777HIT記念小説

大花火



あーーーーー暑い!
暑い! 暑い! 暑い〜〜〜〜!
ぱちっ
あまりの暑さに目を覚ました俺は、ガバリと布団から飛び起きた。
うっ・・・・・。
ココは何処? 私は誰? この下半身の違和感は何?
そして・・・・・なぜ素っ裸の健さんが隣に?!
って、俺も素っ裸じゃねーかあ!!
落ち着け。冷静に冷静に。
俺は昨日パチンコ屋に行ったよな?
そいでスロットしてて健さんに会って、バリバリ儲かって健さんと一緒に呑みに行った。
よし!そーだ。そーだよな!
んでもって呑みに行った先で色々話していい気分になって、美紗子にフラレた愚痴を健さんに聞いてもらって。
うん!そこまでは覚えてるぞー。
それから・・・・・・・・・・・・・・・覚えてねぇ。
思い出せない。
・・・・・なんでこの状況?
さて問題です。
呑みに行きました。ベロベロに酔っ払って次の日起きると隣には全裸の人が寝ていました。
もちろん自分も全裸です。
しかも下半身が妙にすっきりしています。
さて一体何があったのでしょーか?
・・・・・・・・って、そんなの答えはひとつに決まってるじゃんかよ〜〜〜〜!!!
嘘だ。嘘だ嘘だ。絶対なんかの間違い!勘違い!
あああ〜〜でも、この俺の尻の穴に感じる何かが挟まったような異物感は・・・・・・・・・
俺・・・・ヤられちゃった?
お持ち帰りで喰われちゃった? ぐは!
強姦か!?それとも和姦なのか!?
まさかとは思うが俺から誘ったなんてことは・・・
ぐわあああおおお。
いや!だめ!考えるのはよそう!
何も覚えてないことだし!犬にでも噛まれたと思って忘れよう!
うわあうあうあうあ。
そんなん思えるわけねぇ〜〜〜。
でも・・・・
横で眠ってる健さんを見る。
引き締まってて筋肉質な身体。目を閉じてても男前の端正な顔。
なんだか幸せそうな顔して俺の隣で眠ってる。
俺、この人としちゃったのかぁ。

なんか・・・健さん格好良くって可愛い。
うわああああ。「ぽ」じゃねえ。「ぽ」じゃあ〜〜〜。
冷静になれ!俺!
いくら格好良くったって、イイカラダしてたって、寝顔が可愛くったって、相手は男だぞ!おとこ!しかもオヤジだぞ!気をしっかり持て!俺!
・・・・・・・・・・・・・・・・帰ろう。
うん。もう朝だし。いや昼か?
とにかく服を着てお家に帰ろう。
そんでもってこのことは無かったことにしてしまおう。
健さんが寝てる間にここを出ていこう。
ん?
ところで俺の服は?
キョロキョロ。もぞもぞ。
ない!パンツとシャツがない!ズボンと靴下はあったけどパンツとシャツがな〜〜〜い!

「何やってんだあ?祐介」

ギクッ!
おそるおそる振り向くとパッチリ目を開けた健さんが・・・・

「あ、え〜と、おはようございます」

とりあえず朝の挨拶なんかしてみる俺。

「おう。おはようさん。で?何してんだ?」

だらだらだらだら(冷汗)
メデューサに睨まれたかのように石化してしまう。

「どーした祐介。ん?」

ぎゃああ〜〜健さんそんな男前な顔で、とびっきり優しい笑顔で「ん?」なんてやめてぇ〜〜〜なんかキラキラ輝いて見えるんですけど〜〜〜!?

「あ、あ、あ、あの、健さん?」

「ん?なんだ祐介」

「あの〜あの〜・・・・・・・・・・・俺の服は?」

よし!えらいぞ俺!
ほかに聞くべきことがあるような気もするが、とりあえずは服だ服!
だって俺、まだ素っ裸だもんな・・・・。

「ああ、服なぁベトベトになっちまったから洗濯機ん中だ」

はうっ!ベトベト・・・・・
ベトベトってやっぱり・・・・ナニとかナニとかナニとかででしょうか?
あうあうあうあうあうあう。
俺が再び石化していると健さんにガシッと手首を掴まれた。

「・・・・祐介」

「は、は、は、はい〜!?」

そのまま引き寄せられて健さんの胸に抱き込まれる。
もう一方の手でほっぺを包み込まれるように上を向かされて、健さんの顔が俺に近づいて・・・・・・って!

「け、け、け、健さん!?ちょ、ちょっと待ったあ〜〜〜!」

「あん?なんでぇ色気のねぇ」

いや、いや、俺は男だから色気なんて無くっていいんです。
ちっが〜〜〜う! そーじゃない!

「あ、あ、あ、あの、その、俺!・・・・・・・お、覚えてないんですけど・・・・昨日、その・・・・」

は、恥ずかしい!思わず顔が赤くなってしまう。

「あーん?覚えてないだあ」

健さんはさっきまでのキラキラ笑顔が消えて、すっかり真顔になってしまっている。
うう。なんか凄い罪悪感。

「すいません・・・・俺、凄い酔ってて。あの、昨夜は・・・」

「つれねぇなあ、昨夜あんなに激しく愛を深め合ったってぇのによ」

あ、あ、あ、愛!?深め合ったって!?は、は、激しくう〜〜!?
あまりのことに目を白黒させていると、健さんはそんな俺の顔を見てニヤっと笑った。

「覚えてねぇってんなら思い出させてやるぜ?」

布団の上に押し倒される。

「け、け、健さん!?」

俺の上に圧し掛かってきた健さんの低い声。

「俺はマジだぜ?祐介おめぇに惚れちまった」

耳元から背筋を伝う甘い痺れ。
この感覚には覚えがあるような・・・・・
って、ナニしてんですか〜〜〜〜
うわうわうわうわ〜〜〜〜やめてぇ〜〜〜〜
ぎゃああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・・・・・あっ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

「祐介。かわいいぜ?」

「健さん



END





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