act. 5

 

 

「さァて。どうする?」

ゾロは10人のサンジ達を見回した。

「次の王様を決めるか? それともこいつを─────…」

そう言ってゾロは、足元でうつ伏せに倒れ伏したまま、射精の余韻に全身を震わせているサンジを抱え上げた。

「…おしおきしていいのか?」

 

びくっと10人のサンジ達が震えた。

誰も言葉を発しない。

 

怯えているのではない。

─────サンジ達は、欲情している。

 

抱え上げられたサンジを見る、残り9人のサンジ達の目は、むしろどこか羨ましそうですらある。

 

「決まりだな。」

ゾロはにやりと笑うと、立てた膝の上に、抱えていたサンジをうつ伏せにして乗せた。

ちょうど、四つんばいのサンジの腹の下に、ゾロが膝を入れたような格好になる。

そのままゾロがサンジの体に右腕を回して固定する。

 

そして、そのサンジの尻を、9人のサンジ達に向けた。

「な…!」

抱えられているサンジが、焦ったようにもがく。

「おとなしくしてろ。」

それを力で押さえ込んで、ゾロは9人のサンジ達をぐるっと見回した。

「てめェら、さっき自分で産んだ“卵”拾ってこい。」

戸惑った顔をしつつ、9人のサンジ達が、それぞれ甲板に転がったピンポン玉を拾ってくる。

「よし、そんじゃ、それを、こいつン中に挿れろ。」

「バっ…!? ゾロッ…!」

抱えられているサンジも、目の前の9人のサンジ達も息を呑む。

さすがに抱えられているサンジは逃れようと足をばたつかせ始めた。

 

ぱん!

 

いきなりゾロがそのサンジの尻を平手で打った。

大きな音が出て、サンジが硬直する。

「お・し・お・き、だ。暴れんな。」

尊大な態度で言い放つゾロは、実は内心楽しくって楽しくって仕方がない。

打たれたサンジは、羞恥で、白い肌をピンクに染め替えている。

 

「自分のケツ孔なんか見たことねぇだろう?」

そう言って抱えたサンジの尻を9人のサンジ達に向けて、尻たぶに手をかけて、くぱっと開いて見せた。

ゾロの腕の中のサンジの体がビクッと震えるのと同時に、目の前のサンジ達の顔が一斉に赤くなる。

羞恥に染まった9つの顔を順にじっくりと堪能してから、ゾロは

「ほら、どうした? 早く挿れてやれよ。」

と言った。

恐る恐る、といった感じで9人がピンポン玉を手に近づいてくる。

一瞬、9人がためらうようにお互い顔を見合わせて、それから、一番近くにいたサンジが、目の前に晒されたピンクの後孔に、ぐいっとピンポン玉を押し込んだ。

「ひうっ…!」

ゾロに抱えられたサンジの背がわななく。

ぱたたっ…と、甲板の床に先走りが滴った。

「なんだ…自分に犯されて感じてやがんのか?」

ゾロが笑いながら言う。

それからゾロが、サンジ達を見て目で促すと、次のサンジが、またピンポン玉を、ゾロに抱えられたサンジの尻に押し込んだ。

「ッあ…!」

サンジ達は次々に、手にしたピンポン玉を、目の前のサンジの尻に押し込んでいく。

抱えられたサンジの尻は、くぷん、ちゅるん、と淫らな音を立てながら、9個のピンポン玉を飲み込んでいった。

「さて、最後だ。」

と、言ったゾロの手には、抱えられたサンジの分の10個目のピンポン玉が握られている。

「もう、…も、ムリ…ッ…!」

9個のピンポン玉を腸に挿れられて、サンジが喘ぐ。

「あァ? ムリか? もう一個くらい入るだろ。」

最後のピンポン玉が、サンジの後孔にねじ込まれる。

「あ、あ、あ…。」

ピンポン玉を押し込むゾロの指先に、ピンポン玉同士が擦れあう感触がした。

サンジの腸の中で、10個のピンポン玉が擦れあっている。

苦しげに眉根を寄せながら、けれど、サンジのペニスはゆるく勃ち上がっている。

とろりと先端から零れた蜜には、白濁が混ざっている。

「イクな、っつってんだろうが。締まりのねえチンコだな。」

わざとそんな風に言葉で嬲ると、ふるりと尻が震えた。

 

「おしおきになんねぇだろうがよ。」

そう言うなり、

 

ぱあん!

 

と、ゾロが左手でサンジの剥き出しの尻を、思い切り平手で叩いた。

 

「んァッ!」

耐え切れず、サンジが声を上げる。

ぱぁん! ぱぁん! と、ゾロは何度も何度もサンジの尻を平手で叩く。

それを、9人のサンジ達が息をするのも忘れた様子で、見入る。

何人かのサンジ達は、サンジ同士で寄り添うようにしている。

もじもじと内股を摺り合わせている者もいる。

皆一様に、ゾロが平手を膝の上のサンジに叩きつけるたび、まるで自分が打たれでもしているかのように、びくつく。

ぱぁん!

ぱぁん!

