あけましておめでとうございますm(__)m
年賀記念小説:『始まりはいつも…』
どうぞご覧下さいv今年も1年宜しくお願い致します
2001/12/31

2002:年賀小説1
壁紙:鬼灯サマのトコロから強奪して参りました(^^ゞ
 


『始まりはいつも・・・』
 
『ご〜ん……』と、やや間延びした鐘の音が鳴り始めてどれくらい経っただろう。
皆神社にでも出掛けたのか、宿主すら残っていない宿の炊事場から大きなお盆を抱えた八戒がいそいそと階段を上り1つの戸を開く。
 
「お待たせしましたv」
「やった〜〜v年越しそばvv」
 
戸を開くと同時に飛びついてきた悟空に、お椀を溢さないよう気をつけながらにこやかな笑みを向ける。
 
「三蔵、悟浄も…さっ、食べましょう」
 
すでにズルズルと頬張っている悟空の横に腰掛け箸をつける。
そばをまるでフランス料理か何かの様に、優雅に口にする八戒は新年早々目のやり場に困るほど愛らしい。
悟浄もそばをすすりだすとチラッと三蔵を見やる。
三蔵は口端に笑みを浮べ、コクリと頷いた。
 
「ごっそ〜さん、八戒!」
「はい。ごちそうさまですv」
 
皆が食べ終えるのを確認し、片付けの為席を立つ。
 
「八〜戒っ」
「??何ですか?」
 
お盆を掴もうとした手を、握り締める悟浄に小首を傾げ、瞬きを繰り返す。
 
「お・と・し・だ・まvv」
「は???」
「年が明けたら、まず『お年玉』でしょうv」
「俺も『お年玉』欲しい〜〜〜」
「ま、そういう事だな。」
 
八戒は床にペタリと座り込み、3人の顔を交互に覗き込む。
 
「…でも…僕、お金ないですよ?」
「金なんざ腐るほどある。」
「じゃあ…」
「八戒にしか出来ない事vあるだろ?」
「………」
 
頬を赤らめ俯く八戒は、もう皆が何を求めているか感じ取っていた。
 
3人がお互いを威嚇しながら、八戒への想いをぶつけきれずにいた頃。
ある日3人の間でひとつの考えがまとまった。
 
『自分以外の誰か1人に独占されるのが嫌なら3人で共有しよう』
 
本当はそれぞれが独占したいと願っているのだが、そうなるとやはりお互いを牽制してしまい進展がみえない。
やむを得ずの結論だったのだが、一番当惑したのは八戒自身だった。
皆の自分に対する感情にすら気付いていなかっただけに、最初押し倒された時には動揺しまくった。
その日から、宿を取るときはいつも4人部屋…又は順番を決めて2人部屋にするといった具合だった。
 
 
「あの…先コレ片付けてきますんで…」
「そんなの後でいいよ」
「あっ!!」
 
逃げるように立ち上がった八戒を、悟浄はそのままベッドに押し倒す。
勢いよく倒れ込んだ八戒は思わず咳き込む。
 
「けほっ…んっ…んぅ…」
 
顎を掴み噛み付くように口付ける悟浄の横から、悟空の手が伸び八戒の衣服を剥ぎ取っていく。
 
「ふぁ…んっ……あんっ」
「八戒…肌スベスベvきれ〜…」
 
悟空は思った事をそのまま口にして、八戒の頬を更に朱に染める。
すでに下着のみの姿にさせられて、悟浄の与える蕩けるような口付けと、悪戯っ子のような表情で全身を撫で回す悟空に翻弄される。
 
「やっ…あ、んっ…」
「どこが『や』なんだよ?こんなにしちゃってv」
 
下着の上からすでに形を成していた部分を撫でられ、八戒は背を反らせる。
そのまま悟浄は身体をずらし、下着の中からソレを引き出す。
入れ替わるように悟空は八戒の頬を両手で挟み、ちゅっちゅっと何度も口付ける。
 
「さっ八戒v脚もっと開いてvv」
「ん……」
 
瞳をぎゅっと閉じたまま、八戒はおずおずと脚を開いていく。
 
「ずいぶん慣れたもんだな?」
「んっ…ぅ…」
 
その様子をじっと眺めていた三蔵は、八戒の髪をかきあげ囁く。
悟空の舌を受けいれたまま、八戒は三蔵へと翡翠の宝石を覘かせ嫌々をするように首を振る。
 
「悟空、代われ。」
「え〜っ!ちぇっ…」
 
三蔵の鶴の一声で、悟空はしぶしぶ八戒の唇から己のソレを離し色づいた胸の突起に吸い付く。
 
「あっ…ん」
 
三蔵は八戒の唇を甘噛みし、悟空と悟浄に与えられる刺激から自分の方に意識を向けさせる。
そして口付けを徐々に深いものにしていき、三蔵は舌で八戒の口腔内を犯す。
痺れるような舌の動きに、ビクッと反応を示す。
 
「三〜蔵っ。八戒が『三蔵のキス気持ちイイ』だってさv」
 
悟浄の手の中で体積を増した八戒自身を見やり、その反応をありのまま伝える。
羞恥に更に頬を染める八戒の唇を解放し、うっすら涙の浮んだ目じりに口付ける。
 
「あ………っ」
 
くるっと身体を返され、四つん這いになる。
悟浄は背筋から舌を沿わせ、自身を受け入れる場所に辿り着く。
ソコに口付けると解すように舌を差し入れる。
 
「んっ、あぁっ…」
 
シーツをきつく握り締め、じわじわと襲い来る快感に耐える。
 
「八戒……」
「あっんぅ…やっ…ぁ」
 
刺激を待ち侘びて涙を零していた自身を悟空の口腔内に収められ、八戒から甘い嬌声があがる。
好物に齧り付いてるような悟空の様子に三蔵は苦笑を浮かべる。
 
「まんま猿だな」
「あ、三…蔵ぉ……」
 
流れるような仕草で自身を取り出し、うっすらと開き艶めいた唇に押し当てる。
八戒は、ぼんやりとした眼差しでソコに口付け舌を添わせる。
小振りな口を一杯に開いて三蔵を頬張り、精一杯の奉仕をみせる八戒の髪をやんわりと撫でる。
 
