黒真珠星からの訪問者






丘の外では、どかんどかんと大きな音を立てているが、ここは穏やかな空気が流れている。
新一がいつものように、ふわふわクッションに深々と沈み込んで読書に勤しんでいた時、突然玄関のチャイムが軽やかに鳴った。

その途端、新一は、がばっと起き出し、書物を放り投げ、いそいそと戸口に向かう。……そう言えば、そろそろ何時もの時間。新一は毎日のように訪れる大好きな流離人の顔を思い浮かべながら、ドアを開けた。

「や。久しぶり」
しかし、新一の元にやって来た訪問者は、懐かしい友人だった。


「快斗?快斗じゃないか、久しぶりだな」
新一は嬉々として、彼を招き入れる。彼は、嬉しそうに新一に微笑み掛けた。
「最近、ちょっとご無沙汰してたかな」
お日様が燦々と照らすリビングに通されて、快斗はにこにこと笑いながら言った。

黒羽快斗は、新一の大切な友人の一人だ。多分、親友と言っても差し支えないだろう。彼は、キッドと同じ星から同時に生まれた双子の一人で、新一も同時期に生まれた同年代の友達だ。
爆発してしまい亡くなってしまったが、キッドの星は乳白色で光沢の美しい星であったのに対し、彼の星は艶やかな黒い星だった。それは、まるで貴重な黒真珠のような美しい星。

慣れない手つきでコーヒーをいれる新一を余所に、快斗は床に落ちていた本を拾い上げ、それをテーブルに置いた。何気なしに辺りを見回していると、新一がいれたてのコーヒーを運んで来る。
トレイの上には、ちゃんとミルクピッチャーと砂糖壺が乗っている。かちゃかちゃと、手際悪くテーブルの上にそれを出すと、快斗は嬉しそうに礼を言った。

「アイツ、お前の所に厄介になっているんだってな」
ミルクも砂糖もたっぷり入れたコーヒーをティースプーンでくるくるかき混ぜながら、快斗が言った。
アイツとは、キッドの事だ。

新一は、こくりと頷いた。
「アイツさ、オレが誘ったのに断ったんだぜ?折角、気を利かして誘ってやったのに」
なのに、新一の所には、ほいほい行っちゃうんだね。 と、特に嫌味ぶる訳でもなくあっさり言うと、コーヒーをぐびりと飲んだ。
新一は、何とも言葉が見付からず、ただ黙ってコーヒーを飲む。

「で。……アイツ、元気?」
「元気」
「そう。良かった」
兄弟とは、こういうものだろうかと、新一は思う。新一は一人っ子だから、良く判らないけど……多分、快斗はキッドが心配なんだと思った。
ほっとした顔でコーヒーを飲む快斗を盗み見て、新一はそう確信した。

快斗が新一の元にやって来た理由が判って、新一は安心した。快斗は、以前からキッドとは比べ物にならないくらい頻繁に新一の星にやって来ていたけど、新一がキッドをこの星に連れてきてからは、一度も来ていない。
……本当は、ずっと不安だった。新一が勝手にキッドをこの星に引っ張ってきた事を、快斗は怒っているのではないかと。
二人はとても仲の良い兄弟だったから、余計な事をした新一の事を嫌いになってしまったのではないかと危惧していたのだ。

新一はキッドも好きだが、快斗も大好きだったので、彼に嫌われていたらと思うと、とても悲しかった。
そんな新一の心の内など知らない快斗は、カゴの中に盛られているクッキーを一枚取り出して、美味しそうに食べている。
「これって、アイツのお手製?」
もぐもぐと咀嚼しながら訊いてくる。新一が頷くと「やっぱりね」と納得しながら、もう一枚と手を伸ばす。

このクッキーは、昨日彼が焼いて持ってきたお菓子だ。言うなれば、残り物なのだが、そんな事快斗は構いはしない。美味しそうに何度もカゴに手を伸ばしては、頬張った。
そんな快斗に、何となく新一もクッキーに手が伸びた。

しかし、その時、ふと何かが引っかかるのを感じた。

伸ばした手を途中でぴたりと止めて、じっと一点を見つめる。
その態度に、快斗はすぐに気が付いた。

「どうかした、新一」
「……お前って、左利きだったっけ」
ふと、そんな風に問われ、快斗は一瞬口ごもった。

さっき、ふと新一が感じた違和感。
いつもは右手を使って、何でも行っていた快斗が、今日は左手でクッキーをつまんで食べていた。
……そう言えば、コーヒーを飲む時も左手でカップを持っていた事にも気が付いた。

「右手……どうかしたのか?」
「……いや」
なんでもないよ。 と、微笑う快斗の右腕を新一は咄嗟に掴んだ。途端に快斗が顔をしかめたのを見て、慌てて離すと、彼は少しばつが悪そうに右腕の袖をめくって見せた。

