まもって守護月天
〜22Century〜
〜27話(BS夏休みアニメ特選で劇場版CCさくらがやってたそうです)〜
――日本には、とても美しい物語があります――
TAKASI「…俺前回まったく出番の無かった事はあえて触れない事にして、だ――で、文化祭での我がクラスの出し物の事なんだが――」
太助(俺も結構無かったんだがな…)
『演劇』と殴り書かれた黒板にばん、と拳を叩き、“カタチだけ”の学級委員の彼は2年1組の生徒達に向かい問い掛けた。
TAKASI「何やろう」
太助「いきなり漠然とし過ぎだなコラ」
決まってなかったりする。
――その時、眼鏡をキラリを光らせ、一人の少年が手を挙げた。
乎一郎「27、28話はボクの時代さっ!TAKASIクン! ボクは竹取物語が良――」
“がらっ”
花織「モンキーマ〜ジック!!!」
生徒ほぼ全員「「「「「何ィ!?Σ( ̄□ ̄;」」」」」
キリュウ「しかし花織殿…ゴダイゴとはなかなか古いネタを…」
翔子「てか授業中(ホームルーム)に何故1年が来る」
花織「27、28話は出番無いですから」
花織しゃんぶっちゃけ過ぎ。(ちなみに、28話にちっこく1コマ出てるが)
TAKASI「ふーん…でも、西遊記か――…良いかもな。みんな! 異存は無いか!?」
「良いんじゃないか?」「面白そう」とところどころから賛同の声が現れ、最終的に『異議なーし』で統一された。
乎一郎「あ、あの…原作の方は…? ボクの時代は…?(´Д`;;)」
太助&TAKASI「「んなモン無ぇ」」
TAKASI「――それじゃ、役決めだ――」
花織「は〜い、私八百鼡やりたいで〜す」
そ っ ち
翔子&太助&TAKASI「「「最遊記かよ」」」
見事にハモりつつ突っ込んで花織をつまみ出し、改めて役決め。
TAKASI「決める役の数は…メインで10人か」
翔子「? あれ、西遊記ってそんなに多かったっけ?」
キリュウ「えーっと…――孫悟空、猪八戒、沙悟浄、玄奘三蔵、釈迦如来、金角、銀角、牛魔王、紅孩児、羅刹女――ってトコか」
翔子「…詳しいな」
キリュウ「西遊記は古来より伝わる中国の神話だからな、中華四千年の精霊が詳しくて当然(自慢げ)」
翔子「へぇ――…でもさ、西遊記って出来て500年程度しか経って無ぇしそもそも神話ちゃうし」
<でもって。推薦投票>
TAKASI「まず、玄奘三蔵が太助。…推薦者はシャオちゃん」
太助「なんでだーっ!!?」
シャオ「太助様じじ臭いですから」
太助「三蔵法師はじじ臭いのか!?」
TAKASI「牛魔王がシャオちゃん。…推薦者は太助」
シャオ「なんでですかーっ!!?」
太助「いや、なんでっつーか…――お、おい! 推薦者は俺だけじゃないだろ!? TAKASI!その推薦用紙の束見せてみろ!!」
TAKASI「よーし、じゃぁ次」
太助「貴っ様ぁ〜!!Σ(TДT」
シャオ「太助様…劇中では覚悟しておいて下さいね…」
太助「(((;゜д゜)))ブルブル」
TAKASI「続いて孫悟空――キリュウちゃん」
キリュウ「え…わ、わ、わ、私か!?」
TAKASI「推薦者は…キリュウ萌えな読者全般から」
翔子「どっから意見取ってんだよ」
太助「…全然関係ねーけどさ…」
キリュウ「…ぇ? どうしたのだ?主殿…」
太助「…キリュウってさ、ミュウプリンに似てるよな」
キリュウ「ど、どこがっ!!?」
TAKASI「…あー。」
シャオ「…あーあー」
キリュウ「( ̄□ ̄|||」
太助「ほらさ、服装とかもスパッツとかズボンとか、曲芸出来そうなの履いてるやん。それに性格違うけどお前よく『〜のだ』って言うし」
キリュウ「それは普段の口調じゃ…」
太助「んで…――確かミュウプリンってゴールデンライオンタマリン…霊長目・キヌザル科なんだよな…」
キリュウ「……。」
太助「つーワケで、頑張れ孫悟空」(肩叩き)
キリュウ「Σ(T□T 決定稿ですかっ!?」
TAKASI「でもって羅刹女がルーアン先生。拍手〜」
