あなたは必死に走った。
道沿いには生垣があり所々、生垣が切れて芝生の広場や、遊具のある広場が広がる。
しかし、あなたは道を必死に走っていた。
後ろからは美女・・・いや、“鬼”が迫ってくる。
「やめろ〜〜〜!」
無駄とは思っても、思わず叫ぶ。
いや、叫ぶことで自分に気合を入れていた。
息が上がり始める。
振り向くと、相変わらず“鬼”は猛スピードで・・・どんどん差を詰めてくる。
歯を食いしばり、走り続けるあなた。
前に何か建物がある・・・公園の売店だ。
<一気に走って振り切る> <売店の陰に隠れる>