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あなたは、そのまま隠れることにした。
“鬼”をやり過ごし、ホッとしたあなた。
しかし、そんなあなたを見ている視線があった。
ロングヘアの美女の顔に微笑みが浮かぶと、あなたに向かって走っていく。
あなたも、その気配に気が付いた。
「鬼だ!」
あなたも走り出した。
道に出てきたあなたの様子を、ヘリコプターに乗るスカートスーツを着た美女が見つけて、インカムで地上の美女たちに指示を出す。
美女たちは、ヘリコプターを見上げながら、イヤホンを通じて指示を受けると、あなたに向かって走っていく。
あなたは右へ左へと必死に走るが、たちまち美女たちに囲まれてしまった。
「やめろ〜〜〜〜!」
あなたの叫び声が辺りに響く。
次の瞬間、あなたの体は赤い光に包まれていた。
気が付くと、あなたは板張りの床の上にいた。
「裕香! 行ったよ!!」
声の聞こえた方向を見た瞬間、バスケットボールがあなたに向かって飛んできた。
思わずボールを受け取ると、体が勝手にボールをドリブルしながら走りだす。
走ると、体操服の胸元を膨らませている形の良いバストが揺れる。
紺色のブルマから伸びる白い足で体育館の床を走る。
ポニーテールに纏めた黒髪が、リズミカルに揺れる。
あなたがボールをシュートすると、ボールはリングをするりと通り抜けた。
あなたの顔に微笑みが浮かぶ。
あなたは体操服と、ブルマ姿の女子学生になってしまった。
GAME OVER