若手棋士による塔矢アキラ研究会 47 - 48
(47)
受け手としてこちらも精進し前回を超える衝撃が自分の身に起こるのではないかと
期待が大きかっただけに、そして始めの数手は充分それを感じさせるものだっただけに、
急速に体内で萎え萎まれたような進藤の豹変に怒りが収まらなかった。
もう2度とあの感覚を得られないのかと諦めかけ、体からその記憶をようやく拭い去ろうと
していた時、ネットでsaiと出会った。そして対局した時同じ事が起こった。
だから確信したのだ。saiは進藤だと。そういうものを感じさせてくれる相手が
そう何人も居るはずがない。体の奥深くがそう叫んだのだ。進藤以外、いないと。
進藤以外の者が、自分に、何が与えられるというのだろう。
フッと、自然に笑みがこぼれた。こちらが適度に喘ぎ声と体液さえ吐き出せば喜ぶクズ共と
進藤がどう並びようがある。おかしくてしょうがなかった。
「…この程度で…ボクを喜ばせているつもり…?」
長髪の男の顔色が一瞬白くなり、赤らむ。男達全員がその言葉を聞き動揺が走った。
「…ワキ、動け。」
「えっ…でも…そんな事をしたら」
長髪の男の指示に眼鏡の男はうろたえた。
「いいから動け。」
眼鏡の男が掴んでいたアキラの両手首を長髪の男とフェラの男がかわって押さえて
眼鏡の男はアキラの腰を少し持ち上げるようにして、腰を動かし始めた。
「はっ…うっ…!」
(48)
限界まで内壁を押し広げていたものが出口近くまで抜け出て、再び押し入ってくる
圧迫感にアキラは呻いた。
フライングの男と眼鏡の男は互いに頷きあうとアキラの両足をさらに広げさせて眼鏡の男が
より深く入り込めるようにし、それぞれに交互にアキラのペニスを頬張り吸いたてた。
フェラの男も脇から乳首にかけて弱いと思われる箇所を狙って舌を動かした。
「ふっ…うっ、くうー…っ!ハアッ!…あっ…!」
ズブッズブッと嫌でも響く肉が擦れ合う音に興奮するように男達の愛撫は激しくなり
アキラを襲った。6個目、7個目の黒石が盤上に置かれるまでにそう時間は
かからなかった。それでも行為はかわらない激しさで続行された。
「素直になるんだな、塔矢くん。君の体は十分喜んでいるように見えるけど…?」
息も絶え絶えにぐったりと顔を横に倒しているアキラの顎を捉えて長髪の男は
話し掛けた。返事をする代わりに、アキラはニヤリと笑んで見せた。
そのあまりの妖艶さに長髪の男はゾッとした。
次の瞬間眼鏡の男が叫び声を上げた。
「はああっ、も、もうダメだ、出るッ」
アキラの下でビクンビクンと体を激しく震わせたかと思うと、更に声を上げた。
「ヒ、ヒイッ!!は、離してくれエエエ!!」
男達は何が起こっているのか分からず、息を飲んでまだ体が深く繋がりあっている
眼鏡の男とアキラを見下ろした。
「あ…あっ!また…イッちまう…!うわああっ!!」
|