1995年9月その2


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説明
[1日目]
東海道本線
名鉄常滑線
バス・常滑〜上野間
名鉄知多新線
名鉄・犬山遊園〜動物園
名鉄各務原線
名鉄竹鼻線
名鉄・江吉良〜大須
東海道新幹線

完乗表
関連リンク
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[説明]
背景
計画1
検証
計画2
修正
問題点

[背景]
1995年は3〜4月、6〜8月と旅行のしどおしでした。

そう言えば3月に一般周遊券旅行をしたけど、またしてみたいなと思いました。

あの時はこてだめしで、東京近郊の、筑波山と御岳山のケーブルカーに乗る路線で一般周遊券を作ったので、今度はもっと遠くに行ってみたいと思いました。

東北方面はハートランドフリーきっぷやウィークエンドフリーきっぷでかなり旅行したので、東海方面に、青春18きっぷの使えない時期に乗ってみたいと思いました。

[計画1]
さてそこで気になることがあります。

一般周遊券で使える周遊指定地のほとんどは、バスに乗らないといけないものばかりだということです。

なんとか鉄道の周遊指定地がないかと思い、東海地方で見つけたのが名鉄の内海(うつみ)駅、名鉄の犬山遊園駅から動物園まで出ているモノレールの動物園駅、そして名鉄の谷汲(たにくみ)駅です。

これら3つの周遊指定地のうち2つで、以下の一般周遊券を作りました。

東京→名古屋(歩)名鉄新名古屋→常滑(バス)南知多ビーチランド(不連続)上野間→内海→名鉄新名古屋→犬山遊園→動物園→犬山遊園→新鵜沼→新岐阜→新羽島(歩)岐阜羽島→小田原(小田急)新宿

[検証]
一般周遊券の条件を検証します。

(1)JRには、東京→名古屋、岐阜羽島→小田原と乗っており、東京→名古屋だけで201kmを超えています。
(2)経路は一部を除いて連続しています。
JR名古屋と名鉄新名古屋はすぐ近くにあります。名鉄新羽島と岐阜羽島もすぐ近くにあるので連続しているものとみなします。
南知多ビーチランドと上野間は、同じ愛知県美浜町にあるため連続しているものとみなすという特例があります。
(3)出発地は東京で、終着は新宿ですが、同じ東京都区内なので出発地に戻ってきているものとみなせます。
(4)JRの他の区間ですが、名鉄新名古屋→常滑、常滑→南知多ビーチランドのバス、上野間→内海、内海→名鉄新名古屋→犬山遊園、犬山遊園←→動物園のモノレール、犬山遊園→新岐阜、新岐阜→新羽島、小田原→新宿、これらは、新岐阜→新羽島、小田原→新宿は経由社線、ほかはすべて指定地接続線ですのでこれもOKです。
(5)周遊指定地は内海と動物園の2か所に確かに行っています。
南知多ビーチランドも周遊指定地ですが、内海と同じ周遊指定地なので合わせて1つと数えます。

ですので条件は満たしています。

[計画2]
いつも一般周遊券を買っている旅行会社に申し込んだのですが、これ、最初申し込んだ時はこんな注文でした。

東京→名古屋(歩)名鉄新名古屋→常滑(バス)上野間→内海→名鉄新名古屋→犬山遊園→動物園→犬山遊園→新鵜沼→新岐阜(不連続)忠節→谷汲→忠節(不連続)新羽島(歩)岐阜羽島→小田原(小田急)新宿

上の経路で注文した時には、

「新羽島?こっちには行けないねえ。新幹線で帰るの?」
「はい。」
「それならOKです。」

としか言われなかったので大丈夫だと思っていたら先に説明した方のような経路になってしまいました。

[修正]
係員は、

「この南知多ビーチランドなんだけどねえ、いろいろ考えたんだけど、こうなってしまうんですよ。」

などと言われました。

ぼくもいろいろ考えたのですが、南知多ビーチランドまでバス券を買わされたのはこんな理由だと思います。

・名鉄新名古屋→常滑→上野間→内海という経路で内海に行くのは、鉄道だけで行ける区間をわざわざバスをはさんで行くので「迂回」である。しかし、名鉄新名古屋→常滑→上野間→南知多ビーチランドという経路で南知多ビーチランドに行くのはいずれにしても鉄道→バスという経路で行くことになるので迂回にあたらない

