ちっちゃいアキラにっき2 1 - 5


(1)
6がつ16にち にちようび
くもりとちょっとはれ

にちようびは、ちちのひでした。
ちちのひは、おとうさんのひです。
ボクは、ちちのひのぷれぜんとに、おとうさんのえをかいてあげました。

あさ、おとうさんとボクは、ごをうちました。
ボクは、まいあさおとうさんとごをうつから、いつもとおなじようにごをうちたかったけど、
にちようびは、おとうさんのおかおばかりみちゃいました。
ごをうっているとき、おとうさんは、「どうしたんだ?」とボクになんどもいいました。
おとうさんは、ちちのひだってしらなかったみたいでした。
だから、ボクは、「なんでもないよ」となんどもいいました。
ちちのひだっておとうさんがしったら、ぷれぜんとをあげるときに、たのしくなくなっちゃう
ようなきがしたからです。

ごをうちおわって、あさごはんをたべたら、おとうさんはきいんにおでかけしました。
ボクは、おとうさんのえをかんせいさせたかったから、ボクのおへやにいきました。
ボクのおえかきちょうには、どようびまでにかいたおとうさんのえがいっぱいありました。
でも、にちようびは、ぴらぴらしたおえかきちょうじゃなくて、あつくておおきながようしに、
おとうさんのえをかきました。


(2)
ボクは、おえかきちょうにかいたおとうさんのえを、なんどもみました。
がようしにかくおとうさんのおかおをきめるためです。
おえかきちょうには、おとうさんのいろんなおかおがありました。
わらっているおかおのおとうさんとか、おこっているおかおのおとうさんとか、こまっているおかおの
おとうさんをいっぱいかいたので、それをなんかいもなんかいもみました。

ボクがいちばんすきなおとうさんのおかおは、わらっているおかおです。
あさ、ボクとごをうつときに、おとうさんはたまにわらってくれます。
ボクが、いいごをうてたときです。
おとうさんがボクのごをほめてくれるのは、たまにしかないけれど、ボクは、そのときのおとうさんの
おがおが、とってもとってもだいすきです。
だから、ボクは、おとうさんのわらっているおかおをがようしにかくことにしました。

ボクは、がようしのまんなかよりちょっとうえのほうに、くろいろのさくらくれぱすで、おとうさんの
おかおのかたちをかきました。
ごをうってボクをほめてくれたときの、わらっているおとうさんをおもいだしながら、おめめやおはなや
おくちをかきました。
それから、おとうさんのからだをかこうとおもったけれど、そのまえに、がようしのしたのほうに、
ごばんをかきました。
ごばんをかいてから、すわっているおとうさんのからだをかきました。
おとうさんは、おきものをきているから、かくのがちょっとむずかしかったです。
おとうさんのみぎのおててのところには、ごいしをかきました。


(3)
おとうさんのおかおとからだのかたちをかいてから、いろをぬりました。
うすだいだいいろのさくらくれぱすで、おとうさんのおかおのいろをぬって、かみのけはくろいろと
はいいろでぬりました。
おきものは、ちゃいろでぬりました。
でも、おなかのところのぽんぽんは、ちゃいろのうえからくろいろをぬりました。
そうしたら、ぽんぽんが、なんだかきたなくなっちゃったので、ボクは、ちょっとかなしくなりました。
でも、ぽんぽんをよくみたら、「となりのととろ」にででくる「まっくろくろすけ」みたいだったから、
ぽんぽんにおめめをかきました。
そうしたら、もっときたなくなっちゃったけど、なんだかたのしくなりました。
ちゃいろときいろでごばんにいろをぬって、くろいろでせんをいっぱいかきました。
ほんとうは19ろばんをかきたかったけど、ボクのかいたごばんは9ろばんになっちゃいました。
おとうさんのわらっているおかおのおくちのところは、あかいろでぬりました。
そうしたら、なんだかおとうさんは、おくちからちをだしているみたいになっちゃいました。
ボクは、ちょっとこわくなったけど、ちじゃなくて、ボクのすきないちごじゃむだとおもうことにしました。
そうしたら、こわくなくなりました。

おかあさんがボクのおへやにきて、「おひるごはんですよ」といったので、いまでおかあさんと
おひるごはんをたべました。
おひるごはんは、えびぴらふと、いろんなおやさいがはいったすうぷでした。
とってもおいしかったです。


(4)
おひるごはんをたべおわったから、ボクはまたボクのおへやにいきました。
おひるごはんのまえに、おとうさんのえをかきおわったから、こんどは、あいているところに
じをかきました。
あおいろのさくらくれぱすで、がようしのうえのところに「ボクのおとうさん」とおおきくかいて、
したのところに「アキラより」とちいさくかきました。
それから、みどりいろのさくらくれぱすで、がようしのみぎのところにほそながいまるをかいて、
おとうさんがしゃべっているみたいにしました。
ほそながいまるのなかには、「かみのいって!」とおおきくかきました。

ぜんぶかきおわったから、ボクは、だいどころにいきました。
だいどころにはおかあさんがいたから、ボクは、「きれいなおりぼんをちょうだいっ!」といいました。
そうしたら、おかあさんは、ぴかぴかしてとってもきれいなきんいろのおりぼんをだしてくれました。
ボクは、そのおりぼんとはさみをもって、ボクのおへやにいきました。

ボクは、かきおわったおとうさんのえを、なんかいもなんかいもみなおしました。
でも、なんかいもみなおすと、ボクのかいたえは、なんだかおとうさんのえじゃないようなかんじが
してきたので、もうみないことにしました。
ボクは、おえかきがあんまりじょうずじゃないのかなぁ?
まえに、おがたくんが、ボクのかいたえをみてわらっていたから、やっぱりおえかきがへたっぴ
なのかなぁ?
ボクは、ちょっとかなしくなりました。
でも、へたっぴでも、いっしょうけんめいかいたから、おとうさんがよろこんでくれるといいなぁと
おもいました。


(5)
ボクは、おとうさんのえをかいたがようしをまるめて、つつみたいにしました。
けいばしんぶんをまるめて、つつみたいにするときよりも、ずっとずっとていねいにまるめました。
つつみたいにしたがようしに、ボクは、きんいろのおりぼんをかけました。
ボクは、きんいろのおりぼんをちょうちょうむすびにしようとしたけれど、あんまりじょうずに
できなかったから、なんかいもなんかいもやりなおしました。
15かいめに、やっとじょうずにむすべました。
そうしたら、おりぼんが、ちょっとふにゃふにゃになっちゃいました。
でも、ちゃんとじぶんでむすべたから、ボクは、とってもうれしかったです。
ちょうちょうのかたちをきれいにととのえてから、ボクは、おりぼんのはじっこをはさみで
きれいにきりました。

おとうさんにあげるぷれぜんとができあがって、ボクは、うれしくてばんざいをしました。
ばんざいをしていたら、おかあさんがボクのおへやにきて、「おがたさんがおみえよ」といったので、
ボクは、げんかんにいきました。

げんかんには、おがたくんがいました。
おがたくんは、しろいすうつをきて、しろいはこをもっていました。
おがたくんに、「そのはこは、なぁに?」ときいたら、おがたくんはにこにこして、「さあ、
なんだろうね?」といいました。
おがたくんは、ほかにごようがあっていそがしかったみたいで、おかあさんにはこをわたして
すぐにかえっちゃいました。
ボクは、おがたくんとあそびたかったから、ちょっとかなしかったです。
おがたくんがもってきたはこをあけてみたら、ボクのだいすきなさくらんぼでした。
ボクは、すごくうれしかったです。



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