◆菊次郎の夏@Movie◆
元々『その男、凶暴につき』から数本の北野映画を観てしかもめっちゃ好きで、
(『ソナチネ』の映像は、すごい好きで..........それって大杉さん?(笑))
そんな北野映画にコンボイが出る、とあっては、忙しかろうと行かないわけにはいかない。
仕事の合間を縫って、映画館へ数回、足を運んだ。
いやあ、コンボイきっかけで見れて、良かった。
私は、散々方々で言ってるけど「働きづくめで疲れてる社会人の癒し映画」だと思う。
別に地元でもないから場所的思い入れってのはないけど、昔の空気の匂いがした。
そして、そこに昔のちっちゃい自分の姿が重なって見えた。
くっだらないことも、面倒なこともあるんだけど、やっぱ生きてるんだなって。
いつもたけしさんの映画を見ると思うのが、その演出方法のせいかもしれないけど、
出演する役者さんが、映画の中で成長していくの。
なんか、偉そうに語ってるみたいだけど、そう表現するしかないんだな..........
なんていうか、馴染んでくるっていうか、変化していくんだよね。
最初、何気なく見えた人が、最後にはとてつもなく愛おしく見えちゃったりして。
で、この映画は。
音楽は、もう、条件反射で泣けるんだよね。
「悲しい」とか「感動」とかじゃなくって、糸がほどける感じの涙。
で、映画観ても、ほわ〜んとした気持ちになって、日常の喧噪を忘れる一瞬。
そこには、便宜上の子供も大人もなくって、みんな子供っちゃ子供、大人っちゃ大人。
こんな無駄に贅沢な時間の使い方したい..........
おっちゃんは坊主に自分を重ねる。
坊主はそんなおっちゃんを怪訝な顔で見つめるけど、自分を裏切らないことを知る。
そこにたいした言葉なんかないけど、すごくそれが伝わる映画だった。
で、DVDも買ってしまったのだ(^-^;)。
で、コンボイのお兄さん達は、やっぱり映像俳優さんと作りが違うせいか(^-^;)、
妙に目立つっていうか、濃い(笑)。
微妙にその時だけ、ストーリーの1つっていうか、1つの別映像のような..........ごめん。
でも、右近さんは役になってたわ。
(みんな、帰パピの頃だから、忙しかったんじゃないかな?<収録。ご苦労様です)
そして今日もまた、北野映画を、菊次郎を観てしまうのであった........
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