若手棋士による塔矢アキラ研究会 23 - 24
(23)
四肢を押さえている男達は息を飲んでその指の行方を目で追った。
「…あっ…!」
アキラが小さく悲鳴をあげてビクリと体を震わせた。男の指はしばらくアキラの
奥深い場所にある入り口の周辺をくすぐるように触れていた。
アキラは行為が次の段階に移りつつある事を察知した。目を閉じ、唇を噛み締めた。
アキラの体はうつ伏せにさせられた。背中や腰の高い位置に床の後が
赤い痣になってついたいた。だが男達の視線は少女のような白くて丸い
アキラの臀部に注がれていた。
ほとんど余分な脂肪がないその場所は、足を広げられている状態では
谷間の奥まで男達の視線の下に露になっていた。それでも物足りないように
長髪の男の手が谷間近くに添えられ、左右に開く。
「この前の女より、よほどいい色してるぜ…」
覗き込んでいた男が感心するような声を漏らす。桜色に染まった窄まりがそこにあった。
アキラは怒りに頬を紅潮させながら身を焼かれるような羞恥心に必死に耐えた。
男達の視線から逃れようとするようにうっすらとした皺が動き、奥へと波打つ。
それを許さないとするように男の指がさらに中心近くに寄って、左右に
広がらせる。
「や…」
力なく声を出そうとして、アキラはその先の言葉を続けなかった。
全てがもう無駄だと分かっていた。
(24)
皺の奥にある幾分白っぽい内壁までもが外の空気に触れさせられ曝されていた。
「塔矢三段のここは、色も大きさも慎ましくて上品なもんだ」
「でもこれじゃあいくらなんでも、無理っぽくないか?」
「それはやりようだろ。」
男達ははやる気持ちを抑えられないようにその箇所に顔を寄せてお互いの
出方を伺っている。
「オレはやっぱこっちがいいなあ」
一人がそう言ってアキラの頭の方にまわって座し、アキラの顎を持って自分の
股間に向けさせ、ジッパーを下ろした。アキラの目の前に、膨れ上がった
グロテスクな男のモノが突き付けられた。アキラはその汚らしいものから目を
反らした。
「塔矢くん、そのお口でしてくれるなら、少なくともオレはあっちのお口には
手を出さないって約束するよ。」
「お前、フェラ好きだもんなあ」
別の一人が茶々を入れる。
「これが向こうのお口に入れられるのと、そのお口に入れられるのと、どっちが
塔矢くんはいいのかなあ。」
アキラは力なく首を横に振った。両方とも死ぬ程嫌だ。だがそんな自分の意思など
受け入れられない事も分かっていた。
「しょうがない。じゃあ向こうのお口にさせてもらおうかな。」
その男の言葉を受けるように、長髪の男が小指を嘗めると押し開いた「もう一つ」の
入り口の中心にあてがった。アキラは驚いたように目を見開いた。
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