2001年11月
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説明
[1日目]
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常磐線その1
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常磐線その2
[2日目]
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武蔵野線
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横須賀線
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東海道本線
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完乗表
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関連リンク
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[説明]
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背景
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計画
[背景]
2000年にほとんどのJR線に乗ったぼくは、2001年には新しい鉄道に乗る意欲もなく、おもに青春18きっぷを使って近場の観光地めぐりをしていました。
場所としては城ヶ崎海岸、日光東照宮、身延山、松本城などに行っていました。
さて、とあるところで得た情報によれば、2001年11月をもって、スーパーホリデーパスとツーデーパスが廃止されてしまうとのことです。廃止される前に使ってみたいです。さてどこに行くのがいいでしょう。
時刻表を見ていると、気になる臨時列車がありました。それは「急行ぶらり鎌倉号」というものでした。
その急行は、常磐線のいわき発横須賀線の鎌倉行きでした。でもどういう経路を通るのでしょう?
以前「快速ときわ鎌倉号」という電車に乗ったことがありました。
その快速は、取手のあたりを出て、鎌倉に向かうものでした。常磐線で北千住・南千住を出ると上野には向かわず、ポイントで貨物線に入り、三河島のホームのないレールを通ると通常の電車が通らない場所を通って、なぜか現在湘南新宿ラインと呼ばれているレールの赤羽〜池袋間に合流してそのまま鎌倉に向かう臨時快速でした。
しかし時刻表を見た限り、ぶらり鎌倉号は柏は通るけど松戸は通らないようで、ときわ鎌倉号のルートは通らないようです。どこを通るのでしょう?
ぼくは4年前に乗った「急行上越スキー号」のことを思い出していました。あの電車は武蔵野線から常磐線に移動する電車でしたが、新松戸近辺の貨物線を通るのです。
もしかしたらぶらり鎌倉号は上越スキー号のルートで武蔵野線に入り、それからもっと前に乗ったことのあるホリデー快速鎌倉号のルートで西国分寺から横浜に行き、鎌倉に進むのかもしれません。いずれにしても通ってみたいです。
[計画]
ぶらり鎌倉号は、いわきを早朝に出てお昼に鎌倉に着く電車と、夕方鎌倉を出て深夜にいわきに着く電車しかありません。
できれば新松戸近辺の景色は昼間見たいので、いわきを早朝に出る電車に乗ることにします。ということはいわきに泊まる必要があるということです。
いわきや鎌倉にはもう乗ったことのない鉄道はないので、どちらかと言うと観光したいです。
とは言ってもスパリゾートハワイアンズにはあまり行きたくないです。どちらかというと「勿来(なこそ)の関」とか、美空ひばりのみだれ髪で有名な塩屋崎に行ってみたいです。
鎌倉も、どちらかというといろいろな雑誌で取り上げられているが鉄道が直接通っていないので行く機会がない、「葉山」という場所に行ってみたいと思いました。鎌倉の隣の逗子からバスで行けるようです。
まとめるとこんな計画になります。
(1日目):上野から日立まで特急スーパーひたちに乗り、日立から普通列車で勿来(なこそ)に行き、勿来の関に行く。
それから塩屋崎に行き、いわき泊。
(2日目):いわきから鎌倉まで急行ぶらり鎌倉号に乗り、普通列車で逗子に行き、バスで葉山に行く。そしてその日のうちにアパートに戻る。
よし、これで行こうと思いました。
まずは宿です。時刻表に載っていたホテルパシフィックといういわきのホテルを土曜日泊で無事予約しました。
特急券や急行券は上野やいわきで買えばいいかと思い、ツーデーパスだけ買い、土曜日を待ちました。
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完乗表
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常磐線その1
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上野駅到着
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乗り換え改札
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上野〜日立
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関連リンク
[上野駅到着]
山手線の電車は、無事上野駅に到着した。電車を降りる。
これから向かう最初の目的地は勿来(なこそ)だ。青春18きっぷなら普通列車で行くところだが、きょうは特急券を買うと特急に乗ってもいいツーデーパスだ。だから特急スーパーひたちに乗ることにする。
でもスーパーひたちは勿来には停車しない。勿来の手前でスーパーひたちが停車するのは日立のようだ。特急券は日立まで買えばいいことになる。
