若手棋士による塔矢アキラ研究会 19 - 20


(19)
「やめて…!おねが…っ…や…」
すぐに言葉は自分自身の吐息に飲み込まれていく。再び動き出した首筋や乳首、そして
脇から横腹、先端部分以外の局部に這い回る生き物のような男達の舌と指先があった。
まるで無数の触手に捕らえられたような感覚にアキラは襲われていた。
「うう…ん!!ハア…ッ、んくうっ」
嫌でも高められていく体温の中でアキラはそれでも必死に声を飲み込んでいた。
ただ一人、右足を押さえ、先刻フライングをしかけた者ではない方の男だけが
何もしていなかった。眼鏡をかけ、気弱そうなその彼は遠く離れてアキラの
右足首を押さえ、若干呼吸は荒くしてはいるが、血の気を失った顔をしていた。
アキラは縋るような思いで彼の目を見つめた。向こうもアキラの目線に気付いた。
(オ、ネ、ガ、イ…)
アキラは唇を動かした。最後の砦にしがみつこうとするように。
(タ、ス、ケ、テ…)
彼だけが、まだ正常な思考を残しているとアキラは思った。そう願った。
眼鏡の男はアキラの視線を受けてカタカタ震えだした。
「おい、ワキ、」
ふいに長髪の男がその眼鏡の男の呼び名らしき名を呼び、弾かれたように
眼鏡の男が顔をあげた。
「チャンスだろ、ワキ。念願叶って片思いの相手を好きにできるんだ。
遠慮しないで思う存分味わえよ。」


(20)
「そうだな、ワキは塔矢くんの記事や隠し撮りの写真、大事に手帳にストック
しているもんなあ。」
「棋院で塔矢くんが使った後の座ぶとんの匂い嗅いだこともあったよなあ。」
そう言って他の男達もクスクス笑った。眼鏡の男は顔を真っ赤にした。
アキラは、絶望という現実に気を失いそうになった。
男達が眼鏡の男に行為を促した。眼鏡の男は震えながらも顔をアキラの股間に
近付けていった。呼吸が洗い中で舌を出し、最初遠慮がちにマシュマロのように柔らかい
袋の部分に触れさせた。失意の底で空ろな表情になったアキラの顎がピクリと
仰け反った。眼鏡の男は唇で摘むように袋の下の部分から上の部分、そして
すっかり固く張り上がった陰茎の根元へと少しづつ唇を動かす。
最も敏感な部分に始まった攻撃にアキラは身を強張らせた。
他の男達も手を休めて息を潜めてそれを見守っていた。
「ん…、ん…」
ためらうような触れ方が感度が増したアキラの局部に更に刺激を与えてアキラに
くぐもった呻き声と腹部との間に糸を引く程の蜜を滴らせさせた。
「ごめんよ…塔矢くん、ごめん…」
しばらく眼鏡の男は
そうやって戸惑うような愛撫をしていたが、唇が先端に触れて雫に濡れ、その
匂いを嗅ぐと、たまりかねたようにアキラ自身をすっぽりと口の中に収め、
狂ったようにしゃぶり始めた。
「はああっ!!」



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル