黄巾。

劉備（りゅうび）
　字は玄徳（げんとく）。161～223年。タク郡タク県の人。
　中山靖王劉勝の後裔（孫ではない）を自称しているが、
　もちろんあてには出来ない。15歳の頃、遊学して廬植に
　師事し、公孫サンと知り合った。三国志演義の主人公。

関羽（かんう）
　もとの字は長生（ちょうせい）。演義では寿長（じゅちょう）。
　のち雲長（うんちょう）に変えた。河東郡解県の人。劉備が
　タク郡で徒党を集めたとき、張飛とともに参集して重きをなした。
　劉備は彼らを兄弟同様に待遇したが、義兄弟の契りを結んだ
　という記述は正史にはない。

張飛（ちょうひ）
　字は益徳（えきとく）。演義では翼徳（よくとく）だが、中国語では
　どちらも同じ発音らしい。タク郡の人。関羽の方が彼より4つ年上
　だったので、関羽を兄として仕えた。猪突猛進タイプの武将に
　描かれがちだが、曹操に中郎将に任命されたり、最終的に率いた兵は
　関羽や黄忠よりも多かったりしたので、決して武勇一辺倒な人物では
　なかったのだろう。
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