スーパーひたちは4年前、仙台まで乗った。なにしろ行きをスーパーひたち、帰りを新幹線にするとスーパーひたちの特急料金が半額になるのだ(1997年・2001年当時)。大学時代の友人と秋保(あきう)温泉に泊まったのでこんなルートにしたのである。だからそれほど気負うこともない。
あの時はあらかじめ特急券を買っていたが、きょうは買っていない。
上野駅は2層構造になっており、常磐線の普通列車は上の層のホームから発車するが、スーパーひたちは下の層から発車する。急行能登の発車するホームと同じ層のホームだ。
6年前に急行能登に乗った時に鶯谷(うぐいすだに)寄りにある中間改札で急行券を買ったこともあり、その乗り換え改札に行けばきょう使う特急券も買えるような気がする。3年前にも行ったが無人だった。ひさしぶりに行ってみよう。階段を上がり、東に歩く。
旅行記メニュー
[乗り換え改札]
乗り換え改札にやってきた。今は朝なのでちゃんと人がいる。特急券がないと通れないだろう。
さて、窓口もあるようだが、ここは自動券売機で自由席特急券を買うことにしよう。自由席特急券を売っていそうな券売機の前に来た。
目的地は日立である。適当にボタンを押すと確かに日立とか出てくる。さらに押して千円札を2枚入れる。すると都区内フリーきっぷみたいな券とおつりが出てきて、ちゃんと自由席特急券と書いてあって料金が書いてある。
改札にツーデーパスと買った券を見せると無事通れた。これでよし。
めったに来ない「下の」ホームに来てスーパーひたちのところに来た。そして自由席車両に来た。入ってみたがどうやらもう満席のようだ。ここで立っていくことにしよう。
旅行記メニュー
[上野〜日立]
そして発車時刻になった。ドアが閉まる。そして発車。
やっぱり下のホームから発車すると上のホームとは景色が違う。暗い線路から坂をのぼって明るくなるところなんかがいい。
それから日暮里を過ぎると右に大きく曲がるところなんかもいい。めったに乗らない特急に乗り、景色をながめていた。
北千住を過ぎ、荒川を渡る。
車内改札がやってきた。ツーデーパスと、自動券売機で買った上野から日立までの自由席特急券を見せる。これでよし。
あとはいつもの常磐線の景色だ。我孫子(あびこ)まではけっこう線路の多い、人家も多い場所を通っていく。
利根川を渡ると森が見える。そして水戸だ。ドアが開くのと反対側に行く。多少乗り降りがある。そしてまた発車。
海岸が近いのであろう景色を見ながら進むが、やはりデッキに立ったままだとたいして景色も見られない。まあ、高速バスと違って満席で乗れないとかいうわずらわしさがないからこんなものでいいのかもしれない。
そんなふうにして特急スーパーひたちは、7年前にぼくが来た駅、日立に到着した。ここで降りる。ふう、疲れたなあ。
さあ、日立は特急以外の電車は編成が短い。電車がきちんと停車する位置に移動しよう。ぼくはそう考えてホームを見回した。
旅行記メニュー
常磐線その2
【menu】
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日立〜勿来
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関所
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勿来〜泉
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泉〜いわき
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塩屋崎入口
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昼食
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チェックイン
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就寝
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関連リンク
[日立〜勿来]
上野から乗ってきた特急スーパーひたちを日立駅で降りた。
7年前にここから勝田まで行ったときはものすごい混雑だった。なにしろこのあたりの電車は車両数が少なく、さらに土曜夕方は高校生がたくさん乗っているのだ。
しかし今は土曜でも午前中だ。それほど混雑もしていなさそうだ。でも車両数は少なさそうなので、他の客をながめて、客が並んでいるところに移動する。これでなんとかいわき行きの電車に乗れそうだ。
電車がやってきた。ちゃんと自分の目の前に電車が来た。そして乗る。空席があり、無事にすわれた。スーパーひたちでは立ちづめだったのですわれるのはありがたい。電車は発車する。
意外と常磐線にはひんぱんに乗っている。日立から北に最後に乗ったのは4年前だろう。確かこのあたりは海が見えたはずだよなあ。
窓を見るとちらちらと海が見える。やっぱり海はいい景色だよなあ。
大津港を過ぎる。「港」が駅名につくぐらいだから港があるのだろうが、時刻表にフェリーが載っているわけではないので漁港があるくらいだろう。ここから先は福島県だ。県境でもこのあたりはお客が多少多いようだ。そして目的地の勿来(なこそ)に到着した。なにしろ勿来の関というのが江戸時代にあったそうだから、何か勿来の関の記念館があるかもしれない。電車を降りる。
電車を降りて改札にやってきた。ぼくはこれからツーデーパスを見せて、大津港から勿来までの運賃を駅員に払わなければならないから改札に時間がかかる。だから一番最後でいいだろう。改札を通る客は少なかったが、ほかの客が改札を通るのを待って改札に行った。
「すいません、大津港からここまでは180円ですよね?」
「はい。そうですよ。」
「じゃ、はい。180円とこれ。」
と言ってぼくは180円を駅員に渡し、ツーデーパスを見せた。
「そうですね。これでいいですね。お気をつけて。」
旅行記メニュー
[関所]
無事改札を通り、勿来駅を出た。駅前の案内図に勿来の関の案内図があった。駅から南西のようだ。でもたぶんバスなんかないだろう。
