MYRIAM 6


ガラハドは全裸で(浴室なんだから当たり前だけど)あたい達を呆然と見ていた。

言い訳のしようもない、というより、見たまんまのあたいとグレイの状況。

さすがに、あたいはうろたえた。

何でこんな時に入ってくるのよ。

何でよりによってこんな場面をガラハドに見られるのよ。

なんかもう、コレはとどめの一撃なんじゃないの?

ガラハドにはただでさえ嫌われたっぽいのに、これで完膚なきまでにフォロー不可能だろう、きっと。

「ミリ…アム…、グレイ…と…?」

何故だかガラハドの顔は今にも泣き出しそうに見えた。なんでよ。

その時、あたいの下のグレイが、小さく身じろぎをした。

咄嗟に見ると、あろうことか、奴は口元に薄笑いを浮かべてあたいを見ている。

そして、あたいに突っ込んでいたそれを、つんつん、とふざけたように動かす。

──── ほらほら、どうするんだ? ミリアム? この状況をさ?

そんな風に言われてる気がした。

ああそう。こんな状況も楽しいってわけ。

ちょっとムカついた。

でも、おかげで、逆に度胸は据わった。

あたいは、その場に立ち尽くしているガラハドの視線を捉え、思いっきり蠱惑的に微笑んでやった。

「何見てんの? ガラハド。」

ガラハドの全身が、びくん、と震えた。

我に返ったらしい。

畳み掛けるようにあたいは、

「ガラハドもおいでよ…。ね、一緒に、気持ちよくなろ…?」

と言いながら、ガラハドに見せ付けるように、足を開いてやった。

あたいのあそこに、グレイが突き刺さってるのが、良く見えるように。

ゆっくりと、腰を持ち上げる。

グレイのモノがあたいの中から引き抜かれながら、にゅぷ…、と淫猥な音をさせた。

あたいは、自分でクリトリスを摘まみながら、抽迭をはじめる。

濡れた粘膜が出す、淫らな水音。

「ね、触ってよ、ココ…。ガラハド…。」

ごくり、と、ガラハドの喉が、鳴る。

うなだれていたガラハドの股間のブツが、見る間に持ち上がった。

その女が好きとか嫌いとかっていう事と、性欲は、全く別物らしい。

全く男って奴は。

「ミ…ミリアム…」

ガラハドが、熱に浮かされたように、ふらふらと近づいてきた。

誘うように、ガラハドに手を差し伸べてやる。

驚いた事に、ガラハドは、あたいの手をとるなり、その手の平に口付けてきた。

まるで、恋人を慈しむようなその仕草に、あたいは思わず、その手を引きそうになった。

ガラハドの口付けは、手から手首、肘の内側、二の腕、と上がっていき、あたいの唇に到達する。

軽くあたいの唇に触れたかと思うと、すぐに強く、噛み付くようにキスされた。

キスしながら、ガラハドの指が、あたいの乳房をこね回し、乳首を摘まむ。

舌があたいの唇をこじ開け、あたいの舌と、絡まる。

強く、吸われる。

何度も何度も。

生真面目に丁寧に、けれど執拗に、あたいの唇を貪るように。

深く、激しいキス。

あたいは内心、動揺していた。

これはまるで、愛してる女にするキスだ。

少なくとも、他の男のモノをアソコに咥え込んでアヘッてる女にするキスじゃない。

あたいは、どうやら自分がとんでもない勘違いをしているらしい事に気がついた。

ガラハド… もしかして…

だけど、なんで?

