字ほどです。
特殊部隊とサポートの空中強襲師団によるタスクフォースが、STOVL（短距離離陸垂直着陸機）にピックアップされる予定のLZ（ランディングゾーン）付近で会敵、さらにそこへ接近する航空部隊が確認されたが通常、アラート（緊急邀撃）任務についてる高速機等のピュア・ファイター（純戦闘機）では歩兵や軽車両といったソフトターゲット攻撃には不向きすぎる。おそらく雛たちの乗機"アストレイア"同様[トランジション・ビークル（可変機）]"TV"装備の敵だろうと想定された。
"レンジオン！"・・レーダーディスプレイにいくつも[ブリップ]が・・続いて眼前の広大なスクリーンキャノピーの正面一画に切り取られたHUDエリアに[目標コンテナ]が現れる。「インサイト！」。ミサイルマーカーが、まるで獲物に喰らいつくように各々のコンテナに重なる。「稼ぎなさい！」「まぁかせろよなぁっロックオン！シュート！」雛のかけごえにメイアの威勢のいい声が阿吽（あうん）で応える。機体各部の半埋め込みランチャーからミサイルの白い航跡が伸び、ひと呼吸遅れて彼女らの機に連なり居並ぶ、主力海軍機からも無数の航跡が、波が水面を被うように空（くう）を滑った。
・・突進する数十のミサイル。この一撃目であらかたを墜として、退散させることができれば・・レーダーに居並ぶブリップは減少していくが・・一呼吸、二呼吸・・スクリーンに残る目標コンテナに表示される相対距離の値は減少をつづけ、かわらず直進してきてることを示していた。ひとつ大きく嘆息してコントロールスティック根元後方のセイフティカバー付のスイッチを押す・・ドロップタンクリリース。スロットルを倒し最大出力で高度を下げる。メイアをはじめ数機、TVのみが続く。TV相手の格闘戦が想定される任務ではMFのスコードロンがイニシアチブを持つ。実際に格闘に突入すれば不利なピュアファイター装備の海軍機はエリア（空域）制圧等、サポートにまわる。