まあなんとか歩いて行けるかと思い、南に続く道に歩いてみることにした。てくてく歩く。左手には海が見える。海はいい景色である。
だいぶ歩いた。案内図ではたぶんこのあたりで内陸方向に進むとありそうだと思い、大通りをはずれて細い道を進んでみる。
細い道は多少上り坂になった。道は森の中に入っていき、続いていく。右に左にカーブする。けっこう内陸に入ったところで森の中の建物に到着した。
そこはそれほど大きくない建物だった。まあ、ちょっとした記念館みたいなものだろう。とりあえず入ってみる。
文化祭の展示のような展示がいくつかあるところだった。まあ、歴史の建物なのだからこういうところだろう。
ほかの客は多少いる。勿来駅から歩いてきたなんて客は少なく、自家用車で来た客だろう。けっこう若い客が多い。
勿来の関のことがけっこう詳しく展示されている。箱根とか白河とかの関所とかと同じように、江戸にやたらなものが持ち込まれたり持ち出されたりしないようにするための場所のようだ。
ふと、パソコンのようなものが見えた。どうやらウィンドウズマシンのようだ。
今までこういう公共の施設にあったパソコンのようなものは、たいてい特注品で、キーボードなんかついていないものが大半だったが、ここの機械はキーボードもマウスもついていて、まさにウィンドウズといった感じだった。公共の施設もウィンドウズで変わったんだなあ。
まあ、それほど広くない施設だったので時間をかけるほどのこともなく、すぐに全部まわれてしまった。こんなものでいいかと思い、施設を出る。まあまあいいところだったなあ。
旅行記メニュー
[勿来〜泉]
さて、勿来駅に戻ろう。行きに通った道は遠回りなので、近道を通ろう。
帰りは海沿いではなく、住宅街を通る。住宅街とは言っても住宅はまばらではあるが、一面に畑が広がっているというわけでもない。
人通りも車通りもまばらな道を進む。勿来駅もそれほど住宅が密集しているわけでもなかったし、駅から離れたところに市街地があるというわけでもなさそうだ。
そのまま駅に戻ってきた。まだまだ時間があるし、塩屋崎に行こう。
時刻表では泉といわきからバス路線が出ているように見えるので、泉からバスに乗ろうと思い、泉まできっぷを買った。
いわき行きの電車がやってきた。ボックス席に乗ろう。
なにしろ泊まりがけなので、着替えの入れた大きなバッグを持っている。年輩の夫婦に「どちらからいらっしゃいましたか」と質問された。
「東京からです」
「どちらにおこしですか」
「塩屋崎に行こうと思っています。ですので泉で降りようと思っています」
「塩屋崎ならいわきまで行った方がいいですよ」
「そうですか。じゃあいわきまで行きます」
旅行記メニュー
[泉〜いわき]
本当は勿来からいわきまでは泉で分けると運賃が安くなるので、このままいわきまで行って泉までのきっぷから精算してもらうと、泉からいわきまでの運賃より高い金額をいわき駅で精算しなければならないのであまりいわきまで行きたくなかったがしかたない。それほど時間もないしいわきまで行くことにしよう。
その夫婦は泉で降りていった。それから湯本を過ぎる。湯本はスパリゾートハワイアンズのもより駅だから乗降客は多いかと思っていたが、乗る客も降りる客も少なく、電車はいわきに向かっていく。そして終点いわきに到着。電車を降りる。いつも乗り換えてばかりだったがきょうは改札を出る。
改札に行き、また客がとぎれるのを待って、(勿来→いわきの運賃)−(勿来→泉の運賃)を払って改札を通った。
初めて降りたいわき駅だ。外に出ると、まあまあの市街地であった。
さて、塩屋崎に行くバス乗り場はどこだろう。
旅行記メニュー
[塩屋崎入口]
道を1本渡るとバスターミナルがあったので行ってみた。そして塩屋崎に行くらしいバスを見つけた。乗ってみよう。
お客はそれほど多くない。やっぱり車社会だからなあ。バスを使う人も多くないだろう。まして今は11月、ぼくみたいに廃止されるきっぷを使ってみようなどという人間でもない限り観光客もなさそうだ。そしてバスが発車する。しばらくは市街地を進む。
そのうち市街地からは離れていくが、畑の真ん中といった感じではなく、住宅がちらほらと見える感じの場所である。
バスは進んでいく。塩屋崎を経由するバスなので海沿いを進むのかと思ったが、それほど海沿いを進むわけではない。
お客は多く、けっこう乗り降りするものの、観光客は全然いない。そのまま数十分が過ぎ、「次は塩屋崎入口」というアナウンスが聞こえた。そしてバスがバス停で停車する。
どう考えても住宅街のまんなかだが、ここが塩屋崎入口だと言う。しばらく歩けば塩屋崎に行けるのかなあと思いながらバスを降りる。
とりあえず海岸方向っぽい方向に歩いてみる。なんとか海が見えてきた。塩屋崎というくらいだから灯台でも見えるのかなあと思い、見渡してみた。
旅行記メニュー
[昼食]
あったあった。右手の方向に灯台が見える。でもたっぷりと500メートルくらいは離れていそうだ。こんなバス路線じゃあんまり観光に力を入れてなさそうだなあ。まずは歩こう。
砂浜を歩く。左に海が見える。やっぱり海はいいなあ。
去年の11月は会社を逃げ出してはるばる納沙布岬に行ったんだった。11月はあまり旅行する季節じゃないけど、海はいつ見てもいい景色だ。灯台が近づいてくる。
ようやく灯台の近くまでやってきた。音楽が聞こえる。たぶん美空ひばりのみだれ髪だろう。
宗谷岬にもえりも岬にも行ったので、岬で音楽が流れているのはそれほどめずらしくもないと思っている。
音楽の聞こえる場所にやってくると、確かにそれはみだれ髪だった。そこには石碑があった。どうやらみだれ髪の歌詞が書かれた石碑のようだ。
やっぱり海の見える場所にはこういう石碑がふさわしいんだろうなあ。そう思った。しばらく海を見ていよう。
それにしても、直接路線バスで岬のそばまで行ける宗谷岬やえりも岬と違い、塩屋崎はこんなに延々とバス停から歩かされるなんて、不便だなあと思った。
確かに近くに駐車場っぽい場所があることはある。路線バスじゃなくて観光バスはこの駐車場まで来られるのかなあ?