いつまでもキスを交わしているあたい達に焦れたのか、グレイが軽く腰を突き上げた。

「んふっ…!」

唇をふさがれたまま、あたいは呻く。

ガラハドの唇が離れる。

途端に、グレイが容赦なく腰を突き上げ始めた。

「ひッ! うあっ ア あんっ あ、 は…ッ!」

そのまま、グレイは、あたいを前へ突き倒す。

四つん這いにされ、あたいの目の前にガラハドのいきり立ったモノが来る。

あたいは躊躇いなく、それを咥えた。

「うっ… ミ、ミリアム…」

ガラハドの体がびくりと震えた。

高く腰を抱えあげられ、グレイがあたいを後ろから犯し始める。

妙な事に、ガラハドが参戦してから、グレイが俄然張り切りだしたような気がする。

なんかえらくアクティブ。

「んーっ んう んんっ んくっ」

グレイのデカイのが、あたいの中を後ろから容赦なくえぐる。

思わず、口の中のガラハドに歯を立てそうになる。

…妬いてくれてるのだろうか…? グレイは。

淡い、期待。

肉のぶつかる音が浴室に響くほど貫かれ、前からとは中での角度が違っていて、また新たな刺激に、あたいはのけぞりそうになる。

とにかくブツがデカすぎて、前からだろうが後ろからだろうが、こっちが楽な体位なんて、ない。

弾みで、ガラハドのモノが喉の奥まで、ずるりと入り込む。

「う…お…っ」

ガラハドが喘いだ。

喉の奥でしごくように締め上げると、ガラハドがあたいの頭を両手で掴んで、「ふっ…」と声を漏らした。

ずいぶん…敏感だな。

あたいの性技で喘ぐ男は嫌いじゃない。

イカせてあげる、あたいの口で。

ガラハドはどんな風に舐められるのが好き?

舌をくるくる回しながら竿を舐めまわされるのがいい?

「うっ…!」

それとも、思いっきり吸い上げながら、唇で一気に先端までしごかれるのがお好み?

「…ッ!」

カサのところをしゃぶりながら、カリのあたりを軽く歯を立ててほしい?

「ぅぁ…」

ガラハドの先端から、とろとろと蜜があふれ出してきた。

射精イッちゃったんじゃないかと思うほど、あふれてくる。

へぇ…面白いな。

尿道に、ぐりぐりと捻じ込むように舌を突っ込んでみる。

「あ あ あ ミ…ミリア…あ…っ!」

あふれ出す蜜を、乳首から乳を吸うように、ちゅうちゅうと吸う。

「だっ… だめだ、ミリアム───── !」

びくんっと口の中のソレが跳ねたかと思ったら、 びるっ びゅくっ と勢いよく精液があたいの喉の奥にまで迸った。

すごい、濃い。

溜まってたな、ガラハド。

「う… あ…っ…」

びくんっびくんっと震えるそれは、長々と濃いミルクを吐き出し続けた。

あたいの頭を掴んだ手も、細かく痙攣している。

よっぽど気持ちよかったらしい。

かーわいい。

はあっ はあっ と大きく息をついている。

やがて、突然我に帰ったように、

「あっ… ご、ごめん、ミリアム… 俺…」

と、おたおたしだした。

なんか、口の中に出した事を謝ってるらしい。

どってことないのに。

まぁ、普通の女なら口の中に出されるのは嫌がるか。そんな女ばっかし、相手にしてきたんだろうし。まじめなガラハド君は。

まだガラハドのそれを咥えたままだったあたいは、上目遣いでガラハドの視線を捉えながら、ガラハドの尿道に残ったミルクも余さず吸出して、──── その時もガラハドは「うっ」と呻いて腰を震わせた ────口の中に絡みつくそれを、ごくりと飲み込んだ。