「ちょっとね……ドジっちゃって」
肘から手首にかけて、赤く熱を帯びている。
「何、これ。……火傷?」
びっくりする新一に、快斗は落ち着かせようとするかのように、穏やかに言った。

「ここに降りる時に、少し着地失敗して、掠っただけだよ。これくらい、どうって事ないから……」
大丈夫。 と、言う前に、新一は快斗の右腕を引いて、キッチンに走った。

新一の星は、唯一、この小さな丘だけが、穏やかな気候と緑に溢れているだけで、そこ以外は、どこもかしこも熱泥と炎と熱い煙に覆われている。
地表は、まだ全然安定していない星なので、それは仕方の無いことなのだが、……だからと言って、この傷が新一の所為ではないとは言い切れない。

シンクの中に置いたたらいに冷水に氷をたくさん入れて、そこに火傷をした右腕を突っ込ませる。
「そのまま、じっとしてろよ」
新一はそう言うと、氷嚢を引っぱり出して、ごそこぞと氷を詰めた。
「新一、大丈夫だよ。そこまでしなくても、この程度なら水ぶくれも出来ないだろうし」
「けど、そうした方が痛みも引くだろ?」
氷の入ったたらいをごろごろかき回しながら、快斗は「まあね」と頷いた。

「……ゴメンな。オレが不甲斐ないばっかりに」
充分冷やした所で、新一はそこから腕を出させると、柔らかなタオルで優しく水滴を拭き取ってやる。
「だから、オレがドジっただけで、新一が責任感じる必要なんてないんだよ。それに、もう全然痛まないし」
更に、タオルでくるんだ氷嚢を幹部に押し当ててくる新一に、快斗は苦笑する。冷やしすぎも体温が下がって良くないと思いつつも、それで気が済むのならばと、快斗は新一の好きにさせた。

しばらくの間患部を冷やした後、薬を塗布されガーゼで軽く圧迫させた後、包帯を丁寧に巻いた。お陰で、肘から手首まで真っ白になったが、袖を戻せば、端からは何も気付かれない。しかし、その上着の袖口に焦げた跡を発見した新一は、益々表情を曇らせた。
「服……ダメにしちゃったな……」
「そんなの、気にするなって」
「オレに出来る事があれば……」
「もう、して貰ったじゃないか」
快斗は、けろっとした顔で言った。

「こんなに丁寧に手当してくれたんだから、充分だよ」
気にしないと言うように、右腕をぶんぶん振って笑う。新一は、心配そうに見つめていたが、ふいに快斗に近付いた。

快斗が驚く間もなく、新一は彼の背中に両腕を回し、それから、ぎゅうぎゅうと抱きしめた。

「な、何!?」
「こうすると、幸せな気持ちになれるって、キッドが言ってた」
幸せな気持ちになれば、痛みも少しは和らぐのではないかと思ったのだが、新一の予想に反して、快斗は戸惑ったまま身動きしなかった。

キッドと快斗は双子だから、きっと同じような事をすれば良いのかも。と、単純に考えた新一だったのだが……もしかしたら、間違っていたのだろうか。
「良くない?」
キッドと違って、抱きしめ返してもくれない快斗に、新一は不安になった。……こんな風に抱きしめて、喜んでくれるのは、キッド限定なのかも知れない。

仕方なく、新一は快斗から離れた。快斗が喜んでくれなければ意味がないのだ。
「快斗……?」
呆然としている快斗に、恐る恐る声を掛けてみる。

「び、びっくりした」
何度も瞬きしなから、快斗が言った。
「い、嫌だったか?」
「いや。突然だから、びっくりしただけ。……だって、今まで新一って、そんな事しなかっただろ?」
軽い混乱から立ち直った快斗が、いつもの笑みで新一に笑いかけてくる。

新一は頷いた。
「だって、キッドに教えて貰ったんだ。こうすると、とても嬉しいって。……親愛の何とかだって、言ってたかな」
何にしろ、新一もそれで幸せな気持ちになれるのだから良いのだ。

「ふぅん」
確かに、体を触れ合わせて親しさを計ったりはするな。 と、快斗は呟いた。

「なら、もっとアイツに色々教わったりしてる訳?」
少し興味が沸いて、快斗が尋ねると、期待に反して新一は小首を傾げた。
「もっとって、何をだ?」

「……えーと。例えば、もっと親しい間柄で行うスキンシップ、とか」
益々首が傾いていく。
「どんなものだ?」
キッドは、ぎゅぎゅうしか教えてくれていない。他に何があるのか、興味深そうに訊いてくる新一に、快斗は言った。

「一番よくするのは、キスかな。挨拶する時とか、結構気軽にする種族も多いし」
「キス?……どんなものなんだ?」
聞き慣れない言葉に、新一の好奇心が疼き出す。しかし、そう問われた快斗の方は、内心驚いていた。