今は11月だから客は少ないが、季節が違えばもっと客が来るのかなあ。まああんまり客が多すぎても雰囲気が悪くなるからこんなもんでいいんだろうなあ。
さて、腹が減った。食堂はないかな。
石碑の近くには建物があった。まあ、宗谷岬でも建物は1つしかなかったし、こんなものだろうなあ。あの中に食堂があるのかもしれないな。
建物の中に入る。
建物の中の食堂は、昼食には多少遅い時刻だったが無事営業していた。お客も全然いなかった。やっぱり海沿いだから魚料理がいいだろう。魚料理はあるかな?
魚料理はちゃんとあった。注文するとそれほど待たずに魚料理が出てくる。きょうもうまい魚が食べられた。ごちそうさま。食堂を出る。
旅行記メニュー
[チェックイン]
さあ、灯台の方に行ってみようと思い、灯台の方向に通じるせまい通路を通ろうとした。
しかし、「工事中のため通行できません」と書かれた案内で通路はふさがれていた。ここまでかあ。まあこんなもんだろうなあ。
まあ、海が見られればいいかと思い、しばらく海を見ていた。
さあ、もうそろそろバスに乗っていわき駅に戻ろう。ぼくはもと来た道を戻っていく。だいたいこのあたりかなと思って海岸を離れ、住宅街を歩くとバス停に出た。しばらく待てばいわき行きのバスが来るようだ。
バスがやってきた。無事すわれて発車。
行きと同じ道を戻っていく。11月なのでそろそろ日が暮れてきた。最近は早い時刻にホテルに入ることが多くなってきた。7月の伊那プリンスホテルでもまだ暗くならないうちのチェックインだった。
あまり客も増えないままバスは市街地に入っていく。そして終点いわき駅前に到着した。
いわき駅に戻ってきたが、まだホテルにチェックインするには早いようだ。駅のまわりを散歩してみることにしよう。
まずはホテルと反対側、すなわち内陸側に進んでみる。橋を渡って進む。
いわき駅の内陸側は、ホテルや商店がたくさんある海側と違い、閑散とした場所だった。しばらく歩いてみたが、ここが本当に福島県東部の乗換駅なのかと思われる景色だった。もうチェックインしてもいいだろう。
海側に戻り、ホテルにチェックインした。以前と違い、すっかりホテルに泊まるのも慣れてしまった。なにしろあした乗る急行ぶらり鎌倉号はいわきを午前6時に出るので、ホテルに泊まる必要があるのだ。
チェックインする時に「無料の朝食がついてきます」とか言われたが、午前6時では食べるわけにもいかない。またいつかこのホテルに泊まる時に食べよう。
旅行記メニュー
[就寝]
部屋に荷物を置いていったん外に出る。あしたの朝食はカロリーメイトの予定なので、せめてきょうの夕食くらいはカロリーメイト以外の食事にしたい。
食堂でもいいし、弁当を買ってホテルに持って帰って食べてもいいから外出しよう。とりあえずあっちにあるイトーヨーカドーに行こう。
イトーヨーカドーまでの間にうまそうな食堂でもあったら寄っていこうかとも思ったが、弁当でいいやと思いながらイトーヨーカドーに入る。
弁当を買い、それからどうせあしたの朝食は急行ぶらり鎌倉号の中で食べることになると思い、カロリーメイトを買った。
おととしはウィダーインゼリーを買ったこともあったが、きょうはカロリーメイトの気分だ。そしてホテルに戻る。
ホテルに泊まるのも7月の伊那プリンスホテル以来だ。8年前に出張したのが会社の金でホテルに泊まった最後で、あとはずっと鉄道旅行だ。またいつか出張する日が来るかなあと思いながら、
弁当を食べて風呂に入って眠った。あしたは朝5時に起きなければならない。無事起きられるかなと思いながら眠りについた。おやすみなさい。
旅行記メニュー
武蔵野線
【menu】
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起床
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窓口
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朝食
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常磐線