ごちそーさま。

「ミ、ミリアム、の、呑んで…?」

目を見張っている。

面白いったらない。

その時、いきなりグレイが、あたいの中から、突っ込んでたモノをずるりと引き抜いた。

「あんっ」

グレイはまだイかないつもりらしい。

ごつごつした無骨な指が、驚くほど巧みな動きで、あたいのアヌスに侵入し始めた。

「あ…」

太い指を、あたいのアヌスはするりと受け入れた。

グレイがほくそ笑む気配がした。

「やっぱりこっちも開発済みか。」

そんなん、当たり前じゃない、と思いながら、あたいはなんとなく、男を受け入れる事に慣れきっている自分、を、恥ずかしく思った。

そんな事、今まで一度だって思ったことなかったのに。

四つん這いになっていたあたいは、上半身を起こして、イッてしまって風呂場の床に座り込んでいるガラハドの首に、腕をまわして抱きつき、尻をグレイの方に突き出した。

片膝を立ててみたりして、かなりエロいポーズだ。

ガラハドが、あたいの上半身をぎゅっと抱きしめる。

それから、唇にキスしてきたので、あたいはまた驚いた。

自分の精液飲んだ女の口に、よくキスする気になれるな…。

ごめん、ガラハド。あたい、ちょっとこれは引く。

キスは気持ちいいからやめないけどね。

ガラハドにキスされながら、あたいは、アヌスを犯すグレイの指の快感に喘ぐ。

アヌスがひっきりなしにひくひくと蠢いているのがわかる。

きっと物欲しそうに、だらしないほどにとろけているんだろう。

指では物足りない、とばかりに。

だけど、グレイの愛撫は執拗だった。

指が出入りしながら、あたいの穴を広げているのがわかる。

まさか、アヌスに突っ込むつもり?

グレイのバカげてデカいペニスを?