手の平を丸くして叩いているから、実際のところ、音のわりにはそれほど痛くはないはずだ。

だが、色白なサンジの肌は、瞬く間に真っ赤になる。

叩かれるたび、そのサンジの体はぶるぶると震えている。

だが、どうやらそれは、痛みのせいではないようだ。

ゾロは喉の奥で笑いを噛み殺し、何度めかの平手打ちの時に、手を離す直前、中指をつるっと後孔に這わせてみた。

ひくんっと、サンジの背が震える。

 

これくらいの事でも、快感を追い始める、いやらしいサンジの体。

 

たまんねぇなァ、とゾロは舌なめずりをした。

ぱぁん! ぱぁん! と、平手でサンジの尻をぶちながら、そっと後孔を撫ぜる。

それを何度も繰り返しているうち、サンジが激しく首を振りだした。

「…ゾ、ロっ…! そ、それっ…、ヤメ…っ!」

半ば涙声になっている。

「ソレ?」

しれっとして言い返す。

「ゆ、び…ッ!」

「指? ああ、挿れてほしいのか?」

言うなり、ゾロは左手を大きく振りかぶった。

中指を内側に折り曲げて。

 

ぱぁん!と、叩かれた瞬間、ゾロの中指がサンジの後孔に潜り込んだ。

 

「ひあぁッ!」

 

サンジの背がしなった。

ゾロの指に、ピンポン玉が触る。

────すげ…。

ごくりと生唾と鼻血を一緒に飲み込みながら、ゾロはそのまま、大きく振りかぶるのをやめて、中指をサンジの後孔に突きたてたまま、短いストロークで、ぱんっぱんっと尻を叩き始めた。

指の先につるつるとした異物の感触がある。

異様に興奮した。

指を抜く時、わざと孔の淵を引っ掛けるようにしてやると、サンジは無意識に尻を持ち上げた。

まるで誘ってるみたいに。

 

あァ、たまんねぇ。ちんこ突っ込みてぇ。

 

そう思いながらもゾロは、「おしおき」が楽しくてやめられない。

いつの間にか、指は2本になっていた。

中指と薬指をまとめてサンジの後孔に挿入しながら、手の平で尻をパンパンと叩く。

 

サンジの中で指を曲げ、ピンポン玉をサンジの腹の方に向かって押し付けて、ごろごろと転がしてみた。

「ッヒ! アアッ!」

ゾロの膝の上で、サンジが生きのいい魚みたいに跳ねた。

前立腺を硬いものでごりごりと擦る。

 

途端に、

 

「や────アアアッ!」

 

 

サンジの可愛いピンク色の蕾がぷくりと膨らんで、くぷん、くぷん、くぷん、と、次々にピンポン玉が飛び出してきた。

同時に、サンジの腹の下で立てたゾロの膝に、生暖かいものがびしゃびしゃとかかる。

 

「またピンポン玉でイッちまったのかよ。」

そういうゾロの声は、興奮ですっかり掠れている。

唇を何度も舐めた。

「ゾ、ロォ…。」

肩越しに振り向くサンジの顔は、耳まで真っ赤に染まって、快楽と羞恥に青い目を潤ませている。

ゾロの一番好きな、一番エロいサンジの顔。

ただでさえ勃ちっぱなしだったゾロのペニスに、尚一層、血液が注ぎ込まれて、ゾロは一瞬、貧血を起こしかけた。

もういかん。もうたまらん。

とっととサンジに突っ込まないと破裂しちまう。

 

手荒く、抱えていたサンジを仰向けにひっくり返そうとしたとき、

「ゾロ。」

と、別の方から制止の声がかかった。

止めんじゃねぇ!と怒鳴りたいのをこらえて、振り向くと、9人のサンジ達が切羽詰った顔でゾロを見ていた。

 

「そいつはもう、二度も、イッてる。」

一番手前にいたサンジが、そう言う。

 

その噛み締めた唇を見て、ゾロは驚いた。

 

サンジがあからさまに嫉妬している。

自分に。

 

こんな風にサンジが、わかりやすく嫉妬する事など、今まで一度もなかった。

ところかまわずサンジへの独占欲を撒き散らすゾロとは裏腹に、サンジはいつでも、自分の感情は押し殺す。

普段はガキくさいほどに感情を表に出すくせに、こと、ゾロの事になると、怒り以外の感情は、サンジは隠してしまうことの方が多かった。

ゾロが好きだということも、嫉妬も、独占欲も、すべて内側に抱え込んでしまう。

サンジがゾロを好きな事は、夜二人きりになったときだけは、サンジがゾロに対して素直に体を開く事でそれと知れるけれど、やきもちなんかは、サンジはそりゃもう矜持にかけてゾロに悟られまいとする。

ゾロに知られたら負けだとでも思ってるみたいに。

ゾロはサンジのそんなところが可愛くて、でももっと妬いてくれてもいいのになあ、なんて沸いた脳みそで考えていたから、こんな風にサンジが嫉妬をあらわにしているのを見るのは、もはや僥倖、ってなもんだ。

 

自分に対してだから、か?

 

自分と同じ意思を持つ、自分と同じ、けれど別の体。

意思の疎通のできる、完全な自分自身。

 

取り繕う必要も、内心を隠す必要もない相手だから、サンジは、嫉妬も隠さない。

 

ゾロの愛情が他に向けられている事を、こんなにもあからさまに憎んでいる。

 

一番醜い、一番美しい顔を、こんなにも無防備に見せている。

 

「二度もイッてるから、何だ?」

心の奥底から湧き上がるどうしようもない歓喜を押し殺して、ゾロは意地悪な笑みをそのサンジに向けた。

「今度はお前をイかせてほしいのか?」

 

かあっとサンジの顔が赤くなる。

 

けれど反論はしてこない。

かわりに、すっとゾロに近づくと、剥きだしになって立ち上がっていたゾロのペニスに、迷うことなく指を絡めた。

 

2005/03/27


10個は無理なんじゃないかというご意見を多数いただきました(笑)
普段、ゾロのを突っ込んでるんだから大丈夫、で押し通しました(笑)
でも調べてみたら、ピンポン玉の直径は4cmでした。
10個で40cm。
だ、だめかなぁ〜〜〜(^^;


[*]BACKNEXT[#]


[0]戻る



楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル