若手棋士による塔矢アキラ研究会 17 - 18
(17)
右でも同じ様な刺激が施されてアキラは息を詰まらせるように喘ぎ、身を踊らせた。
「いや…だ!!」
複数の男達の下ではその程度の抵抗は無きに等しかった。それぞれの指が違うリズムと強さで
左右の突起を弄ぶ。形がはっきりしたその部分を掻かれるようにはじかれ、親指と人さし指で
摘んで揉みしだかれ、摩りあげられ、ひねり潰される。
「や…だ…や…っはあっ…!」
悶絶するような悲鳴は、やがて熱い吐息を伴い断続的に漏れ続ける喘ぎに変化する。
「う…んっ、…くうっ…」
どんなに身をよじっても避け切れない切ない感触が胸の二ケ所にまとわりつく。
見る見るうちに蒼白とも言えたアキラの頬が赤らみ、男達の観察の下で
アキラの男の部分が存在感を主張し始めた。
「塔矢くんは意外と順応するのが早いようだね。」
長髪の男にそう指摘されてもしょうがない程に、両の乳首に同時に為される行為の
強弱に合わせて喘ぐ声が高まり潜まって、アキラは完全に翻弄されていた。
だが、屈強な大の大人の男でも、似た様な事をされたらたまらないはずである。
「うう…ん、ふうう…んっ!はあっ…!」
乳首への責めは執拗に続けられた。触れられる程に受ける刺激が高まり、体の中心に
熱いものが生まれて膨らみ始めていた。それは体の奥深い部分を煮とかして
出口を求めてさまよう。その発射口への刺激はあえてまだ何も為されず放置されていた。
まだ貯えるエネルギーが足りないとでも言うように拷問の様な愛撫は続行された。
(18)
執拗に与えられる刺激に反応してそそり立ち、ひくひくと震えるそれを、長髪の男が目ざとく
とらえて、弄るように言った。
「おいおい、随分とご立派じゃないか?塔矢くん。」
「おい、ソレ、隠しとけよ、萎えるぜ、そんなモノ見えてると。」
「バーカ、こいつが良いんじゃねぇか。イヤだと言いながらも身体は正直だぜぇってな。
しっかり感じてやがる証拠じゃねぇか、なあ、塔矢くん?」
そう言って男は涙をこぼし始めているアキラの先端をツンと軽く弾いた。
「あっ、あぁ…っ!」
その、与えた方には軽く僅かな、しかし受けた方には背筋まで伝わるような強い刺激に、
アキラは声をあげ、身をよじった。
「確かに正直だよなぁ…こんなイイ声が聞けるとは思わなかったぜ、なあ?」
左の乳首を責めていた男が、乳首を玩ぶ手を止めないまま、空いた手でアキラの首筋から
耳元にかけてを爪先でつぅっと撫で上げた。
「……っ!…」
今までとは違う場所への刺激に、アキラは声にならない悲鳴を上げた。
「へえぇ、随分と感度が良いようだなあ、塔矢くんは。」
「もっとイイ声を聞かせてくれよ。」
「塔矢くんはどこをどうされるのが好きなのか、この際ゆっくり研究しなきゃあいけないよなぁ。」
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