愛称のある普通列車


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快速シーサイドライナー


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1998年2月 (大村線)


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[説明]
長崎本線長崎駅から、長崎本線の現川(うつつがわ)・市布(いちぬの)経由の路線を通って諫早(いさはや)に行き、そこから大村線を通ってハウステンボス・早岐(はいき)に行き、佐世保線で佐世保に至るディーゼル車の快速列車である。

真新しいディーゼル車で、長崎の人がハウステンボスに行くのに使っており、けっこうお客が多い。

佐世保から長崎に用事のある人も使うことがあるのではないかとも思うが、どのくらい使われているのがはわからない。


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快速マリンライナー


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1994年12月その1 (瀬戸大橋線)
1996年10月 (瀬戸大橋線その1/瀬戸大橋線その2)


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[説明]
山陽本線岡山駅から瀬戸大橋線を通って坂出(さかいで)に行き、そこから予讃線を通って高松に至る電車の快速列車である。

大阪から高松まではわざわざ航空機に乗るほどの距離でもなく、新幹線で岡山まで行ってこの快速で高松まで行くのが最も効率よく移動できるため、けっこうお客が多い。

そのせいか指定席・グリーン車がついており、自由席に乗るとすわれないことが多い。

いずれにしても瀬戸大橋を渡る列車はこのマリンライナー、松山・高知方面の特急を除くと残りはわずかな普通列車だけなのでそんな意味でも混雑する列車である。

なんにしてもロングシートではなく、2列席なので瀬戸大橋からの瀬戸内海のながめを楽しむには最適の列車であると言えよう。


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快速みえ


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1996年8月その1 (関西本線)
1997年3月その2 (伊勢鉄道)


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[説明]
名古屋駅から河原田駅まで関西本線を通り、河原田から津まで第三セクター伊勢鉄道、津から多気(たき)まで紀勢本線、多気から鳥羽(とば)まで参宮(さんぐう)線を通る快速列車である。河原田から鳥羽まで非電化区間なのでディーゼル車両である。

おもな停車駅は桑名、四日市、津、松阪、多気、伊勢市などである。

青春18きっぷで通る場合、伊勢鉄道区間でかならず車掌がやってきて伊勢鉄道の運賃を払うことになるので注意が必要である。

しかし普通の乗車券で通る場合、必ずしも伊勢鉄道経由の乗車券でなくても、亀山経由の乗車券でも「乗車変更」を行えばそのまま通ることは可能である。
なぜなら、河原田→亀山→津のJR運賃よりも伊勢鉄道の運賃の方が安いからである。
亀山経由と伊勢鉄道経由の運賃を計算して、安い方を買えばいいことになる。

また、以前は青空フリーパスでも別途伊勢鉄道の運賃を払う必要があったが、2006年から伊勢鉄道も青空フリーパスのエリアに含まれ、別途の運賃は不要になった。

並行して近鉄が走っているためそれほどお客は多くはない。
車両の一部が指定席になっているが、どこが指定席でどこが自由席かわかりにくいので注意が必要である。


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快速ムーンライトながら


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1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2002年

[1996年]
1996年3月その4 (東海道本線その1)
1996年8月その2 (東海道本線その1)
1996年12月その1 (東海道本線その1)
[1997年]
1997年1月その1 (東海道本線その2)
1997年1月その2 (東海道本線その1)
1997年3月その2 (東海道本線その1)
[1998年]
1998年3月その1 (東海道本線その1)
1998年10月その2 (東海道本線)
[1999年]
1999年9月 (東海道本線その1)
[2000年]
2000年9月 (東海道本線その2)
[2002年]
2002年7月 (東海道本線その1)


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[説明]
基本1
基本2
変遷1
変遷2
変遷3
感想

[基本1]
東京駅から東海道本線を経由して岐阜県の大垣(おおがき)駅に至る臨時の夜行快速列車である。

車両は特急にも利用される、リクライニングシートを備えた電車で運行される。

もともとこの電車はムーンライトながらに割り当てられる以前はリクライニングシートではなかったようだが、廃止された快速ムーンライトえちごとして、かつて走っていた電車と同じく、もともとあったシートをはずしてリクライニングシートを別の車両から持ってきて取り付けた模様である。