「んっ!…むぅ…」
「ちゃんとコッチにも集中してよ?」
 
解れてきた蕾に一気に指を差し込まれ、ガクンと身体が揺れる。三蔵に歯をたてないように注意しながらも、内部を探るような悟浄の指の動きに意識が朦朧としてくる。
2本の指をバラバラに動かして八戒の弱いトコロを擦り、快感を高めてやる。
 
「んぅ…」
 
頬を紅潮させ三蔵に縋りつく八戒は、それでも必死に奉仕を続ける。
 
「ね…八戒…?」
 
昂ぶった八戒から唇をずらし縋るような瞳を向ける悟空に、シーツを握っていた手をそっと悟空に寄せる。
その手に合わせて再度八戒を頬張り、反対に寝転がる。
すでに熱く勃ちあがった悟空を握り、三蔵に与える愛撫と同じリズムで擦りあげる。
 
「くっ……」
 
八戒の口淫に三蔵は微かに声をあげる。
それを耳にして八戒は更に窪みに舌をやり、きつく吸い上げる。
 
「八戒……」
「んぐっ……んっ…」
 
コクリと三蔵の放ったモノを喉を鳴らして飲み干す。
そのまま潤んだ瞳をあげると、悟空の張り詰めたモノに舌を寄せる。
 
「俺も…もう我慢できね〜わ…」
「あっ…悟…浄ぉ……」
 
おもむろに八戒の腰を引き寄せると、猛った自身を解してもまだきつく窄まった蕾に押し当てる。
 
「八戒ぃ…も…」
「んっ…ごくっ…う…」
 
すでに自身に与えられる刺激によって動きの止まっていた悟空の、切羽詰った声に寄せた舌を小刻みに動かしながら握った手を上下に擦る。
 
「んんっ…く…んぅ」
「あいかわらず…きっついな……」
 
八戒の内部に全て収めると、慣れるまで腰を軽く揺らし放り出されたままの八戒自身に手をやる。
その刺激に悟空に寄せていた手の動きも早まる。
 
「あっ!…ん……」
「んっ…八戒…八戒…ふぁっ!!」
 
悟空はドクンと脈うつと八戒の口元に激しく飛沫を放つ。
悟空の解放を見届けると、悟浄はそのまま八戒を抱え直し向かい合わせに座らせる。
 
「いくぜ……」
「あっあっ……はぁ…ん」
 
八戒の腰を掴み、前後に揺すりながら激しく突き上げる。
 
「やぁっ……も…だめぇ…」
「はっ…俺も……くっ!!」
 
一際大きく腰を揺らし、八戒の内部に熱い奔流が注ぎ込まれた。
それと同時に悟浄の腹部に八戒が飛沫を放つ。
ぐったりと悟浄に寄りかかる八戒の顎を掴み、振り向かせると三蔵は軽く口付けた。優しいその口付けを享受した後、八戒の意識は途絶えた…
 
 
 
「また無理させちまったな…」
「………」
 
ベッドに横たわり安定した寝息をたてる八戒の傍らに腰かけ、三蔵は無言で汗ばんだ八戒の髪をかきあげる。
 
「八戒…やっぱ嫌なのかなぁ?」
「……バカ猿…」
「なんだよっ!だって気になるじゃんか!…このエロ河童!!」
 
3人が3人とも抱えている悩み…けれど1度八戒を手に入れたら、もう手放す事など考えられない。
 
「うるさい……八戒が起きるだろうが…」
「「あっ……」」
 
即座にお互いの口を手で塞ぎ、人差し指を立てる。
 
「いくぞ……おい悟空、お盆持っていけよ。」
「え??俺ぇ??あ、ちょっと待ってよ三蔵〜」
「…じゃ、目が覚める頃また来るわな……」
 
 
ーーーーパタンーーーー
 
 
扉の閉まる音と共に、八戒の瞳から翡翠の輝きが垣間見える。
軋む身体を起こし、ふ…と扉に視線を移す。
 
そのまま布団を手繰り寄せると、頭からかぶる。
静まり返った室内に、布団の厚みでかき消される程の微かな声が聞こえた。
 
 
「嫌じゃ…ないですよ……」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この度は『年賀企画』にご応募頂き有難うございますv
『始まりはいつも〜鬼畜18禁モノ〜』でした(^^ゞ
鬼畜18禁モノ!と宣言しただけに、いつも以上に鬼畜っぽくした……つもりです(;O;)
ついに4P…ひきませんでした??
こっちを希望して下さった皆さんなら、きっとひかずに読みきって頂いたと(勝手に)信じております(;O;)
今回最後までできたのは悟浄のみ…ま、たまにはこういうのもアリで(^^ゞ最後三蔵・悟空にも、と思ってたんですがかなり長くなりそうなのでやめちゃいましたm(__)m(おいおい…)
 
安純はどうも鬼畜でも愛がないと駄目なんですが…愛は感じられたでしょうか…?ハラハラv
 
ともかく2001年本当に有難うございましたv
2002年も皆サマの応援ある限り、精一杯頑張らせて頂きますので宜しくお願い致します<(_ _)>
それでは、長々失礼致しました。
皆サマ、良いお年を〜〜〜(^▽^)ノ
 
 
 
 
 
 


           

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