地の朱雀編

「おはよう、詩紋お兄ちゃん!」
 シリンが元気な声で挨拶をして詩紋の部屋に入ってくる。

「おはよう、シリン」
 詩紋はにっこりと笑って迎える。
 いつもと変わらない朝の風景である。

 ただ、今までと違うのはシリンが詩紋とそう変わらない程に背が伸びた事と髪も長くなった事。
 鏡の前に座る前、袿を重ね合わせて着ている物を重たそうにその場に脱ぎ捨ててしまったシリンに詩紋は一瞬、驚きながら苦笑した。
 体は大きくなってもまだ中身は幼いままの様だ。

「女房達に脱いだらいけないって言われたんじゃなかったの?」
 詩紋は腰まで届くほどに長くなったシリンの長くて真っ直ぐな金髪を手に取り、櫛で梳きながら笑った。

「だって、詩紋お兄ちゃんに髪を結って貰うのに邪魔になるでしょ?」
 シリンは少し顔を赤くしながら拗ねた様に言い切った。

「でも、藤姫はちゃんと着たまま髪を梳いて貰ってるよ。本当はずっと着ているのが嫌なんでしょう?」
 腰まで届く程に長くて真っ直ぐなシリンの金髪を後ろから掻き上げて耳元で詩紋がそっと囁く。

「だって・・・重たいんだもん」
 ぷぅっと頬を膨らませたシリンは俯いて小さな声で呟いた。

「ダメだよ、ちゃんと着ていないと。特に男の人の前ではね」
「どうして?」
 詩紋の言葉にシリンは後ろを振り返って青くて大きな瞳を見開いた。

 そんな無邪気であどけないシリンの態度に詩紋はにっこり優しく笑いながら
「だって、こんな事されちゃうかも知れないんだよ?」
 と言ってシリンの髪を持っていた手を彼女の胸元に伸ばしてそっと自分の方へと抱き寄せた。

 以前はそうすると体が持ち上がって膝の上に乗せられたのに、今では上体を倒して引き寄せる事しか出来ない。
 ただ、平らだった胸は程よく肉が付いて柔らかい感触を与えてくれる。

「こうされるといけないの?」
 上体を倒されて後ろ手に引き寄せられても、シリンはあどけない瞳を詩紋に向けたままで尋ねてくる。
 無抵抗なシリンに詩紋は更に笑みを深くした。

「シリンは僕の事、好き?」
「うん、好きだよ」

 即答された返事に、詩紋は自分の肩に頭を預けているシリンの唇にそっとキスを落とした。
「僕もシリンの事、好きだよ。男の人はね、好きな女の子にはこういう事をしたくなっちゃうんだよ」

 詩紋は胸元に伸ばした手を着物の袷から中へと忍び込ませて白い肌に直に触れて行く。
「こうされるの、嫌じゃない?」

「ん・・・詩紋お兄ちゃんだったら嫌じゃない・・・」
 小さいながらも膨らみだした胸をゆっくりと揉み解すように触れられて、シリンは目を閉じてその感触に浸り始める。

 片手で胸を円を描くように揉みながら詩紋は帯に手を掛けて解き出す。

「どうして帯を解くの?」

 シリンが目を開けて尋ねて来ると、詩紋はシリンの顔と正面から向き合ってにっこりと笑った。
「大好きなシリンの体が全部見たいんだ。大きくなってからまだ見せて貰ってないし、イヤ?」

 詩紋の問いにシリンは首を振って答える。
「でも、恥ずかしい」
 シリンは顔を赤くして視線を逸らせる。

「恥ずかしくないよ、ここには僕とシリンだけしかいないだろう?」
 詩紋は優しそうな笑顔でシリンを安心させるように宥めると、シュルシュルと帯を解いて着物の袷を開いていく。

 板の間に横たえられた14歳のシリンは恥ずかしそうに顔を背けながらも両手を投げ出して惜しげもなく詩紋に若々しい肢体を曝け出していた。
 足の間は少し曲げた足で隠す様にしているが、既に生え始めている金色の茂みを隠し切れはしていない。

「綺麗だよ、シリン」
 にっこりと微笑んだ詩紋の言葉にシリンは頬を染めながらにっこりと笑い返した。

「僕の事が好きなら、僕と一つになって、シリン」
 詩紋がシリンの体に覆い被さって、そっと囁いた。

「一つになるって?」
 無邪気に尋ね返してくるシリンに詩紋は優しく髪を撫でながら
「僕の体の一部をシリンの中に入れるんだ、ココに」
 シリンの肩から腰、足へと指を滑らせながら足の間をそっと撫で上げた。

「ココに?入るの?」
 不安そうなシリンを安心させるように微笑んでから
「大丈夫、気持ちよくさせてあげるからね」
 そう言って、指でシリンの足の間を探り始める。

「あん、ちょっと痛いよ!詩紋お兄ちゃん!」
 体の中に入ろうとしている指にピクリと体を動かして詩紋を引き剥がそうとシリンが初めて抵抗らしきものをするが
「僕の事が好きなら、チョットだけ我慢して。痛いのは最初だけだからね」
 と微笑んで抑えつける。

「ん・・・あんまり痛くしないでね、詩紋お兄ちゃん」
 眉間に皺を寄せながらも詩紋を見つめるシリンに詩紋は満足そうに笑った。

「シリンは可愛くていい子だね」 
 以前のシリンであれば、詩紋など目にも留めなかった事だろうけれど、泰明の呪で幼くなり、また成長したと言ってもまだ自分と同じ位の年の頃。
 詩紋はこの素直で従順な美少女を誰よりも先に手にする事が出来る幸運を逃すほど愚かではなかった。