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武蔵野線
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貨物ターミナル
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新川崎駅は遠い
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東海道本線・横須賀線
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関連リンク
[起床]
目が覚めた。よし。まだ午前5時だ。
ここはいわき市にある、いわきパシフィックホテルだ。これから乗る急行ぶらり鎌倉号は、いわき駅を朝6時ちょっと過ぎにだけ出る臨時列車なのである。だから早めにチェックアウトするのである。
したくをしてチェックアウトする。このホテルは朝食が無料だそうだが食べることはできない。いつかまた来たら食べてみよう。いわき駅に向かう。
ぼくが持っているのはツーデーパスなので、まず大津港までのきっぷを買う必要がある。これは自動券売機でも買える。6時前だが、普通列車や特急はもう出ている時刻だし、きっぷは買える。次は急行券だ。
旅行記メニュー
[窓口]
急行券は買えなかったら車内で買ってもいいが、めんどうなのでいわき駅で買っておいた方がいいだろう。窓口に行く。ちゃんとあいている。さあ、話しかけよう。
「いわきから鎌倉までの急行券をください。」
「鎌倉?上野までの特急券じゃないの?」
「いや、これから出るぶらり鎌倉号の急行券です。」
駅員はなんとも不思議そうな顔をして機械を操作したが、ちゃんと急行券は出てきた。金を払って急行券を受け取る。いわき→鎌倉と書いてある。
改札を通り、ぶらり鎌倉号に向かう。やってきた。
急行という名前だが、特急の車両だ。2列席ということだ。こんな車両がいわきから鎌倉まで向かうのだ。わざわざホテルに泊まったかいがあったというものだ。乗ってみよう。
乗ってはみたが、車内はがらがらだ。さすがに朝早いからなあ。
旅行記メニュー
[朝食]
こんなに客がいなくて大丈夫だろうか。まあ客がいなかったら廃止されるんだろうなあ。
今は11月だから客の数もこんなものだが、別のシーズンなら客が多いのかもしれない。そのまますわって発車を待つ。依然として客は全然やってこない。
そのまま急行ぶらり鎌倉号はいわき駅を発車した。きのう通ったレールを引き返していく。
まずは車内改札だ。いわきから大津港までのきっぷとツーデーパスと急行券を見せる。これでよし。
そして朝食のカロリーメイトを食べる。ぼくの旅行はこんなことが多い。ローソンのクーポンがあったこともあり、一度ウィダーインゼリーというのを買ってみたこともあるが、チューチューすわなければならないのがわずらわしい。
やっぱりブロックでもドリンクでもカロリーメイトの方が食べやすい。そんなわけでまたカロリーメイトに戻ってきたわけである。ほとんど客のいない中、カロリーメイトを食べ終えた。
旅行記メニュー
[常磐線]
水戸に着いたが全然客は乗ってこない。やはり、こんな場所から鎌倉に行こうなんて人は少ないのかもしれない。「上野には行きません」というのが大きいのだろう。客が乗らないまま水戸を発車する。
どこかの駅でしばらく停車するというアナウンスがあり、しばらく停車していた。やはり臨時列車というのは時間調整が多いのだろう。
3年前に東京から塩尻まで臨時のあずさに乗った時も岡谷の手前で10分以上停車していた。ぶらり鎌倉号も同じらしい。そしてまた発車する。
また進み、常磐線の森の景色からだんだん平地の景色に移り変わり、取手を過ぎて利根川を渡る。きのうはずっと立っていた区間だ。そして柏を過ぎる。
4年前に上越スキー号で大宮から柏まで行ったときは、南流山から北小金のあたりまで、トンネルを通らない線路を通っていた。だから今度も通らないんじゃないかと思った。
ぶらり鎌倉号は北小金を過ぎた。と、突然上り坂だ!
