<この話のTOPへ>
「PI・PI・PI・PI・PI・PI・・・・・」
部屋に目覚まし時計のアラーム音が響いている。
あなたは布団の中から手を伸ばしてスイッチを切ると、ゆっくりと起き上がりベッドの上で伸びをした。
「フウ〜〜〜ッ・・・」
あなたは思わず、ため息をついた。
「変な夢だったなあ・・・」
美女に追いかけまわされる夢・・・しかも、捕まれば女にされる?!
馬鹿馬鹿しい・・・と、あなたは首を動かし、体をほぐす。
眠ったはずなのに、体中が筋肉痛だ。
ベッドから降りると、あなたの視線は机の上で止まった。
机の上にトランプほどの大きさの、赤いカードが一枚置かれていた。
そう、そのカードには見覚えがある。
そう・・・確か、夢の中で・・・?
あなたは恐る恐るカードに触り、めくってみた。
そこにはブレザーの制服と青いチェックのプリーツスカート、そして紺色のハイソックスとローファーの皮靴・・・・抜群のプロポーションを持つ高校生の美少女が・・・?
カードを手にしたあなたの指が震えだした・・・そう、『昨夜の夢』は夢ではなかったのだ・・・と・・・・。