そんなわけでこうなってしまったんだろうと思います。

忠節←→谷汲の往復が省略されたのは、めんどうだったのではないかと思います。

一般周遊券というものは、必ずしも客の注文通りに作られるものではないことをこの時学びました。

[問題点]
さらに気になることがありました。それは常滑から上野間まで出ているバス路線でした。

これが朝早い時間を過ぎると夕方までないと時刻表に書いてあるのです。

さらに、時刻表に書いてある時刻は平日だけで、休日の時刻が書いていなかったのです。

これらを解決するため、まずバス会社に電話して休日の時刻をたずねました。休日は若干バスの本数が少ないほかは、やはり朝と夕方しかバスが出ていないようです。

また、本屋でNATT(名古屋近郊の時刻表)を買い、名鉄新名古屋から常滑までの時刻を調べてなんとか大垣行き夜行に接続する常滑行きが、朝の最後の上野間行きバスに接続することも確認しました。

こうして大きな問題は解決し、旅立てることになりました。

上野間から南知多ビーチランドの権利を捨てるほかはほぼ周遊券通りに乗ろうと考えましたが、周遊券に組み込めない名鉄の江吉良〜大須の路線は別にきっぷを買って乗ろうと思いました。

こうして旅行の日が来て、ぼくは東京駅の大垣行き夜行の発車するホームに向かったのです。

完乗表
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東海道本線


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東京〜浜松
浜松〜名古屋
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[東京〜浜松]
東京駅にやってきた。そして大垣行き夜行の出るホームに向かう。

青春18きっぷシーズンが終わったのでたいして客はいないかと思っていたのだが、意外と客は多い。そう言えば最初に乗った1993年11月も、青春18きっぷが使えないのにけっこう客がいたからなあ。

ぼーっと並んでいるうちに大垣行き夜行が入線してきたので乗る。無事すわれた。

そして発車する。青春18きっぷのシーズンほどではないが、この電車を使う人はけっこういるようだ。でも小田原までの間にかなり降りていき、長距離客ばかりになった。そのうちぼくは眠ってしまう。

でもあまり眠れないようで、浜松に着いた。ここでしばらく停車するので、駅の外のトイレに行くことにする。
旅行記メニュー

[浜松〜名古屋]
改札で、静岡発の東京ミニ周遊券のB券と、一般周遊券(東京都区内→名古屋市内)を見せる。B券を渡そうとしたら、持っていった方がいいと言われた。たぶんぼくが静岡で降りてミニ周遊券を買って引き返したことがわかったのだろう。

トイレをすませる。駅の南のコンビニで何か買っていこうかとも思ったが、それほど腹もすいていないので、名古屋で降りてからにしようかと思った。そして電車に戻る。また出発。夜が明けてきた。

今日は名古屋まで行くので岡崎では降りず、ずっとすわっていく。

この夏はだいぶ大垣行き夜行に乗った。でも冬のシーズンまではしばらく乗ることはないな、と思っているうちに電車は名古屋の都会の駅にすべりこんでいった。到着。

ぼくは電車を降り、改札でB券、東京都区内→名古屋市内の周遊乗車券を渡して通った。さあ、半年ぶりの一般周遊券の旅行のはじまりだ。まずは名鉄の新名古屋駅に行こうと思いながら進んでいった。

今年は何度も名古屋の地下鉄や名鉄に来ている。何度も通った道を進み、新名古屋駅にやってきた。まずは名鉄で常滑(とこなめ)に行こうと思い、改札に近づいていった。
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名鉄常滑線


【menu】
旅行記本文
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[旅行記本文]
東京から乗ってきた大垣行き電車を名古屋で降り、名鉄の新名古屋駅にやってきた。

一般周遊券を取り出し、「新名古屋→常滑」の船車券を取り出した。自動改札になっているので有人改札を通らなければならない。
入ろうとすると出ようとする女性とぶつかりそうになり、あわててどいた。

ホームに行く。NATT(名古屋の時刻表)によれば常滑行きはもうすぐやってくるようだ。
無事時刻表通りに常滑行きがやってきた。さすがに朝7時前なのですいており、ゆっくりすわれた。

電車は常滑に向けて発車した。地上に出て金山に停車する。そして神宮前から分岐して常滑線に入っていく。
名古屋は南の方向にはそれほど市街地が広がっておらず、常滑線に入るとそれほど密集した市街地でもなくなった。むしろ広い景色が広がっている。

今年4月、6月、8月と名鉄にたくさん乗ってきたが、名古屋近辺を除いてけっこう自然が多い景色が多かった。今日も名鉄の長い距離の区間を乗るので、どんな景色か見て行こう。