窓の外を見ると、まわりの常磐線のレールよりだいぶ高い位置のレールを通っているのが見えた。すでに貨物線に入っているようだ。
なるほど、南流山から北小金に行くときと違って、北小金から南流山に行く際には水戸行きの常磐線のレールをまたぎこさないといけないので、まるで品川から田町に進む京浜東北線が山手線のレールをまたぎこすように、グイと標高を上げていくようだ。
旅行記メニュー
[武蔵野線]
そのままレールは右に曲がっていく。今は朝、景色も見えていい気分である。
そして見えてきた。はるか下の方にある武蔵野線だ。それにしても、何度も常磐線や武蔵野線に乗っているのに、こんなレールがあるなんて、気がつかないものなんだなあと改めて思う。
そのままレールはくだっていき、武蔵野線に合流していく。そして南流山駅が見えてきた。しかしホームに面したレールには進まない。
府中本町方面ホームと西船橋方面ホームの間にレールがあり、そこに停車する。そう言えば4年前に大宮から柏まで乗った上越スキー号でもここにいったん停車したような気がするなあ。
ここでもしばらく停車する。やっぱり臨時列車なので、ほかの武蔵野線の電車のすきまをねらって走る必要があり、制約があるのだろう。しばらくしてまた発車する。
そのまま、通り慣れている武蔵野線を進んでいく。いつものように、浦和近辺の市街地を過ぎるとまた人家の少ない場所に出て、新座を過ぎるとトンネルに入っていく。
トンネルを出て西国分寺だ。北府中を過ぎてまたトンネルに入る。さあ、いよいよひさしぶりに8年ほど前にホリデー快速鎌倉号で通り抜けた貨物線に入る。
旅行記メニュー
[貨物ターミナル]
トンネルを出ると目の前には府中本町駅が見えた。普通の列車ならここでガッチャンコをポイントを渡ってホームに出る。
しかしこのぶらり鎌倉号はポイントを渡らず、ホームのないレールを通り過ぎていく。
そこを過ぎると貨物線だ。南武線のレールは確かにすぐ近くに見えるが、それとは違うレールを通って多摩川の橋を渡っていく。南武線のレールとは別の方向に進み、トンネルに入る。
なにしろホリデー快速鎌倉号で通ったときは、このあたりはすでに夕方になって暗くなっていた。だから景色がじっくり見られるのはきょうが初めてということになる。トンネルを出た。
確か上を見上げると京王相模原線の鉄橋が見えるはずだと思って見上げた。確かに鉄橋だ。8年ほど前と確かに同じ場所を通っているようだ。またトンネルに入る。
またトンネルを出る。おお、貨物列車が見える。
ここが梶が谷貨物ターミナルのようだ。8年前にも見たが、日が暮れ始めていたのではっきりとは見えなかった。しかし今は午前中なのでちゃんと貨物駅が見える。
貨物列車なんて、人間の乗れない迷惑な存在と思っているのだが、鉄道にとってはむしろ貨物の方が収益源という場所もあるだろう。そんなわけで貨物のターミナルは大事にされているようだ。そんな普段見られないめずらしい場所をたんのうしながら電車は進んでいく。でもそんな景色が見える区間も短く、ふたたびトンネルに入っていく。
長いこと、長いこと電車はトンネルの中を進む。
旅行記メニュー
[新川崎駅は遠い]
トンネルを出ると武蔵小杉駅の近辺だ。横須賀線が近くに寄り添ってくるが合流するわけではない。やっぱり明るいとこういう景色がはっきり見えていい。
ホリデー快速鎌倉号に乗ったのとほぼ同じころ、保土ヶ谷で不発弾処理があった関係で、品川〜藤沢ノンストップの特別列車が走ったことがあったが、その列車は品川から西大井まで横須賀線のレールを走り、新川崎方面に向けて多摩川を渡った後で、謎のポイントを渡って進み、新川崎近辺では横須賀線と離れたレールを通っていた。
そのレールがホリデー快速鎌倉号の通るルートの一部のようだ。おそらくそのポイントを通ったはずだ。そしてレールが並ぶ場所にやってくる。あの時と同じで新川崎駅が遠くに見える。
そのまま横須賀線とは離れた場所を進み、横須賀線と同様に大きく右に曲がっていく。東海道線や京浜東北線と合流していくようだ。これらをまたぎこして進む。
旅行記メニュー
[東海道本線・横須賀線]
鶴見のあたりでいったん停車する。ホリデー快速鎌倉号もここで停車していた。ここで東海道線に移動するということだ。また発車する。見慣れた景色を通って横浜に着いた。もちろんお客は乗ってこない。さすがにここから鎌倉までの区間に急行料金を払う人はいないだろう。
横浜から先はいつもの横須賀線と同じ景色なのでそれほどめずらしいものではない。でも、このあたりはすわれないことも多いので、こんなに客の少ない車両を占領できるなんてぜいたくだなあと思いながら戸塚近辺の住宅を左右に見て進んでいく。大船も過ぎる。北鎌倉を過ぎるとトンネルだ。
そしていわきを出て数時間、とっぷりと進んだ急行ぶらり鎌倉号は、遅れることもなく無事終点鎌倉に到着した。電車を降りる。あたりまえだがいつものホームだ。
長く滞在できるホームではないので、それほど停車することもなくぶらり鎌倉号の車両は逗子の方向に進んでいく。ぼくのきょうの目的地は葉山なので、そのままホームで横須賀線の電車を待った。
旅行記メニュー
横須賀線
【menu】
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鎌倉〜逗子
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バス
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昼食