「僕が大人にしてあげるからね、可愛いシリン」
 詩紋はそう呟くと、シリンのまだ幼い胸の尖端を咥えて、指で足の奥を探り始めた。

「ん、あん、くすぐったいよ、詩紋お兄ちゃん」
「もうすぐ気持ち良くなって来るよ、そうしたらもう大人だよ」

 詩紋の愛撫に無邪気に反応しているシリンを微笑んで見つめながら、まだ襞の中に埋没している蕾を見つけ出すと顔を胸から足の間へと移動させた。
 そして、舌を使って蕾を膨らませる。

「あっ、ああん、詩紋お兄ちゃん・・・何だかヘン、ん、んん・・・はぁん」
 シリンの腰が浮いて蠢き始める。

 詩紋は花弁の奥から滴り始めた蜜を舐め取りながら答える。
「ヘンじゃないよ、これが気持ちいい事なんだよ」

「あっああん・・・そうなの?やん、止めちゃダメェ」
 詩紋が顔を上げるとシリンからは抗議の声が上がる。

「もっと気持ちよくしてあげるから、待っててシリン」
 詩紋は袴を脱ぎ捨てるとシリンの足を大きく広げて自分の体を差し入れた。

「っ、痛い!痛いよ!お兄ちゃん!」
 シリンは破瓜の痛みに悲鳴を上げるが
「最初だけだよ、我慢してシリン、僕の事が好きなら」
 詩紋は腰を進める事を止めない。

「うっ、っく、ひっく、痛いよぉ・・・お兄ちゃん」
 泣き出したシリンに
「でも、ホラ全部入ったよ。これで僕とシリンは一つになったんだよ。判るかい?」

 密着している腰をグイっと強調するように押し出す詩紋にシリンは涙で濡れた瞼を上げた。
「シリンと僕は同じ髪をしているだろう?これで体も一つになったね」

 にっこりと微笑む詩紋の髪は几帳から零れる朝日に反射して輝いている。
 シリンは自分と同じ髪の色をしている笑顔の優しい少年と一緒になれた事はいい事なのだと思えたので
「うん」
 と頷いて、痛みを堪えながら笑顔を浮かべた。

「痛いのは最初だけだよ、段々気持ちよくなってくるからね。それまで我慢してシリン」
 詩紋はそう言って腰を動かし始めた。

 シリンは擦れる度に発する痛みを唇を噛んで堪えながら、詩紋の背中に腕を回して一緒に体を揺らしていく。
「ん・・・詩紋お兄ちゃん・・・」

「シリン・・・ああっ、僕も気持ちいいよ」
 息を上げて腰の動きを早めながら、詩紋は処女の狭い締め付けを堪能していた。

 次第に痛みが薄れて来たシリンは詩紋の言葉に、彼を喜ばせる事が出来る事が大人になる事なのだろうかと思った。
「ん、んん・・・あん、ああん」

 体を突き上げられて行く内にシリンにも再び不思議な感覚が襲ってくる。
 それを押し留め様と腰に力を入れると
「ああ、そんなに締め付けないでシリン」
 詩紋が耐え切れなくなって思わず叫んでしまうほどに。

「ああん、でも・・・お兄ちゃん、あたし、もう・・・」
 シリンがそう呟いた時、詩紋が大きく息を吐いて動きを止めた。

 息を切らした詩紋がシリンの体を抱いて横たわる。
「思っていたより、早く出ちゃったよ。シリンは可愛いだけじゃなくて名器の持ち主だったんだね」

 詩紋の言葉にシリンは「名器って?」と尋ねるが
「男の人を喜ばせる事が出来るってことさ」
 と言うよく判らない言葉が返って来ただけだった。

「友雅さんあたりに聞いてご覧。きっとよく教えてくれるよ」
「うん」
 それなら判る。
 シリンは大きく頷いて微笑んだ。

 

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こっぱずかしい言い訳


 警告ページにもありましたが、これはチャットで出来たお話です。
 が、ログを取っていなかったので(ウチのチャットはそれが出来ないので)私の記憶だけを頼りに再現いたしました。
 去年の10月ごろから1ヶ月くらいかけて続けたシリーズでした。
 実はチャットでは単純に呪が掛けられてから10年経った時、が設定でしたのでシリン14歳、詩紋24歳のはずでしたがそうすると他の相手に問題が・・・なので泰明さんに頑張って貰いました。

 地の朱雀は最初の頃にやったので記憶もいい加減です、ごめんなさい。
 ただ、詩紋クンは可愛い顔して笑顔で強引に押し切る。
 これが気に入りました、私も相手の方も。

 ここでシリンがちょっとおバカなほど無邪気なのは外見は14歳でも中身は4歳くらいだから(笑)
 詩紋は味見が出来れは自分だけのものにしようとは思っていません。
 結構、執着心が薄い。
 これは原作のイメージやゲームとはかなり違っていると思います。
 私も彼がそんな性格だとは思っていませんが、書いていてそのほうが面白いと思ったので変えてしまいました。

 ですからね、私の書くものはみんなパラレルだと思って頂ければ・・・ごめんなさい(取り合えず謝っておく)

 


 

 

 

 

 

 

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