白日の鼓動〜2
ナルトはサスケがつくづく理解できない奴だと思った。
行動、言動すべてにおいて、ずれているのだ。
それとも自分がおかしいのか?う〜んと頭を捻って考えてみた。
多分おかしいところはないだろう。
だが、忍なら自分の感情は表に出してはいけないのである。
じゃぁ、やはり自分がおかしいのか、、、。
ナルトはサスケの方を向き、
「先生も、サクラちゃんもいないんだから、思ってることがあったら
ズバッと言っちゃえば?そうすればすっきりするってばよ!」
何故か励ました。到達したのは、、、。
(サスケってば言えない悩みがあるのかな?俺が聞いてやるってばよ)という考え。
なんて単細胞のナルトらしい解釈なんでしょ、、、。
「あぁ、でも驚くかもよ。」
「うん!怖いものはなにもないってばよ!!!」
ナルトは拳を握って頷いた。
「お前が好きなんだ」
「えっ?」
「だから、、、。」
サスケは耳まで赤くしていった。
「好きなんだよ。」
「うん!俺もサスケ好きだってばよ」
その言葉に驚いてナルトを見た。
「サクラちゃんも、先生も大好き。イルカ先生も、火影のじぃちゃんも、、、。」
やっぱりなといった感じで肩を竦めた。
「へっ?違うの、、、。」
うぅんと頭を抱えて考えたが、答えは出てこず、
ナルトはサスケの大告白をさらっとかわした、、、。
「あっ!サスケくぅん〜。」
あと少しの所でサクラとカカシがが戻ってきた。
「サクラちゃん、先生お帰りなさい。」
サスケはチッと舌打ちをした。もう少しでメルヘンゲットだったのだが、、、。
「もう、どこ行ってたのぉ。心配したんだからぁ」
サクラはここぞとばかりにサスケにへばりついた。
サスケの怒った顔を見て、察しがついたのか、カカシはニヤニヤしながら
「ナルト1人で待たせて悪かったな。誰かさんのせいで任務が遅くなるなぁ」
意地悪く言った。
サスケは、
「ご心配おかけしました」
と、頭を下げたが、カカシへの怒りが煮えたぎっていた。
(この変態上忍!!!いつか殺してやる!!!!!!)
「いいのよぉん、それより早く行きましょ。冬は日が暮れるの早いんだから」
サクラは身体をくねくねしながら、二人の間に入った。
(ふぅ、危ない危ない。ここで争われてもこっちが困るのよ!!しゃーんなろー!!!)
「あのさ、あのさ」
ナルトはもじもじしながら言った。
カカシは時計を見て
「なに?あぁ、もう昼か。しょうがない昼食タイム!」
と言い、急いでどこかに隠れてしまった。
サクラは一緒にお昼を食べようとサスケに近づいたのだが、
カカシへの怒りがおさまっていないらしく、
「あ、私はちょっと、、、。」
そそくさとその場を離れた。
「どこ行くんだってばよ〜」
ナルトに問いかけられたが、振り向くことなく、
「おトイレよ!レディにそんなこと聞かないでくれる?」
言い放ち猛ダッシュで消えてしまった。
「おかしいの?先生もサクラちゃんも。なぁ、サスケ?」
サスケを振り返ると、さっきの穏やかな表情に戻っていた。
「あぁ。」
「まぁ、いいかっ。たべようぜ!今日は特製ナルト弁当〜。」
ナルトはサスケの隣に座り、自慢げに弁当をカバンから出した。
いびつな形のおにぎりと、黒こげの卵焼き。
「なんだよ。それ食えるのか?」
サスケはナルトの弁当を見て笑った。
ナルトはぷぅっとふくれ、
「いいじゃんか!頑張って作ったんだってばよ〜」
さっと隠した。
「悪かった。」
サスケはナルトの頭をぽんと叩いた。
それだけのことなのだがドキドキしたのだ。
(あれ?心臓がどくどく言ってるってばよ)
だが、特に気にもせずに、弁当をほおばった。
「ナルトご飯粒ついてる。」
サスケは顔に付いた粒を取ると自分の口に運んだ。
「んぐ?」
サスケの行動にまたもや心臓は鼓動を早くした。
ナルトはかんでいたものをごくんと飲み
「ありがとう」
と、お礼を言うと、
「どういたしまして」
っていう。いつもなら
「付いてるぞ、ドベ」
とかって笑うのに、今日は取ってくれた。しかもそれを食べた、、、。
理解できないサスケに、さらに鼓動は早くなった。
「あのさ、さっきの好きってどういう好き?」
ナルトは唐突に聞いた。
サスケは吹きそうになったが我慢して飲み込んだ。
「な、何で?」
「えっ、だって、、。」
ごもごも言いながら俯いてしまった。
「今日のサスケ優しいからドキドキするってばよ」
耳まで真っ赤になって言った。
「なのに、何で昨日は冷たかったの?」
「えっ?」
サスケはナルトの鋭い質問に焦った。
「それはだな、、、。」
今度はサスケがごもごも言いながら俯いた。
「教えてよぉ〜」
ナルトは俯くサスケを覗き込んだ。
その時、、、。
ちぅっ。と、口唇が触れた。ほんの少しの間。
柔らかい、感触、、、。
ナルトは突然のことにそれがキスと気付くのに時間がかかった。
「こういう好きって事!分かる?昨日避けてたのは、自分の思いが大きくなりすぎて、
いつかナルトを傷つけるんじゃないかって思ったから。」
「????じゃぁ、何で今日は優しいの???」
「えっと、それはだから」
サスケはうまい答えが見つからなくておどおどした。こういう時はナルトの方が
核心に触れてくるのだ。
「昨日、あんだけ酷い事したのにいつもと変わらなく接してくれるから!」
言葉ではどうにも出来なさそうなので、ナルトに抱きついた。
「???やっぱりよく分かんないってばよ。でも、まぁいっか。」
ナルトはサスケの肩に首をちょこんとかけた。ふわっとなびく髪からは太陽の香りがした、、、。
内なるサクラ、、、。
ちょっと!終わり方中途半端すぎんのよ!ナルトは結局どうなのよ!
サスケ君のことす、好きになっちゃったわけぇ?しゃーんなろー!!
ごごっごごっごごっご、、、ごめんなさい
もうだめ、もうだめ、あぁぁだめだめ。
長いのに内容が無いよう、、、。(壊滅)
こんなのにも続きがあります。更に長いです。
偽パラレルなモノを書いてます(はいっ、さよっなっら)
本っっっっ当に読んでくれて有り難う御座います。
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