「えーと……したことないの?」
「……多分」
どういったものなのか判らない新一としては、こう応えるしかない。

「アイツとも?」
「……た、多分」
何だか、快斗の口調が疑心に満ちてきたように感じられて、新一は少し戸惑いながらもそう応えた。

「じゃあ、試しにオレとやってみる?」
「何を?」
「キスを」

少し楽しげにそう誘いかけてくる快斗を見て、新一は少し考えた。快斗の様子を見る限り、別に痛い事ではなさそうだ。
新一は、こっくりと頭を上下に動かした。

すると、快斗は、新一の間近にまで寄ってくると、肩を抱いて引き寄せて、ふわりと頬に口唇を押し当てた。
それは、ほんの一瞬で離れていく。

「……これが、キスね」
嬉しそうに言う快斗に、新一は触れられた頬を手で触れてみた。

新一の予想通り、痛い事ではなかった。しかし。


「ぎゅうぎゅうより、接触面は極めて狭い。……これが、もっと親しい間柄で行う事なのか?」
真面目な顔で訊いてくる。快斗は鷹揚に頷いた。

「接触面の広さ云々じゃないんだよ。要は、何処を使うかと言う事で」
「……判らないな。ちょっと触ったり触られたりするだけで、楽しいのかな」
「口を使う事に意味があるんだよ。指や腕は、相手に触れる為に使うものだけど、口は話したり食べたりする為に使うのが本来の目的だろう?その部位を別の事に使う事に意味があるんだ」
「じゃあ、何か?オレが足でお前の頭を撫でてやったら、お前は嬉しいのか?」
「……いや、そういう訳じゃなくて」
真面目に訊いてくる新一に、いつの間にか快斗の方が混乱してくる。

「兎に角、キスって奴は特別で、特にマウス トゥ マウスは、最強なの。判った?」
「……マウス トゥ マウスって、何だ?」
新たな言葉に、新一は益々眉を寄せて尋ねてくる。快斗は想わず天井を仰いだ。

「アイツは、何にもしてねーのな」
「キッドがどうかしたのか?」
「新一ってさ……キッドの事好きなんだろう?」
滅多に星から出なかった新一が、遠い遠い辺境の星まで、彼を捜しに行くくらい、新一はキッドが好きなのだと、快斗は思っていた。
快斗もキッドの事を心配していない訳ではなかったが、新一ほど思い詰めはしない。

だから、快斗はずっと新一はキッドの事が好きなのだと思っていた。そして、キッドも想いは同じだと……。

「オレは、キッドが好きだ」
新一はキッパリと断言するが……その態度はとても晴れやかで、どうみても艶やかさはなかった。
「あ、もちろん、快斗も好きだ」
当然のようにそう言葉を続ける。

「じゃあ、オレとアイツは同列な訳?」
「同列?……同じくらい好きかと言うことか?……それは、どうだろう」
あまり、深く考えたことないな。 と、新一は首を傾げた。


「ま、いいや。何か、オレも混乱してきたし……帰るわ」
手当ありがとうね。 と、右腕を上げて笑ってみせる快斗に、新一は考え込んだままだ。

快斗はそんな新一に肩を竦め、彼を残してそのまま玄関口へ向かおうと、踵を返した。
その時、くい、と左腕を引っ張られる。

「何?」
突然の事に吃驚する快斗に、新一は真剣な瞳で見つめてくる。
そして、口を開いた。


「帰る前に……マウス トゥ マウスって奴を教えろ」











快斗が帰って暫くした後、キッドが新一の家を尋ねてきた。
いつもより、少しだけ遅い訪問に、新一は嬉々として出迎えた。

「こんにちは、新一」
新一の大好きなキッドが、満面の笑みで立っている。

「今日は遅かったな」
責める訳ではなく、そう言ってキッドを迎え入れると、彼は手に持っていた箱を小さく掲げた。

「ケーキを焼いていたんです。ビタースィートなチョコレートケーキと、エクレア。今日はちょっと時間配分が上手くいかなくて」
苦笑しつつそう言うキッドに、新一は気にしていないと頭を振った。本当に、そんな些細なことは少しも気にしていない。

いつものようにそれを新一は受け取って、テーブルの上に置いた。それから、自由になった両腕でキッドを引き寄せて、ぎゅうぎゅうする。
すると、キッドも軽く新一の背に腕を回し、まるであやすかのように、ぽんぽんと背中を叩いた。

それから、ふと思い出して、先程快斗が教えてくれた、『もっと親しい間柄で行うスキンシップ』とやらを実行してみる事にした。
新一はキッドが一番好きな人だったので、そうする事に躊躇いはない。
抱きしめていた身体をちょっとずらし、間近に見えるキッドの口に、新一も自分の口唇をちょこんとくっつけてみる。軽い羽のようなキスは、すぐに離れる。