ただしこの手の車両の難点として、座席と窓の位置が合わないことがあげられ、座席によっては窓の外が見にくいので心に留めておこう。

以前はデッキと座席を分けるドアがなく、ホームに面したドアが開くと直接風が吹き込んでくるような車両が使われていたが、現在はデッキと座席が分かれてドアのある車両が使われているようである。
全車指定席であり、以前は一部の車両が名古屋止まりだったこともあるが、臨時になるとともに全車両大垣行きとなった。

[基本2]
2007年3月16日まで一部車両は小田原から自由席だったため小田原で自由席を求めて乗ってくる客がいたが、もうこれらの客は乗ることができなくなってしまったわけだ。これからどうなるのだろう。

大垣で降りる客の大多数は京都方面に向かうようである。名古屋で降りてしまう客も多い。意外と静岡での乗り降りも多い。

運行期間がとみに減ってしまったため、最近はいつも発売数時間で満席になる。

以前は喫煙席と禁煙席があったが、現在は全席禁煙である。

[変遷1]
走り始めは1996年3月で、それ以前にも全車自由席(一部グリーン車)の東京発大垣行き、大垣発東京行きがあったが、横浜や大船などから乗る人の便宜を図って指定席がつけられたようである。それ以前は確実にすわるため、横浜から東京に出てすわっていく人もいたようである(ぼくもやったことがある)。

この列車は青春18きっぷが売られる以前からあり、けっこうお客もそのころからいたようである。

以前は日付が横浜で切り替わるため、東京から乗る客は横浜までの乗車券を買って乗れば青春18きっぷを節約できたのだが、2006年3月18日から東京の発車が約30分早くなり、日付の切り替えは小田原になった。だから東京から乗る場合東京〜小田原間の乗車券を用意する必要があり、場所によっては青春18きっぷを1日分小田原まで使った方が安いという人がいるだろう。

小田原まで小田急を使って小田原から乗るという人も多くなりそうだ。

[変遷2]
さらに、2009年3月14日から大幅に停車駅が減ったので注意が必要である。

下りの停車駅は東京・品川・横浜・小田原・沼津・静岡・浜松・名古屋・岐阜・大垣で、

上りの停車駅は大垣・岐阜・名古屋・豊橋・浜松・静岡・沼津・横浜・品川・東京である。

熱海は運転停車はするがドアを開けないようだ。そして下りが豊橋に停車しないので飯田線に乗るには浜松で降りて始発を待つか名古屋から引き返すしかなくなってしまった。上りも小田原に停車しなくなったし、この上なく不便になったわけである。

2009年3月までは毎日走る電車だったが、4月の青春18きっぷシーズンが終わり次第運行を休止する臨時列車となってしまった。

さらに、以前は全車自由席だった臨時の大垣行きはここ数年「ムーンライトながら91号・92号」という全車指定席の電車だったが、2009年3月のシーズンにはこれも運行されなくなった。夏にも運行されなかったので今後運行はないだろう。

2009年以降、徐々に運行日数が減っていたが、2012年春はとうとうわずか1週間しか運行されないことになった。いつか本当に廃止になりそうなので、乗れるうちに乗っておきたいものである。

[変遷3]
2009年3月13日までムーンライトながらとして運行されていた車両は、現在は飯田線を走る特急伊那路(いなじ)などとして運行されているとのことである。

2012年3月16日までは、朝一番の東京発静岡行き、19時過ぎに静岡を発車する東京行きにこの車両が使われていたが、3月17日からは使われなくなり、ほぼ同じダイヤで東京発沼津行き、沼津発東京行きが走るけど普通のJR東日本の車両が走るようになった。この日以降、毎日走る東京を出た普通列車は沼津より西には行かなくなったわけである。

[感想]
また、なんでも東京ビッグサイトや幕張メッセで若者がたくさん集まるイベントがあり、イベント期間にはムーンライトながらを利用してそれらの施設に行く人がたくさんいて、そのため自由席がついていた時代は大混雑になっていたという話である。全席指定席になっても指定席券発売数秒で満席になるという話である。

この列車はぼくにとって、東京より西に行く時の基本となる列車であり、この列車があるからこそぼくは旅行を続けられる、そういう列車である。

だからこの列車がなくなったらとても困る人がたくさんいる。だいじに、だいじに乗っていきたい列車である。


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快速むさしの


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1994年6月その3 (富士急行)


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[説明]
中央本線の八王子もしくは武蔵野線の府中本町から、おもに中央本線、武蔵野線を通って東北本線の大宮駅に至る電車の快速列車である。