さすがに土曜日の朝に名古屋を離れる電車なのでお客はずっと乗ってこない。
あまりごみごみした駅前の駅はなく、そのまま終点常滑に着いた。無事NATT通りの時刻に着いたから、上野間行きのバスにも乗れそうだ。

船車券を改札に渡して通り、駅前に出るとバス乗り場があった。無事上野間行きのバスも見つかった。さあ、乗ろう。
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バス・常滑〜上野間


【menu】
バス
到着
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[バス]
新名古屋から乗ってきた名鉄の電車は無事常滑(とこなめ)に定刻に到着した。周遊乗車券を渡して改札を通る。上野間(かみのま)行きのバスはちゃんとあるだろうか?

駅を出て駅前のバス乗り場に行くと、ちゃんと上野間行きのバスは停車していた。良かった。電話できいた時刻通りに走るようだ。ぼくはバスに乗った。

ぼくのほかには数えるくらいしか客がいない。こんなんでやっていけるのだろうか。それに、よくこんなバスが「指定地接続線」になっていたもんだ。

バスは発車する。平坦な場所である。

全然ほかに客が乗ってこない。数少ない客もすぐに降りてしまい、客はぼく1人になった。なるほど、これじゃ朝と晩しか客がいないわけだ。

かなり距離があるのに、全然客が乗ってこない。去年乗った土浦から下妻まで乗ったバスもほとんど人家のないいなか道を走るバスだったけど、このバスは人家は多少はある場所を通るのに、それでも客がいないのである。まあおよそバスというものはこんなものなのかもしれない。
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[到着]
そしてバスは無事、終点の上野間に到着した。さてちゃんとこれが使えるかなあと思い、「常滑→南知多ビーチランド」の周遊船車券を出した。

運転手は驚いていたようだった。

「えーっ、南知多?、うーん、でも受け取らなければならないしなあ・・・まあいいや、これで。」

やはりもともと「常滑→上野間」「上野間→南知多ビーチランド」という路線なのにひとつづきの券になっていたのがどうもおかしかったらしい。でもこれで降ろしてもらえた。はたしてどんな券にするのが正当だったのか、一般周遊券が廃止された現在となってはわからない。

ともかく無事旅行が進む。さあ、上野間の駅に入ろう。
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名鉄知多新線


【menu】
上野間〜内海
内海駅前
内海〜犬山遊園
関連リンク

[上野間〜内海]
常滑(とこなめ)から乗ってきた、ぼくしか乗っていなかったバスを上野間(かみのま)で降りて、名鉄の上野間の駅に向かった。

「南知多ビーチランド」という場所が近くにあるわりには上野間は観光地の入口という感じがしない。駅は今年これまで乗ってきた名鉄の、名古屋から離れている駅と似たようなものである。一般周遊券の「上野間→内海(うつみ)」の周遊乗車券を見せて改札を通り、内海行きホームに行く。

電車がやってきた。客はそれほどいない。9月なのでビーチランド客っぽい人もいないようだ。ロングシートの電車は発車する。

景色は森に囲まれた景色である。名古屋から離れた土地なのでこんなものだろう。京浜急行の景色に似ているような気がする。地形的には知多半島は三浦半島と似たようなものかもしれない。大垣行き夜行であまり眠れなかったのでぼーっとしながら終点内海に着いた。

電車を降り、周遊乗車券を渡して改札を通った。腹減った。どこかに食堂はないかな。
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[内海駅前]
近くに喫茶店を見つけた。入ってみよう。

「モーニングセットはありませんか?」
「ないです」

食事のできない喫茶店もあるんだなあと思った。めったに喫茶店とか行かないからその手のことはさっぱりわからない。

ほかに朝食が食べられるところはなさそうだ。しかたない。新岐阜あたりに行くまで食事はおあずけのようだ。駅に戻る。

内海駅周辺も、京浜急行の三浦海岸の駅前っぽい場所だなあなどと思いながら駅に入り、「内海→犬山遊園」の周遊乗車券を見せて改札を通る。
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[内海〜犬山遊園]
NATT(名古屋の時刻表)で確認したとおり、内海からは新名古屋・犬山経由の新岐阜行きという急行が走っている。だから犬山遊園までは乗り換えなしで行くことができるのだ。ちょうどその新岐阜行きに乗ることができる。

