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一平は、しばらく考えていたが、
「申し訳ありません・・・・・僕は、このノートをみんなに持っていかないといけないので・・・・・」
ごめんなさい・・・・・一平は、頭をさげた。
植田先生も、わかってくれたようだ。
「仕方がないな・・・・・」
そう言いながら、一平を見る目は笑っていた。
ノートの山をチラッと見ると、『早く持っていけ』と、一平に目配せをした。
一平は一礼すると、ノートの山を抱えて、職員室から教室へ戻り、ノートを配ると席に着いた。



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