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「次は、僕が引きます」
あなたはボックスに向かって歩き始めた。
あなたの前に並ぶ4つのボックスの中では、4人の美女が“眠って”いる。
『綺麗だ・・・』
あなたはボックスの前で、彼女たちを見つめた。
しかし・・・彼女達の“美しさ”は、そのまま男たちを女性に変えるという“薄気味悪さ”に繋がっている。
あなたは唾を飲み込んだ。
緊張で口の中がカラカラだ。
「落ち着いて!」
後ろで荒川が声をかけた。
「はい!」
あなたも笑顔を作って答える。
目の前には5本の鎖がある。
あなたは大きく息を吸って、一本の鎖に手を伸ばした。
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