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逗子〜大船
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関連リンク
[鎌倉〜逗子]
いわきから乗ってきた急行ぶらり鎌倉号を終点鎌倉駅で降りた。
きょうの第一の目的地は葉山(はやま)だ。鉄道旅行を続けていると、鉄道から離れた場所はなかなか行きにくい。葉山は逗子からバスに乗れば行けるらしいし、鎌倉は何度も散歩したのでたまには葉山まで行ってみよう、そういう計画なのだ。そんなわけでホームで逗子に行く電車を待つ。
きのう日立から勿来(なこそ)まで乗った電車と違い、横須賀線は逗子(ずし)までは車両数が長いので、グリーン車のある場所さえ避ければいい。別にホームを移動することもないだろう。しばらく待つ。
逗子に行く電車がやってきた。客が降りていく。鎌倉が目的地の客が多いから空席はもちろんあり、けっこう楽にすわれた。そして発車。
鎌倉に初めて来たのは1989年だった。それからも横須賀線や京浜急行沿いはひんぱんに来ている。鎌倉から逗子まで歩いたこともあった。
きょうもトンネルを通る。トンネルを抜けると終点逗子である。電車を降り、階段を上がっておりて自動改札にツーデーパスを通して駅を出る。青春18きっぷと違って自動改札が使えるのがいい。
旅行記メニュー
[バス]
そう言えば京浜急行の新逗子駅にはかわいいねこがいたなあと思い出した。なでさせてくれたねこだった。新逗子駅近くの住宅で飼われているねこのようだ。でもあれから10年近く過ぎているからもういないだろう。別のねこがいたらいいなあ。
でもJRの方の逗子駅の近くにはねこはいなかった。これから行く葉山にねこがいたらいいなあと思いながら、葉山に向かうバス乗り場を探した。あったあった。これに乗ろう。バスに乗る。それほど客もおらずすわれた。そして発車。
バスは新逗子駅前の経由して大きな通りを進んでいく。けっこう長いことバスは進んだ。お客はそれほど進まないうちにどんどん降りていく。
そしてどうやらここが葉山、という場所になったようだ。ここで降りることにする。運賃を払ってバスを降りた。
葉山というくらいだから海の近くかと思ったが、このバス通りは直接海に面しているわけではない。
それでもどちらかの方向に歩けば海が見えるはずだと思い、海の方向に進む細い道を進んでみた。このあたりは住宅街で商店とかは少ないようだ。とにかく歩く。
海が見えてきた。砂浜が左右に続いている。
旅行記メニュー
[昼食]
さすがに11月なので閑散としていた。場所によってはサーフィンをしている人とか、ヨットに乗っている人とかいるみたいだが、ここにはいなかった。
きのうの福島県の塩屋崎とそれほど変わらない場所のような気もする。鎌倉の由比ヶ浜とか江ノ島とか三浦海岸とかがある神奈川県の海だが、葉山は海水浴場にはなっていないのかもしれないと思った。
そのままぼーっと海岸を歩く。こういう場所に住めたらいいだろうなあと思う。
何か特別なものでもあるのかとも思ったが、何もないようだ。まあこんな場所があってもいいだろう。しばらく海をながめていた。
さあ、帰ろう。海から離れる細い道を進む。大通りに出る。さて、もうだいぶお昼を回っている。食堂はないかな。
大通りをしばらく進むと食堂があった。よかった。どうやらふつうの定食が食べられそうな食堂だ。
やっぱりこういう食堂があるとほっとする。わさびがきらいなので寿司屋には入りたくないし、ひとり旅なので焼き肉屋とか飲み屋もつらい。やっぱり定食屋、ラーメン屋、うどん屋、そば屋があるとうれしいのだ。
これらの店がない場合、寿司屋とか焼き肉屋とか飲み屋よりむしろ弁当が売っているスーパーがあった方がいいと思うのだ。
そして食堂に入る。お昼にはちょっと遅い時刻なのですいている。たまにランチタイムが終わると営業を休んでしまう店があるのでちゃんと営業しているのはありがたい。定食を注文するとそれほど時間もかからずに食事がでてきた。きょうもめしはうまかった。
食堂を出る。逗子に戻るバスが停まるバス停は、さっき降りた場所のほかにもたくさんありそうなので少し散歩してみる。
あったあったバス停だ。しばらく待てばやってくるようだ。バスがやってきたので乗る。
旅行記メニュー
[逗子〜大船]
バスはさっき通った道とは別の道を進んでいく。けっこうアップダウンの多い、多少細い道だ。
アップダウンが多いわりに住宅はたくさんある。JRから遠いし、都心に通勤することはできなさそうな場所だから、どこか横浜近辺に通勤する人たちが住んでいるのかもしれない。
バスは似たような道をぐにゃぐにゃと進む。けっこう景色がいい。
そんな景色が続いた後でようやく逗子近辺の商店街に入り、じきに終点逗子駅前に到着した。バスを降りる。
逗子に戻ってきた。まだホリデー快速鎌倉号が出るまでには時間がある。
ぶらり鎌倉号の中で計画したとおり、きょうは鎌倉には寄らず、大船で降りて内陸側にある観音様に行ってみよう。
自動改札にツーデーパスを通してホームに行く。大船方面の電車に楽に乗る。そして発車。トンネルを通って鎌倉に着くともちろん客が多少乗ってくる。車両数が多いので満員にはならない。また発車、またトンネルを通って北鎌倉を通り、目的地大船に到着した。電車を降りる。
この駅で降りたことはあったかなあ。何度かあったかもしれないがそれほど駅からは歩いていなかっただろう。まずは内陸側に進む。上り坂だ。のぼろう。
