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「身体…辛くないか？」
「大丈夫……です」
その言葉に笑みを深くし、三蔵は八戒を横に倒し圧し掛かる。
なんとなく予想はつくものの、今からされる行為を想像し八戒の頬が赤く染まっていく。
「どうした？」
そんな様子を見て、からかうように三蔵が声をかける。こんな風に行為の前に怯える八戒を見るのは実に久しぶりで嬉しくて仕方がない。
「何でもありません！」
平気なふりをする素振りすら愛らしくて…もう１度恋に落ちてしまったのは自分だと知ってしまう。
「そうか…なら、続けるぞ…」
「あっ……ん…」
じっくりと八戒の柔らかい唇を堪能し、舌をその中で暴れさせる。
上顎を擦るようにすると、その都度ビクリと反応を返す。
おずおずと舌を絡め返してくる姿が扇情的で可愛らしい。
三蔵の後を追ってきた舌をそのままに、首筋から肩のあたりを舐め時折吸い付く。
八戒の絹のように細かく、淡い肌は朱色の花弁を色濃く残す。
「記憶がなくても、敏感な場所は変わらないんだな？」
「やっ…ぁ……」
胸元で刺激を待ち侘びていた敏感なソコを甘噛みされ、一際高い嬌声をあげる。
「いい声だ……」
その声に煽られて、三蔵は執拗にソコを攻め立てる。八戒が耐えかねて懇願するまで、その行為は続いた。
「おねが…っ……さんぞぉ…」
「しょうがねぇな……」
まったく……と、笑みを浮かべて溜息をつくと、すでにきつく張り詰めた部分を開放するようにズボンを剥ぎ取る。
八戒は全身を晒す羞恥に必死に耐え、キュッと瞳を閉じシーツを握り締めていた。
その瞬間、温かい滑った感触が張り詰めた自身を覆ったのを感じる。
「やめっ…！三蔵……汚いです…」
「………うるさい」
ソコから唇を離す事すら億劫なようにあしらうと、更に舌を使って八戒を追い込んでいく。
「あっ…三…蔵…」
「どうして欲しい…？」
三蔵の唾液と八戒自身の滴りによって濡れそぼった後腔に、節くれだった指が差し入れられる。
八戒の反応を窺いながら抜き差しされる指が、最も敏感な箇所を探し出す。
「どうして欲しいか…お前の口から聞かせろ…」
「あんっ！」
そしてようやく探し当て、引っ掻くように刺激を与える。
背を反らし、恍惚とした表情で三蔵の愛撫に溺れそうになる八戒は必死に言葉を理解しようと試みる。
「貴方が……」
「……俺が…？」
「三蔵が…欲しいです…」
そう言い終えた唇にひとつ口付けを落とすと、細い腰を抱え上げ一気に貫く。
「んあっ……さ、んぞっ…」
「八戒……」
八戒にしがみ付くように抱きしめて、腰を打ちつける。
耳朶を甘噛みして、荒い息を吐くと微かに呟いた。
「もう……」
「んっ……え？」
「俺を…忘れないでくれ…」
八戒は三蔵の背に手を回し、きつく抱き寄せる。それが答えだった。
「愛してます…三蔵。今までも…これからも…」
こうして、昼過ぎに悟浄達が再度部屋に来るまで行為は続いた………
「…三蔵…」
「あぁ、思い出してないみたいだから言っとくが…」
「はい？」
「俺の眉間の皺も、苦虫噛み潰した表情ってのも元からだぞ？」
「……はい。」
わかりました、と微笑む八戒を見て頷く三蔵は気付いていない。
今も今までも、八戒と２人でいる時だけは違う表情を見せ続けている事に……
以上、続編でした。
ただＨシーンを書いただけですね(^^ゞ
しかもそれほど大した物じゃない…かも？
ま、結局甘々って事で（笑）
たまにはこんなのもアリで良いでしょうか〜(^^ゞ
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