それは、ほんの一瞬の出来事だった。


──アイツ、絶対喜ぶよ。

快斗は、そう新一に言った。快斗は嘘は言わない。少なくとも、今まで新一に嘘をついた事はなかった。
だから新一は、キッドはきっと喜ぶに違いないと思った。……これの何処が喜ぶべき事なのかは、残念ながら理解していなかったのだが。

しかし、新一の期待に反して、目の前の男に表情は無かった。
いつもは、にこにこと嬉しそうに微笑んでくれるキッドなのに、今の彼は目を見開いたまま、まるで死んでいるようだった。

「……キッド?」
声を掛けてみるが、反応はなくて、新一は彼の頬をぺちぺちと、軽く叩いてみた。
すると、すうっと、その双眸に焦点が合ってきた。次いで、何度か瞬きをして、今度はちゃんと新一の顔を認識してくれた。

「キッド、どうかしたのか?」
具合でも悪くなったのだろうかと心配する新一を余所に、キッドは、がばりと新一の両肩を掴んだ。
「新一!」
突然大声で呼ばれてびっくりする。新一は、何かとんでもない間違いをおかしてしまったと思った。

「えっ、あっ、そのっ……嫌だったか?」
キス……。 と、呟くのを聞いて、キッドは益々声を荒立てる。

「何で新一が、『キス』みたいな高等技術、知ってるの!?」
新一は、キッドや快斗と同じ時期に生まれたのは事実だが、その来し方は、二人とは大きく異なっていた。
肉体年齢は二人と大差ない……むしろ、新一の方がほんの少しだけ大人なのだが、精神年齢は、二人の半分にも満たない頭でっかちさんだった。

そんな新一が、こんな挨拶方法を知るはずもない。

そんなキッドの態度に、新一はようやく彼の取る態度の原因を知り、ほっとした。嫌われた訳ではないらしい。
だから、新一は意気揚々と告げたのだ。
「快斗に教えて貰った」
「か、快斗!?」
「オレが、お前にするみたいにぎゅうぎゅうしてやったら、お礼(?)にもっと親しいスキンシップの方法を教えてくれたんだ」
キッドにも、同じ事をしたら、きっと喜ぶって言っていたけど……嬉しくなかった?
ほんの少しだけ不安そうに聞いてくる新一に、キッドは慌てた。

「……う、嬉しかった、です。少し、驚きましたけど」
「そうか」
なら、良かった。 と喜色満面の笑みで言われ、キッドは益々戸惑ってしまう。

「それで……快斗が、此処に来たのですか?」
「そう。以前は、もっと頻繁に来てくれてたんだぜ?最近は、めっきり来なくなったけど」
滅多に外出しない新一にとって、快斗の訪問は数少ない外部接触の機会でもあった。いまは、キッドが毎日来てくれるので、不満はないが、彼が来るまでは、快斗の訪いだけが全てと言っても過言ではない。

だから、新一はキッドと同じくらい快斗が好きだった。

「快斗は、ぎゅうぎゅうよりもキスの方がランクが上だって言ってたけど、本当にそうなのか?……オレはどうも物足りなさを感じてしまうんだけど」
今ひとつ納得出来ないと言うように、ぶつぶつと呟いている。

キッドは、そんな新一を見つめながら、内心頭を抱えた。


「……新一」
「ん?……何だ?」
突然呼ばれ顔を上げると、真剣な顔をしたキッドの視線とぶつかった。

「もし良かったら、抱きしめる事もキスをする事も、私だけにして頂けませんか。……そういう事をするのは、とても特別な事なんですよ」
「……そうなのか?」
そう言えば、キスは特別で最強だとか何とか快斗が言っていたような気がするが、新一は全く理解出来なかった。

しかし、判らずに首を傾げる新一に、キッドは真面目に大きく頷くのだ。

そのあまりにも神妙な態度に押され、新一も思わず深く頷いた。
だからといって、その『特別』の意味が、判った訳ではないのだが……何となく感じるものもある。

快斗を抱きしめた時も、キスされた時も、特に大して何も感じないのに、キッドとする時は、何故だか胸がどきどきするのだ。
それは、ほんの少しの間、心臓が跳ねているだけなのだが、この辺りが『特別』なのではないかと、新一は思った。

だから、新一はキッドの提案に素直に従い、今後二度とキッド以外の人とはそんな事はしないように決めた。
キッドは安心したように頷いて、新一に微笑いかける。

「少し遅れたけれど、お茶にしましょうか」
何時も通りのキッドに、新一も嬉しそうに頷いて、嬉々としてキッチンに向かった。

こうして、これからも二人幸せは、ずっと続いていくのでした。










END








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2005.05.07
Open secret/written by emi

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