あたいはぞっとした。

無理。無理無理無理無理。絶対無理。

アソコで受け入れるのだって苦労したのに、アヌスに入るわけないって。

殺す気か。

そりゃ、アナルセックスなんて数え切れないほどしてきたけど、グレイのは無理。

絶対無理。

死ぬ。

いや、「死ぬぅ〜んv」とか、そういう比喩じゃなくて。

ほんとに。まじに。

そんな事を考えていると、アヌスから指が引き抜かれ、グレイが立ち上がる気配がした。

やばい。

やばいって。

無理だってば。

腰を引こうとした瞬間、グレイが口を開いた。

「ガラハド、お前、尻に突っ込め。」

「えっ……」

ほっと息をつきながら、それでもあたいは虚勢を張る。

「あんたが入れるんじゃないの?」

グレイが笑った。

「俺のを尻に突っ込んだら壊れるぞ?」

壊されちゃたまんないわ。

ってか、壊した事あるのか? とか、ちょっとゾッとしながら、あたいは、ガラハドの体を、抱きついたままゆっくりと押し倒した。

「ミ、ミリアム…」

ガラハドはうろたえている。

「お尻に入れるの、初めて?」

風呂場の床に仰臥したガラハドの体にのしかかり、耳元に囁くと、ガラハドの顔が赤くなった。

口に射精した事もなければ、ケツに入れた事もないって訳。

つくづくお綺麗なSEXしかしてこなかったのね。ほんとに。

「大丈夫。あたいに任せて…」

とは言ったものの、ガラハドのモノは、出したばっかで萎えている。

あたいは、ガラハドの顔に尻を向けて跨りなおすと、萎えたモノを口に含んだ。

腰をちょっと持ち上げて、アソコもお尻も、ガラハドによく見えるように曝け出す。

なんなら舐めてくれたっていいわよん。

まさかシックスナインも初めてってわけじゃないでしょうね。

「ミ───────」

カリの周りを、コリコリと歯で軽く刺激してやると、早くもあたいの口の中でガラハドのモノが固くなり始める。

これで勃たなきゃ、前立腺に指を突っ込んでやろうかと思ったんだけど、その必要はなさそうだ。

アソコに、ガラハドの視線を痛いほど感じる。

見られてると思うと、体の奥から濡れてきちゃう…。

グレイが、あたいの尻に回り、あたいのアソコに手をかけた。

両手の親指で、あたいのアソコを思い切り広げる。

こぷり、とやらしい音がした。

広げられてる…。

ガラハドに、あたいの中を見せ付けてるんだ…。

口の中のモノに、びくりと力が入る。

ごくり、とガラハドの喉が鳴るのが聞こえた。

次いで、グレイが薄く笑う気配。

グレイは、まだあたいの中に出してない。

だから、このぐちゃぐちゃなのは、全部、あたいの愛液。

「ほんとにエロい体だよな。」

グレイが、あたいのアソコに指を突っ込む。

ぐちゅぐちゅと、わざと音を立てるようにかき混ぜる。

「んぁ…」

すぐに、ガラハドもあたいのそこに触れてきた。

「んんっ…」

二人の指が、交互に、あたいのアソコやお尻に出たり入ったりする。

時には、同時に二人の指が一つの穴を犯す。

「んんーーっ」

あまりの快感に、あたいの腰が下がると、ガラハドの口が、あたいのアソコにむしゃぶりついてきた。

「ガラハド、このデカいの舐めてやれ。」

グレイがそう言うと、ガラハドがあたいのクリに吸いついてきた。

「あんっ」

あたいが思わず、ガラハドのモノから口を離して声を上げると、その声に煽られたらしく、ガラハドが、尚も激しく、あたいのそこを吸い立ててきた。

「あァッ… あんっ おふ…っ…」

やたらと熱心に舐めたり、転がしたり、吸ったりしてくる。

けっこう器用だ。

かなり、イイ…。

クリを舐めながら、アソコも弄られる。

グレイは、あたいのアヌスに、何本も指を捻じ込んでいる。

「ひあっ あふ… うぅんっ イイ… ああっ イイぃっ!」

もう、悠長にフェラなんてしてられない。

もっとも、ガラハドのモノは既にびんびんになっていたけど。

「自分ばっか気持ちよくなってんじゃねえぞ。」

グレイが笑いながら言って、あたいの尻を軽く叩いた。

失礼ねっ。

ここで一回舐められながらイッときたかったけど、仕方ない。

あたいはガラハドに背を向けたまま、上体を起こし、ガラハドのお腹の上を滑るようにして下に移動すると、ガラハドに背を向けた格好のまま、ガラハドのペニスをあたいのアヌスに入れた。

「んふぅ…っ」

グレイほどではないにせよ、ガラハドのペニスも充分にデカい。

アヌスがぎっちぎちに広がってる。

「っぅ…ッ…!」

ガラハドが小さく呻いた。

なんつーか、いちいちリアクションが可愛いっていうか。

根元まで収めて、あたいは一旦息をついた。

それから、ガラハドのモノを絞り上げるようにきつく締めて、軽く上下させてやる。

キモチよさに、思わず、あたいの背がのけぞる。

「あっ…ん、ガラハド、イイ…っ お尻、キモチい…、ァ…」

グレイがあたいの前に回ってきた。

やっぱりね。

わざわざガラハドにアヌスに入れろって言ったって事は…。

あたいは思いっきり足を開いて、グレイに抱っこをせがむような感じで両腕を伸ばした。

グレイがあたいに覆い被さってくる。

同時に、前にも入れるつもりね。 

2穴は初めてじゃないけど、このサイズでは経験がない。

だいじょぶかな、と頭の隅でちらりと思いながら、あたいはグレイを迎え入れた。

「ひゃあっ! ア、あ、ぁ、ああっ アぁ…っ!」

ずぶずぶとグレイのモノがあたいの中に沈んでいく。

後ろにも入れられてるせいで、あたいの中はそんなに余裕がない。

体の中で、ガラハドのとグレイのが、ゴリゴリと擦れあってるのがわかる。

「ひっあ、アアッ ひぃっ…!」

凄まじい圧迫感。

眩暈がした。

すぐに、グレイががんがんと腰を使い始めた。

「ひああああっ!」

もう声は押さえられなかった。

自然と力が入って、二人のモノを締め上げてしまう。

「ミリ…アム、キツイ…っ」

ガラハドが喘いだ。

でもあたいはそんな事には構ってられなかった。

お腹の中が、硬い、熱い棒でめちゃくちゃにかき混ぜられてる。

挿れられたモノが喉から出てくるんじゃないかと思えるほどの衝撃。

「あああっ! あ アーっ! ああっ ア あっ…!」

あ、しか出てこない。

二人とも容赦なくあたいの中に突っ込んでくる。

目の奥がちかちかした。

すごい。

強引に、快感の渦に叩き落されるような。

「あ あ あ あ っ …!」

も、ダメ。

頭、吹っ飛ぶ…。

ほんとに、死ぬ、かも。

ダメ。

イク。

息が、できな…

お腹、が。

かきまぜら、

キモチい…

狂う。

気が。

飛ぶ

イク

熱…

───────────── ッ!

 

そのまま、あたいの視界はブラックアウトした。

To be continued.

 


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