突然の反抗期。
ボクは戸惑った。
きもちよくなるクスリの量を増やしたけど、
クスリが効いてくると、きもちよさそうにするくせに、
クスリが切れるとわあわあ泣き叫ぶ。
乳の味も落ちた。
彼女の求めているものがわからなくなった。
言うことを聞かない彼女を躾けるため、心を鬼にして折檻した。
搾乳機の出力を最大出力にしてみた。
搾乳機は彼女の吸い尽くした。乳が紫色に腫れ上がり、血が出るまで、
毎日何十リットルもの母乳を飲み干し、
なおも執拗に乳を吸い続けた。
以前は、乳を吸われてあんなに悦んでいたのに、
彼女は泣き叫ぶばかり。
ボクは途方にくれるばかり。
ボクは彼女との生活を取り戻したかった。