言うと、ピッタシだピッタシだ、との声が拍手の間から聞こえる。
ルーアン「てかマトモな美女キャラってコレしかないのよね」(←自薦)
TAKASI「猪八戒は山野辺、沙悟浄は――丁度良いのがいないので、購買部の宮内出雲」
翔子「私ブタかよ…――って待て!」
キリュウ「購買部の人がやっていいのか!?」
TAKASI「いや、だっていないもん」
一応原作で出張る一発キャラが4人いるが、メインキャラをここに入れるワケにもいかない――彼らはせいぜい村人Aってトコロだ。
出雲「と言うワケで、このGS・出雲にお任せあれ」
太助「GS? グレートソルジャー?」
出雲「いえ、ゴーストスィーパー」
翔子「…どっちも似たり寄ったりだと思うけど…――ともあれ、宜しくカッパさん(笑顔)」
出雲「はい、宜しくお願いしますよブタさん(笑顔)」
笑顔で握手するが、どちらも顔が引き攣っている。
キリュウ「まぁまぁ、2人とも抑えて…仲良く、仲良く(汗)」
翔子&出雲「そう(だな/ですね)、おサルさん」
太助「まぁお供同士のイザコザはほっといて――どの道足りないだろ? お釈迦サマ、金角、銀角、紅孩児はどーすんだよ」
TAKASI「どーすっかなぁ、花織ちゃん入れるワケにもいかんし」
太助(出雲入れといてよく言うと思うが)
乎一郎「あ、あの、TAKASI君…ボクは――」
TAKASI「(無視)――うーん…ルーアン先生、なんか良い方法無いです?」
ルーアン「…ん?――あーいいわよ好きにして。生徒の自主性をそんちょーとかゆーので」
TAKASI「いやだから自主性で思い詰まったから聞いてるんですけど」
シャオ「仕方ありませんねぇ…それじゃ、私がどうにかしましょう」
太助「秋子さんか手前ぇは」
Kanonの世界ではあの人がそうであるように、この世界ではシャオがソレであるようだ。
でもそうしないと話が進まないのでどうこう言ってもしょうがない。
シャオ「つーワケで、後は次回に回しましょう」
太助「激・早過ぎだコラ」
ちなみにここまでで7.5KB。前回に比べ半分も無い。無駄に長いのもどーかと思うが、これじゃちょっと短過ぎであろう。
シャオ「だって太助様、原作でのハナシ(竹取物語)では、紆余曲折のエセ伝説云々がありますが」
太助「エセじゃねぇ」
シャオ「――考えても見てください。西遊記に『美しくて、優しくて、そしてなんだか寂しい』エピソードなんかありますか? ただただ目的(天竺へGo)の障害となる者はぶっ倒す、善悪完全無視物語じゃないですか」
太助「極悪完璧殺戮精霊が何を言うか」
まぁモンキーマジックガンダーラに、色恋沙汰があるワケ無い。あるのかも知れんが、とりあえず作者は知らない。ただ三蔵御一行が妖怪く駆逐しながらインド目指すハナシだと記憶している。
シャオ「つーワケでここで切りましょう。練習光景を描写されるのはネタバレに繋がります! おちまさとプロデュース」
太助「単にネタ思いつかないだけだがな。おちまさとはそこはかとなく意味不明だし」
つーワケでおしまい。次回は上演編です。
〜つづく〜
(ここで読者様に募集です。釈迦如来、金角、銀角、紅孩児誰にしましょうか? 誰か良い案くだしゃい
――なんかいいキャラ案(オリキャラ以外で)くれた人、まほろさんの『えっちなのはいけないと思います!』をプレゼントします)
ハルカの勝手コメント
どうも、最近コメント書きと化しているハルカです♪
え? 自分で言うなって? あっはっはー(^^ いえいえ、そんなことよりお届けしました27話!
太助そしてたかしが復活。しかしそれにもまして乎一郎! 乎一郎ですよダンナ!!
ついに彼の時代がやってきたんですねぇ(数行で終わりましたが)←オイ
竹取物語 → 西遊記 には賛否両論ありそうですが、キャストが多い分、期待できる向きもあるかと個人的には期待します(^^
紀柳さんが孫悟空というのも勿論期待大♪ 次回上演編を楽しみにしております!