1日3往復程度走っており、大宮行きは時間帯により八王子始発の電車と府中本町始発の電車があるが、大宮始発の電車はすべて八王子行きである。

この電車の経路は複雑で、八王子から立川までは普通に中央本線を通るのだが、そこから先はまず、立川から新小平まで続く、むさしの以外は貨物列車しか走らないような地下レールを通って武蔵野線に出る。

つづいて新小平から北朝霞まで武蔵野線を通ると、西浦和でポイントを渡って(正確には「渡らずに」の方がふさわしいかも)ホームのないレールを通り、そこから1990年代前半の時点でふだんはお客の乗る電車が通らないレールを通って大宮に到着する。
府中本町始発は府中本町から新小平まで武蔵野線を通る以外は八王子始発と同じである。

なお数年前まで、快速むさしのは土日には「ホリデー快速むさしの号」と呼ばれていた。快速むさしのは平日のみの名称だったわけである。
また、さらに以前には八王子からさらに大月を経て富士急行に至り、富士急行の河口湖まで行っている電車のことをホリデー快速むさしの号と呼んでいた時代もあった。この頃は土日ならいつでも走っているわけではなく、1年でも限られた時期にのみ走る電車だった。上記の旅行記はその時代のものなので河口湖まで行っている。

現在も大宮と河口湖を結ぶ快速はあるが、「ホリデー快速河口湖号」という名称に変更になっている。ただし、同じ名称の快速でも大宮でなく新宿に向かう列車もあるので注意すること。

2012年現在、ホリデー快速河口湖1号・2号が新宿発着、3号4号が大宮発着となっている。

大宮〜河口湖間の臨時列車がホリデー快速むさしの号だった時代にも八王子(府中本町)〜大宮間の快速はあったが、名称は時代により異なり、たとえば「こまちリレー号」などと呼ばれていた。


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ホリデー快速鎌倉号


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2001年11月 (東海道本線)


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[説明]
武蔵野線の南越谷(みなみこしがや)駅から、おもに武蔵野線、横須賀線を通って横須賀線の鎌倉駅に至る、臨時快速電車である。
いつ運転されるかは年によって異なり、おもにお客が多そうな土日のごく一部で運転されている。

この電車の経路は複雑で、南越谷から北府中までは普通に武蔵野線を通るのだが、府中本町の手前でポイントを渡り(正確には「渡らずに」の方がふさわしいかも)ホームのないレールを通り、そこからふだんはお客の乗る電車が通らないレールを通って東海道本線の鶴見近辺に行き、東海道本線に移動して大船まで行き、鎌倉に至るものである。

なにしろふだん通れない場所を通ることから鉄道ファンに人気の電車であるが、普通に北鎌倉や鎌倉に行きたいおばさんたちも利用している。

ただし南越谷始発になったのは2010年代初期と最近のことで、それまでは大宮と鎌倉を結んでいた。とは言っても現在の湘南新宿ラインとは異なり、北朝霞〜北府中間は現在のルートと同じく武蔵野線を通り、西浦和で府中本町と同じくポイントを渡ってホームのないレールを通り、そこから1990年代前半の時点でふだんはお客の乗る電車が通らないレールを通って大宮に至る電車だった。
しかし大宮〜北朝霞を結ぶ貨物線は北府中〜鶴見近辺を結ぶ貨物線と異なり、2012年現在は毎日、1日に何回かお客の乗る電車が走るようになっている。大宮と八王子もしくは府中本町を結ぶむさしの号と、大宮と西船橋を結ぶしもうさ号である。
どうやらホリデー快速鎌倉号が南越谷始発になった理由は、運行時刻がしもうさ号と重複することが原因らしい。

ともかく10年以上走っている電車なので、けっこう混雑する電車なのであろう。


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快速エアポート


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1999年3月 (千歳線その2/千歳線その4)


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新千歳空港と札幌・小樽を千歳線・函館本線経由で結ぶ快速電車である。指定席車両を連結しており、1時間に最大4本朝から夜まで往復している。一部は旭川〜札幌間の特急スーパーカムイが札幌から快速に変わって乗り入れており、特急区間の指定席料金で新千歳空港まで指定席に乗ることができる。

国鉄(JR)が千歳空港(新千歳空港)に駅をつくって以来運行されている列車で、東京と北海道の間の交通機関が国鉄から航空機に移行して以来、平日・休日を問わずお客の多い電車である。航空客ばかりでなく小樽〜札幌〜千歳の間の通勤・通学客にも使われている。


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