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あなたは遊園地の中を歩いていた。
コーヒーカップや観覧車、ジェットコースターやブランコ・・・いろいろなアトラクションがあるのに、あなたたち以外の人影・・・客はもちろん、係員すらいない。
その中で、イルミネーションを輝かせ、音楽が流れる中、無人のメリーゴーランドが回り、誰も乗っていないブランコが空中をクルクル回り、ジェットコースターが轟音をたてながら走っている。
あなたの横では、誰も乗っていない急流滑りの丸太を模した乗り物が、水しぶきを上げている。
いつもなら、カップルや子供たちの歓声が聞こえるのだろうが・・・。
「・・・気味が悪いな・・・」
あなたは顔をしかめ、呟きながら歩いていた。
さて・・・どうしよう・・・?
あなたは辺りを見回しながら考えた。