急行と言ってもロングシートである。しかし大垣行き夜行でほとんど眠れなかったぼくは、ロングシートの端の金属の棒に頭をのせると、一気に眠ってしまった。

目が覚めた。だいぶ時間がたっている。客はまばらである。もう新名古屋を過ぎているようだ。電車は住宅街を通っているようだ。

まだまだぼーっとした頭で景色を見る。だんだん住宅がまばらになっていく。名古屋から離れているのである。

そして犬山を過ぎ、目的地犬山遊園に着いた。ここで電車を降りる。これから動物園行きのモノレールに乗るのである。動物園に行くひまがないのが残念である。モノレールだけ乗って引き返していこう。

さて乗り場はどこだろう。
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名鉄・犬山遊園〜動物園


【menu】
犬山遊園〜動物園
動物園駅
動物園〜犬山遊園
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[犬山遊園〜動物園]
内海(うつみ)から乗ってきた電車を犬山遊園で降りた。うーん、よく寝た。

さてここからはモノレールに乗る。今回使っている一般周遊券の周遊指定地にもなっている重要な場所だ。さて乗り場はどこだろう。

東の方にそれっぽい場所が見えるので進んでみた。階段があり、のぼるとモノレールのホームらしい場所に出た。待っているうちに子供連れらしい人たちがやってくる。やっぱり動物園なので子供連れが多いのだろう。とは言ってもものすごく混雑するほど人は集まらない。やっぱり愛知県だし、大部分の客は車を使うのだろう。

モノレール車両がやってきた。ドアが開いてぼくを含む客が乗り込む。楽にすわれた。そして発車。
犬山遊園駅を発車した車両は、いきなり急勾配を登り始めた。
こんな急勾配にも対応出来るってモノレールってすごいなあと思う。ずんずん登っていく。

かなり登ったところで停車。成田山という駅だ。なぜか乗ってくる親子連れがいる。
どういう駅かわからないが、お寺か神社でもあるのだろう。そしてまた発車。成田山から先はそれほどの登りでもない。
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[動物園駅]
ようやく車両は終点、動物園に到着した。さて一般周遊券の「犬山遊園→動物園」の券を用意しよう。
行列に並んで駅員に券を見せる。そこで駅員は、

「入場券は?」

と質問してきた。

ありゃ、この改札は動物園の入口にもなっていて、入場券がないと外に出られないのか、と思ったぼくは、「犬山遊園→動物園」の券を駅員に渡して、「動物園→犬山遊園」の券を駅員に見せ、まわれ右して車両に戻った。
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[動物園〜犬山遊園]
まだ午前中なのでそれほどお客もいない車両はまた発車する。そして成田山を通り、山をおりていく。

そして数十分ぶりに犬山遊園に到着した。

もうすぐお昼だ。どうせ一般周遊券の券片は「犬山遊園→新岐阜」「新岐阜→新羽島」と分かれているので、新岐阜でいったん途中下車しないともったいないような気がした。

内海で食事できなかったし、新岐阜で昼食にしようと思った。そんなことを考えながら、新岐阜方面のホームに行き、電車を待った。
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名鉄各務原線


【menu】
犬山遊園〜新岐阜
昼食
関連リンク

[犬山遊園〜新岐阜]
動物園から乗ってきたモノレールを犬山遊園で降り、新岐阜方面の電車のホームで待った。

急行がやってきた。乗ろう。すわれるようだ。電車は発車する。

発車するとまずは橋を渡るらしい。電車が橋にさしかかる。

なぜか電車は徐行した。なんで徐行するんだろう?

ゆっくりと電車が橋を渡る間、窓の外を見ると、橋の向こうに車がまるで電車を待ち合わせするように停まっているのが見えた。

ああそうか、この橋は自動車と電車の共用の橋で、電車が通る間自動車は橋の手前で待つルールなんだな、と思った。

江ノ電の江ノ島の近くにも電車が道路を通る区間があったなあと、江ノ電に乗った時のことを思い出した。電車は無事橋を渡り、新鵜沼(しんうぬま)に着いた。そしてまた進む。

電車は相変わらずすいたまま進んでいく。新鵜沼のあたりでは多少多かった人家も、新鵜沼を過ぎるとめっきり少なくなった。

しかしこの電車の終点は新岐阜なので、新岐阜が近づくと大きな市街地に入っていった。そして終点新岐阜に到着。
旅行記メニュー

[昼食]
今年4月に続いて二度目の新岐阜である。大きな駅ビルがある。まずは「犬山遊園→新岐阜」の周遊乗車券を渡して改札を通った。

大きな駅ビルだから、食堂くらいあるだろうと思い、駅ビルの上の階に行ってみた。読み通り食堂はあったものの、お昼だから混雑している。それでもなんとか空席があるようだ。

