傍らに添い、枕にもたれ掛かるや、胸へ取り縋って来るJr。、腰へ脚を絡めようとするのを躊躇なく押し止めると、はぅ...、と云う嗚咽にも似た吐息を漏らしながら、私の胸へ、狂おし気に頬から首筋を擦り付けて来た。
ほてった身体から立ちのぼる薫りが鼻腔をくすぐる。 一瞬の逡巡の後、私に縋ってい手の一方が動いた。羞恥心がそうさせるのだろう、のろのろと緩慢なしぐさ。それでも、有るや無しやの初心うぶしい乳首をなぞり、貌の良い臍の窪みを迂回すると、過たず目的の箇所---両脚の間で熱く焦がれる一点---へと辿り着いた。 口角でクっと冷笑う。胸に熱い呼吸を感じた。 耳まで上気した顔を私の胸に埋め、押し寄せる快感の波に嬌声をかみ殺そうと試みるも、所詮は無駄な努力に他ならない。 汗ではり付いた髪をかき上げてやる。羞恥と快楽とで淫猥に歪む表情が良く見える様に。 「はぁ はぁ...ぁっ やん...イヤ......っ」 顔を背けようとするのを、うなじに手を差し入れ押さえ込む。そうしておいて、更なる言葉でもって畳み掛けた。 「この恥知らずな姿、男と同衾して、平気で自らの陰茎を弄んで。獣並みに腰を使いながらよがり声を立てている様を、お父上のブロッケンマンが見たら、さぞかし」 ぴくんっ、と反応した。 躍り上りたい程の狂喜が、身内に沸き起こるのを止められない。 「嘆かれる事だろう」 「やっ、ぃやっ...ぃや...っぁあンっあンっあン......んンっ...はぁ...っぅぅ」 せわしない指使い。嬌声は増々そのトーンを上げて、私の耳に心地よく響いた。 「ひぁぅっ、やっやっィやっ...離...し、てぇ..あンッ ひぐ...ロビ...ンだめぇ......」 壊れたネジ仕掛けの人形の様に、ガクガクと腰を振り続ける。 「っは...は...ロ、ビ 許......て...ぁあ...ぅんっ んっ ん......願、い...」 それでも押さえ付けておくと、嗚咽混じりに許しを乞い願って来た。 そろそろ限界なのだろう。だが、解放してやりはしなかった。そのかわりに張り詰めているそこへ、膝を曲げて太腿を差し出してやる。すると貪るように両脚で絡み付き、自らの股の間へと挟み込むと、壊れてしまいそうな勢いで、放出寸前のそれへと擦り付けだした。 ぬっちゅ...ちゅ...ちゅ...くちゅ...... 汗と先走りの液にまみれたそこは、卑猥極まりない、粘着性の音を発して一層の劣情を掻き立てる。何時しか私自身の股間も、熱く火照りだした。 「はぁんっ、は、はぁ、はぁ、あン...っぁあンっ...ぁ、ぁ、ぁ、ぁああっ、ロビン、ロビン、ロビン、ロビン、ロ、ビ...ッッ」 その瞬間はすぐにやって来た。 全身から噴き出した汗に艶と光る身を、ぐったり、預けて来る。肩を激しく上下させて荒い息をついているのも構わず腋を支えると、顔を仰向かせた。目は虚ろに、半ば瞳を反転させたまま視線が定まらない。 だらしなく半開きの口端からは、唾液が細く糸を引いていた。 「はしたない子だ。ひとの脚を性具扱いにして性器を擦りつけたりして。......そら、すっかり汚れてしまった。全部お前の......から出した液だよ、んん?」 「......ァッ...はぁ......も、ぃヤ...だ、ょ...............ァータァ...」 我が耳を疑った。 今、何と言ったのだこの子は。ファーター、......ファーター(父さん)だと?
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