やがて観音様が見えてきた。あれ。観光客がたくさんいる。ここの観音様は人気があるのかな。
どうやら何かのイベントをやっているらしい。お客たちはイベントを見ている。
まあ、それほど時間もないしなあと思い、楽しそうなイベントを見て回った。けっこうな斜面で、大船の市街地の見晴らしがけっこういい。
観音様もながめておこう。そのまましばらくイベントを見て過ごした。さあ、もうそろそろ大宮行きホリデー快速鎌倉号が大船を出る時刻だ。駅に戻ろう。
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大船〜横浜
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帰宅
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[大船〜横浜]
観光客でにぎやかな大船駅北の観音像をあとにして駅に向かう。駅前にやってきた。この2日間使ってきたツーデーパスを取り出して自動改札に通す。
ホームに行く。これから乗るホリデー快速鎌倉号に乗るのももう3度目だ。1度目は鎌倉から大宮まで乗ったけど、2度目は大船から鎌倉までだけ乗ったんだった。大混雑だったけど、今度はあのくらい混雑するだろうか。もし混雑してたら大変だなあ。
しばらく待つ。ようやく電車がやってきた。7年ぶりに乗るホリデー快速鎌倉号だ。ボックス席ばかりの電車である。乗ってみよう。
確かに多少混雑はしているがそれほどでもなく、なんとかすわれた。そして出発。
数時間前にぶらり鎌倉号で通った線路を、まず横浜までたどっていく。このあたりはふだんはロングシートばかりの電車が通っていると思うと、ボックス席の多いこの電車はとてもありがたい。
戸塚近辺の集合住宅を見てトンネルに入り、トンネルを出ると大きな市街地に入っていき、横浜到着である。
横浜に着く。意外と降りる人が多くて、乗ってくる客は少ない。なにしろほとんどの客は川崎とか東京に行きたいのだ。西国分寺に用がある人なんてそんなにいないだろう。8年前に乗ったときもこのくらいしか客はいなかったような気がする。
横浜を発車。しばらくは東海道本線のレールを通るようだ。このあたりは乗り慣れた景色だ。
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[帰宅]
そしてぶらり鎌倉号と同様に、鶴見近辺でいったん停車する。ホームのないところなので客の乗り降りはない。そこからしばらく進んで高架に上がり、左に曲がっていく。ぶらり鎌倉号と同様、横須賀線の電車とは違うレールを通る。
ぶらり鎌倉号と同じ場所を通るが、午前と午後でふんいきがちょっとだけ違う。そんなふだん貨物列車しか走らない場所を進む。新川崎駅がずっと右の方に見える。さらに進む。
武蔵小杉近辺の工場を見て、ホリデー快速鎌倉号は数時間前にぶらり鎌倉号も通った長いトンネルに入っていく。長いこと、長いこと電車は進む。ほとんど貨物列車しか通さないレールをよくぞこんなトンネルをつくってまで通したものだと思う。そしてそんなトンネルに臨時列車をよく通そうなどと考えたものだなあと思う。なおもトンネルは続く。
長いトンネルを出ると数時間前にぶらり鎌倉号から見えた梶が谷貨物ターミナルが見えた。しかし日が暮れ始めているのでぼんやりとしか見えなかった。8年前にホリデー快速鎌倉号に乗ったときもこのくらいしか見えなかったし、やっぱり梶が谷貨物ターミナルをしっかり見たかったらぶらり鎌倉号の鎌倉行きに乗るのがおすすめなんだろうなあ。
梶が谷貨物ターミナルを過ぎるとまたトンネルに入り、出ると上の方にレールが見える。京王相模原線だろう。
そしてまたトンネルに入って出ると多摩川だ。右の方に南武線らしいレールが見える。数時間前に逆向きに見た景色だ。多摩川を渡って進むと府中本町が見えてくる。
府中本町では8年前にホリデー快速鎌倉号で通ったのと同じように、立川行き南武線ホームと武蔵野線ホームの間のホームのないレールを通っていく。そしてホームからの武蔵野線のレールと合流し、またトンネルに入っていく。
きのう、きょうと、廃止されるツーデーパスをなんとか「生かす」ことを考えて、普段行ったことのないいわきとか葉山とかに無理矢理行き、ちょっと変わった列車に乗った旅行だった。いい旅行だったんじゃないかと思う。
このトンネルを出れば北府中に出て西国分寺に到着する。大宮までは8年前に行っているし、何度も通っているので、あしたは会社だし大宮まで行かずにアパートに帰るのに都合のいい武蔵野線の駅で降りてアパートに帰って寝ようと思った。
そんなことを考えながら、もう一度ツーデーパスを見つめた。去年のウィークエンドフリーきっぷに続いて、ことしはツーデーパスが廃止になってしまう。後悔しないように、もっともっとJRのお得なきっぷを使っていきたいな、と思いながら、残り少ない鎌倉号のふんいきを味わっていた。
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[完乗表]
★未乗:なし
★一部乗車:山形 千葉 東京 兵庫
★完乗:上記以外
★未乗→一部乗車:なし
★一部乗車→完乗:なし
★備考:千葉は舞浜リゾートライン(リゾートゲートウェイ・ステーションを含む周回ルート)が開業したので一部乗車に戻します
[関連リンク]
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