ある日の昼下がり。
メイヤー『…ん〜〜!!いい天気〜♪…こんな日は、おねー
さまとショッピングにでも行きたいなぁ☆ そしてその後
二人で食事をして…』
−ばきいぃぃっ!!
めりゃ!ぼきぃいいっ!!
『…何を勝手なことをいっている!!大体【ほんの2,3分風に
あたってきますぅ】とかいって、もうかれこれ1時間近くサボって
いるやつは…どこのどいつだ?』
―――し…ん。
『…おいメイヤー、聞いているのか?…まったく、人が話している
ときに居眠りとは。たるんでいるな。』
――――し……ん。
『…それは、‘居眠っている’のではなくて‘のびている’の
ですわ。メリース司令。<にこにこ>』
メリース『…シンセか。いや、いくらなんでもそれはなかろう。
たかがキックの一発や二発でのびるなどということは……。
おい、メイヤー?』
―――――し………ん。
メリース『…あるようだな。』
シンセ『ええ、そのようですわ。<にこにこ>』
そのあと30分後、第一天使・テトラ=スコートによって、無事?
メイヤーは救出された。 しかし可哀想な娘である。『笑』
エイサー国 会議室。
メリース『……というわけでだ。最近、ここいら一帯で
不可思議な事件が発生しつづけているらしい。…メイヤー。』
メイヤー『痛た…じゃなくって。えーと、国民の証言によれば
「家の家財一式が消えた」とか「作りすぎた夕御飯が、きれい
さっぱりなくなった」とか千差万別でっす!!』
テトラ『家の家具一式がなくなったって、大変じゃぁ
ないですか!?』
シンセ『でも、その家具というのはもう必要のない‘不良品’と
いうことはないですわね?<にこにこ>』
メリース『………そのとおりだ。被害に遭ったものは壊れたタンス、割れた窓ガラスの破片、焦げた鍋、ありとあらゆるガラクタ
ばかりだ。』
テトラ『…………………』
シンセ『…ふぅ。<にこにこ>』
メリース『…とりあえずだ。消えたものが“なんら必要のない”モノであっても、国民が要求している以上は解決するしかないのだ。』
テトラ『そうですよね!今度は大切なものが無くなるかも
しれないですしね』
シンセ『…でも、うまく屁理屈でまとめられた気も
しますけど。<にこにこ>』
――――――静寂。
メリース『…と、とにかくだ!さっき言った様に、国民が我々の
出撃を要求している以上は動くしかないのだ。まさか、国民を敵に
まわせんからな…』
テトラ&シンセ『……は〜〜い』
―これからこの事件を解決するために、天使たちが走り回ることに
なるのだが、今回はこれで引き!