でもぼくより年上そうな男性と相席になってしまった。相席になるのは大学時代以来かもしれない。

さて何を食べようか。去年名古屋で食べた「みそ煮込みうどん」でも食べようか、と思ったが、よくわからないメニューを見つけた。

それは「みそかつ定食」だった。どんなものかわからないが、食べてみることにした。注文して待つとみそかつ定食がやってきた。

文字通り、みそで煮込んだカツであった。みそは去年食べたみそ煮込みうどんと同じみそだが、なにしろカツである。カツにみその味が良く似合う。うまいなあ。

すっかりおなかもいっぱいになって食堂を出た。ごちそうさま。いい店だったなあ。

なお2007年現在、犬山遊園と新鵜沼の間の橋は、となりに自動車用の橋ができたため鉄道の橋は電車専用になっている。
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名鉄竹鼻線


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新岐阜〜新羽島
岐阜羽島駅
関連リンク

[新岐阜〜新羽島]
みそかつ定食を食べ終えるとぼくは新岐阜駅に戻った。「新岐阜→新羽島」の周遊乗車券を出して改札を通る。

新羽島行きに乗る。あまり混雑していないロングシートの電車である。発車して、しばらくは名古屋本線を進む。このあたりは去年菅野美穂ちゃんと握手しに行った時に乗っているはずだが、眠っていたところなので記憶にない。

新岐阜を離れるとすぐに市街地でなくなり、人家のまばらなところを進んでいく。笠松を過ぎると竹鼻線である。さらに人家がまばらになる。

それでも途中小さな市街地っぽいところを通る。「羽島市役所前」というくらいだから市街地なのだろう。

そこを過ぎるとまた市街地から離れていく。そして目の前に新幹線の高架が見えてきた。岐阜羽島駅のようだ。まるで人家のないところである。

岐阜羽島駅の手前の高架ホームしかない駅で電車は停車した。ここが終点、名鉄の新羽島駅である。
旅行記メニュー

[岐阜羽島駅]
さて、とりあえず次の目的地は大須(おおす)なので大須まできっぷを買うために改札を出る必要があるが、一度トイレに行っておこう。なんとなく岐阜羽島駅の方のトイレの方がきれいなんじゃないかと思い、まずは周遊乗車券を渡して改札を出た。

新羽島駅と岐阜羽島駅とは、駅舎が一体化しているわけではなく、多少離れていた。残念ながら雨が降り始めている。朝、内海(うつみ)にいた時には降っていなかったのに。

雨の中、歩道を進んで岐阜羽島駅に来た。

入ってはみたが、あまり新幹線の駅とは言えないような場所であった。あまり店もなく、ひとけも少ない。そう言えば新幹線の単独駅を使うのは初めてだったなあと思った。

トイレを見つけた。トイレはたぶん新羽島のトイレよりきれいだろう。

トイレに入ってひといきついた。
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名鉄・江吉良〜大須


【menu】
新羽島〜羽島市役所
羽島市役所〜大須
大須〜羽島市役所
羽島市役所〜新羽島
関連リンク

[新羽島〜羽島市役所]
岐阜羽島駅のトイレを出て、雨の中を新羽島駅に戻ってきた。

さてここから名鉄の大須駅に行くことにする。大須だけはどう考えても一般周遊券に組み込めそうになかったのである。

自動券売機では往復のきっぷも売っていたので、大須までの往復きっぷを買った。

まずは今まで乗ってきた電車に乗る。大須行きの電車は次の江吉良(えぎら)で乗り換えだが、たまに江吉良通過の電車があるらしいので、その次の羽島市役所まで行くことにする。

ごとごとと電車は住宅街の中を進み、羽島市役所に到着した。ここで乗り換える。
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[羽島市役所〜大須]
この駅は大須行き電車用にホームが分かれているということもなく、新羽島行きと共用のホームで電車を待った。そのうち大須行きがやってきた。

大須行きは多少はお客がいたが、すわれるくらいの客数であった。江吉良を過ぎていき、レールが分岐すると家並みが少なくなり、田んぼばかりの景色になった。

雨は相変わらず降り続き、いくばくかのお客を乗せて電車は大須駅に到着した。
降りると車掌がやってきてきっぷ回収である。この駅は無人駅のようだ。

駅前は小さな集落のようで、あまり大きなお店もなく、降りた客は次々に散っていく。
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[大須〜羽島市役所]
さて雨の中、さてどうするかと思ったが、とりあえず散歩することにした。

