― まずはじめにすること ―

イヤッハー!ついに実践編です。「さっさと打ち込ませろこのスカタン!」とお怒りの声も多いでしょうが、まあそんなに鼻息荒くして焦ると女の子にキモイと言われるので落ち着きましょう。

まずは音源のリセットというものをやらないとなりません。これが結構問題です。いきなり「システムエクスクルーシヴ(Sysx)」というテクを使わないとなりません。

このシステムエクスクルーシヴ(Sysx)ってのはつまるところ、音源に送るメッセージです。Sysxは後で解説するとして、とりあえずこの「音源のリセット」を曲頭、大抵は1小節目に入れてやるわけです。

なぜこんなことをするかと言うとですね、大抵、凝ったMIDIにはいろんなSysxだのなんだのといったテクが使われてて、例えば凝ったMIDIのあとに別のMIDIを再生すると、そのまま前の曲のいろんなテクの命令が引き継がれちゃうんです。MIDIプレイヤーはその辺をわかってくれないので、MIDIデータのほうで「これはこういう方法で演奏してくれ」という注意書きを設けないとならないんです。面倒ですね。

さて、で実際にその音源のリセットを挿入する方法なんですが、マトモなシーケンスソフトだと大抵「音源リセット」という項目があって、一発で入力できてしまいます。SingerSongWriterだったら「新規作成ウィザード」で設定できます。

音源リセットにも数種類ありまして、以下のようになっております。

・GM System ON
・GS Reset
・XG Reset
・System Mode Set 1
・System Mode Set 2


以上の5種類を軽く紹介します。「F5」だのなんだのは実際のシステムエクスクルーシヴです。これを曲頭に直接挿入することも可能です。

GM System ON
[F0 7E 7F 09 01 F7]

これは基本的なリセットです。音源をGM音源に設定するときに用います。GS音源やXG音源がこの命令を受け取った場合は、それぞれの音源の拡張機能は使用できません。

GS Reset
[F0 41 10 42 12 40 00 7F 00 41 F7]

音源をGSに設定するときに使います。GS音源で拡張された音色や機能を使うことが出来るようになります。

XG Reset
[F0 43 10 4C 00 00 7E 00 F7]

音源をXGに設定するときに使います。XG音源で拡張された音色や機能を使うことが出来るようになります。

System Mode Set 1
[F0 41 10 42 12 00 00 7F 00 01 F7]

System Mode Set 2
[F0 41 10 42 12 00 00 7F 01 00 F7]

Roland(EDIROL)のSC-88以降の音源用の命令です。SC-88以降の音源には「シングル・モジュール・モード」と「ダブル・モジュール・モード」があるため、それを区別するための命令です。実際はほとんど使われていないので無視していいです。

シングル・モジュール・モードとは、32パートを1音源としてしようする、いわゆる普通のGS音源です。

ダブル・モジュール・モードは16パートの音源が二つ、と考えることによってシステムエフェクト(後述)を2系統かけられるようにしたモードです。が、現在ほとんど使われていません。


さて、まあとりあえず上の3つのどれかを入力してください。シーケンスソフトによって入力方法は違うのでその辺はヘルプを参照してください。

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