若手棋士による塔矢アキラ研究会 41 - 45


(41)
「せっかくオレが充分に慣らしておいたのに早くしないと元にもどっちまうぞ。」
そう言われて慌てて眼鏡の男はアキラの両足の間に体を入れた。
興奮からか緊張から震える手でクリームを多すぎる程に手に絞り出して
自分のモノに塗る。
「塔矢くん…最後だから…ボクが最後だからね…」
ほとんど両手を合わせて拝みかねない様子でアキラのそこに声をかけ、腰を重ねる。
しばらくそのまま静止したように動かなかった。
張り出した部分が、いくら広げられたとは言っても許容量を超えていると主張する
肉壁の抵抗を受けているのだ。
「うう…」
わずかに首を振って体を動かそうとしたアキラをフェラの男が頭越しに押さえる。
「だ、ダメだよ、やっぱり無理だよ。」
眼鏡の男が気弱な表情で長髪の男を見る。
「いいのか。もう二度と、一生こんな機会はないんだぞ。後悔しないか。」
そう言われて眼鏡の男は今一度自分の眼下にあるアキラの肢体を見つめた。
どれだけ長い間見ていても見飽きる事はないであろう美しい裸身。
一日だってこの姿を想像しない夜はなかった。
その名は良く耳にするがなかなか公の大会に出て来なかった塔矢アキラという
本人を目にするまでは、その未知数な囲碁の実力にのみ関心をはらっていたが
プロ試験に合格し、免状の授与式に現われた深黒の艶やかな髪と瞳を持つ彼に
一瞬で虜にされてしまった。ここにいる男達全員がそうであった。


(42)
それ以来毎夜自分のモノを手でヌく度に加減を調節し塔矢アキラのその部分が
自分を押し包む瞬間を妄想した。それがまさしく今現実のものとなろうとしていた。
我が身の先端を少しだけ塔矢アキラの肉体が銜えている。
「う、うおおおっ…!」
グンッと、腰を埋め込んだ。ピクリと小さくアキラの体がのけぞった。
「入ったのか?」
「いや、…まだまだみたいだ。とにかくもう少しワキに任せよう。」
仲間がそうやって見守る中で眼鏡の男はハアハアと荒い呼吸でアキラの右足を
担ぎ上げると、そのまま体をひねるようにしてアキラをうつ伏せにさせた。
最も太い部分がアキラの中の出口の付近で回転した。その感触を受けながらも
アキラはかすかにうめき声をあげただけで人形のように従った。
伏せさせたアキラの腰を掴むと眼鏡の男は一気にアキラを貫いた。
「ー…!」
クリームの成分で痛覚が抑えられているためか、さほどにはアキラは声を
出さなかった。泣き声をあげたのは眼鏡の男の方だった。
「う…う…ご、ごめんなさい…ごめんなさい…」
「よくやったな、ワキ、どれ、見せてみろ。」
眼鏡の男はアキラの体を抱えると自分の体の上に乗せるようにして仰向けに
なった。深々と巨大なモノが埋まった部分が男達の目の前に露出した。
「ワキ、お前が下手に動くと塔矢君が辛い。オレ達にまかせな。」


(43)
「まな板の上の鯉」という状況はもうとっくの前からそうであったがランニングも
靴下もすっかり取り払わられ、男の体の上に横たえられ、しかもその男のモノを
深々と体に埋め込まれている状態で曝されたアキラの体はまた別の趣があった。
強い絶頂間の余韻で今だ収まらない鼓動に胸を上下させ全身がしっとりと
汗に濡れて湯上がりのように薄桃色に色めいていた。
部屋の中はアキラと男達の汗と精の匂いが充満していた。
目蓋は半分開いているが何かを映している様子はなく虚ろい気味に時々
黒瞳が揺れているだけだった。
直腸内部を押し広げられている圧迫感は相当なものだろう。
4人の男達は祭壇の上の獲物に最後の儀式を与えるべく傍に寄った。
アキラの体の下から眼鏡の男がアキラの両手首を掴んでいて、前歯の男と
フライングの男が左右の足を開かせて押さえた。
長髪の男が両手を伸ばし、今までの刺激によって痛々しい程に赤く染まって
腫れが出ているアキラの両の乳首を、そっと摘んだ。
「ん…っ」
左側に倒れていたアキラの顔が振られて右に倒れた。長髪の男はなおも
胸の突起を慰撫し続ける。
「ふ…んっ」
肩をよじり、腰をよじって甘い電流のような刺激に反応するに合わせて
男のモノを銜えた場所も、そのすぐ上のアキラの一部も震えてピクピクと動いた。


(44)
「具合はどうだ?」
「す、すげえ締まる…充分感じてるみたいだよ…」
長髪の男に聞かれて眼鏡の男は興奮気味に答える。
やっと静まりかかっていたアキラの呼吸が再び強められていく。
「んん…んっ、…う…、んー…」
ただちろちろと乳首をいじられる行為だけであったが触覚が研ぎすまされたように
鋭くなっている今のアキラにとっては針で突かれるような感覚に似ていた。
そんなアキラの下腹部の先端から、じわりと透明な蜜が溢れ始めた。
その根元の柔らかな袋に前歯の男とフライングの男が左右から舌を触れさせていく。
「あっ…あ」
二つの舌が両脇からひんやりした袋から硬く熱くなりかかった陰茎へと移動していく。
「ハアッ…あ、あ…ハア…!」
長髪の男が指先を乳首から離して今度はフェラの男とともに口で両の乳首を吸う。
「あっ…ハアッ…う、うーん…!!」
最も敏感な部分にのみそれぞれに動き回る温かい4つの舌にアキラは身悶える。
身をよじればいやでも隙間なく体内に埋まったモノに壁を擦られる。
「う…はあっ…、し、締まる…すごく…脈打ってる…すげえ!」
「1番得してるのってもしかしてワキか…?」
「いいんだよ。オレ達は塔矢くんに気持ち良くなってもらえたらそれでいいんだ。」
不満そうに舌を使いながら話すフライングの男を前歯の男がなだめる。


(45)
両側を2つの舌で舐め上げられてアキラのペニスが跳ね上がりながら先端から蜜を溢れ
させて腹の上に一雫二雫落ちる。それを争って舐めようと2つの舌が鈴口に迫った。
「はうあっ!ううーん…!!」
「き、来た…!!」
ビクビクッとアキラが体を震わすと同時に眼鏡の男も唸った。2つの舌の隙間から
僅かに白く濁った液体が飛んでアキラの腹部から胸にかけて散った。3人の男が
それらを舌で舐めとり、またすぐに定位置に戻る。長髪の男は体を離して碁盤に
5個目の黒石を置くと眼鏡の男に訊ねる。
「ワキ、まだまだいけるか」
「ああ、…オレは何とか踏み止まった。まだ中が蠢いてる…最高だよ…」
そして空ろな目で喘ぐアキラの前髪を指でとかしながらアキラにも訊ねる。
「どうだい、塔矢くん、こんなに気持ちいいのって初めてだろう?」
そうしてまた空いていた乳首に唇を寄せようとした。その時、
喘いでいるだけだと思っていたアキラの唇が、何か繰り替えしている事に気付いた。
「…じゃ、…い…」
「?…何て言っているんだい、塔矢くん?」
「…は…のじゃな…い、進藤…は…こんなものじゃ…」

路上で進藤を見つけて碁会所に引っ張って行き、多くの常連客の目の前で2度目の
対局をした。真剣で、本気で勝つつもりで、最初から自分はひどく興奮していた。
進藤の1手目を受けてこちらの手を考える時から何かがアキラの体の奥で脈打っていた。



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