道をちょっと歩くと和菓子屋があった。特にこのあたりですることもないので和菓子屋に入り、菓子を買ってみることにした。新幹線の中ででも食べてみよう。

また歩き、大須駅へと戻ってきた。駅できっぷは売っていないが、新羽島駅で買った往復きっぷの帰りのきっぷがあるので困らない。

停車していた電車に乗る。そして電車は発車した。田んぼの中を電車は進んでいく。

無人駅発車なので車掌が乗っており、車内できっぷを売っている。

ひととおりきっぷを売り終わったところで強制車内改札となり、ぼくは新羽島駅で買った往復きっぷの復路のきっぷを見せた。

あとはやることもない。景色をながめる。
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[羽島市役所〜新羽島]
やがて景色が住宅街になり、江吉良でレールが合流し、羽島市役所に着いた。また電車を降りる。

さっき乗ったのと同じホームに来ると新羽島行きがやってきた。

電車に乗るとまた家並みが少なくなり、畑の中の岐阜羽島駅が見えてきて、電車が行き止まりホームに到着した。

また新羽島駅に戻ってきた。さあ、ここから小田原まで新幹線だ。まずは自由席特急券を買おうと、岐阜羽島駅へと向かっていった。
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東海道新幹線


【menu】
岐阜羽島〜名古屋
帰宅
関連リンク

[岐阜羽島〜名古屋]
羽島市役所から乗ってきた電車を新羽島で降り、小雨の中を岐阜羽島駅に向かった。

駅の中に入り、窓口で一般周遊券を見せて、小田原まで自由席特急券を買った。

さすがに岐阜羽島と小田原の両方に停車する新幹線はこだましかない。それほど待たずに来るようだ。

「岐阜羽島→小田原」の周遊乗車券とさっき買った自由席特急券を見せて改札を通り、ホームに行く。通過するひかりが半分以上なので、通過線のあるタイプの2線ホームである。じきにこだまがやってきたので乗る。席はあいていて無事すわれた。

こだまは出発する。岐阜羽島のあたりは、東京から新大阪まで乗っていると眠っている区間だったりするので、けっこう新鮮なながめだなあと思いながら景色を見ていた。名古屋が近づくと人家も増えてきて、都会のながめになって名古屋に到着である。

今ぼくは窓側の席にすわっているけど、そろそろ暗くなって景色も見えなくなってきたから通路側でもいいだろう。

となりの通路側の席にもし人がすわるようなら、ぼくは小田原で降りるので席をどいでもらなわければならない。だから窓側にすわってもらおうと思った。そうしたら若い男性がとなりにすわってきた。

「すみません、ぼく小田原で降りるんですけど。」
「ぼくも小田原で降りるんですよ。」

そんなわけで窓側でいいことになった。
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[帰宅]
だんだん暗くなる景色を見ながら過ごした。2回目の一般周遊券の旅行も無事すんだ。

一般周遊券の旅行はおもしろいけど、たいていの周遊指定地はバスに乗る場所なので、まだ乗っていない鉄道に乗ろうとするとけっこうむずかしい。

名古屋が目的地の一般周遊券はもうこれくらいにして、次は大阪近辺を目的地にした一般周遊券に乗りたいなと思った。まあ、青春18きっぷが使えない時期においおい乗っていこう。

こだまは各駅に停車し、3駅に1駅くらいの割合で5分ほど停車してひかりに追い抜かれていく。それにしても便利で快適な乗り物だなあと思う。

これからも、一般周遊券で東海道新幹線に乗っていくことにしよう。

新丹那トンネルも通り、こだまは無事小田原駅に到着した。となりの若い男といっしょに降りた。

あとは残った「小田原→新宿」の周遊乗車券で小田急に乗ろうと思いながら、ぼくは在来線との中間改札で自由席特急券を渡して、小田急との中間改札に向かっていった。それほど遅くない時間にアパートに着けるだろう。
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[完乗表]
★未乗:富山 石川 福井 和歌山 鳥取 島根 徳島 愛媛 高知 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島
★一部乗車:北海道 青森 宮城 秋田 福島 群馬 埼玉 東京 新潟 長野 岐阜 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 岡山 広島 山口 香川 福岡
★完乗:岩手 山形 茨城 栃木 千葉 神奈川 山梨 静岡
★未乗→一部乗車:なし
★一部乗車→完乗:なし
★備考:なし

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