若手棋士による塔矢アキラ研究会 29 - 30


(29)
長髪の男が指を2本に増やして挿入した瞬間にアキラは再度急激に到したのだった。
長髪の男はいったん指を抜いて立ち上がると碁盤の側に行って、またも黒石を2つ取り、
盤上の端に置いた。これで黒石は3個列ぶことになった。
そして元の位置に戻る前にアキラの口を拭いたタオルをアキラの体の下に入れて
床に解き放たれたアキラの体液を掃除した。そうしながらフライング男に目で「用意しろ」
と命じた。
「え…!?オレが一番でいいのか!?悪いなあ、へへ、」
その男が長髪の男に1番に指名された理由は他の者には分かっていた。
「小さいモノ」から徐々に慣らしていこうと言う判断だったのだ。
それに気付いていないフライング男は事前に打ち合わせして用意したらしいゴムを取り出し、
自分のモノに慣れない手付きで装着した。かなりゴムの先が余っていたが、誰もその事には
触れなかった。
アキラは人形のようにぐったりと床に伏せたまま動かなかった。フェラ男がそんなアキラの
頭を膝に乗せて相変わらず髪を弄っていた。これから痛い注射を受ける子供の意識を
そむけさせるように。
ゴムを着けた男はアキラの両足の間に膝まづくと、まず指で扉をそっと押し開いた。
ビクン、とアキラの体が震えた。そこはもうかなり赤みを増して膨れ上がり、長く
与えられた刺激の為にヒクヒクと喘いでいた。
「これを使え。とにかく、無茶だけはするなよ」
交代して足を押さえにかかった長髪の男がチューブに入ったクリームを渡してきた。
「わかってるって。」


(30)
ゴムを着けた男は指にクリームを取ると赤い扉の周りと自分のモノのゴムの周りにたっぷりと
塗った。その先端部分を扉の中心に宛てがい力を込めるとほとんど抵抗なく一気に入った。
アキラが弱々しく声を上げたが、ほとんどもう声にならなかった。
男達に見守られるようにして、二人の体の接合部分の距離が狭まっていった。
かなり慣らされていたとは言え、さっきまでの指とはふた周り程違う質量によって体啌を
開かれる事は相当の苦痛だった。
「…っ…っ」
人並みよりは小さいとは言え、硬くそそり立った凶器は本能的に異物を押し出そうとする
肉の抵抗の隙間を強引に切り込んでいく。
「す…げエ…!気持ち…いい!」
男は奥まで埋めた腰を一度引くと再び押し込む。注意を受けたにも関わらずその動きは
急速に速められていった。
男の腰が深く埋まる度に腸の中が圧迫されて何かが逆流するように蠢き、
アキラの咽の置くから苦るしげな呼気が漏れた。粘膜が限界まで引き延ばされる
痛みとは、裂けて血を流すまでにはいたらなかったが、そういう種類とは
違うものだった。自分の意思を無視されて踏みにじられる痛みだった。
「名前も分からないような下等な棋士が相手で、申し訳ないな、塔矢三段。」
夢中で動きながらも男は言葉でもアキラを追い詰めていく。
焼けた棒が体の中心を貫きそれが激しく動く間、アキラは体を置いて魂を切り離して
どこか別の場所に行きたいと願った。



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