「きちんと後始末をなさい」 放出された液でぬらりと光る箇所を顎で指しながら、膝立ちにJrの顔へと近付ける。 必然、私の雄の獣欲を示すそこを突き付けられる格好となったJrの、アメシストの瞳からはチカリ、煌めきが放たれた。両腿を閉じ合わせての身じろぎ。切れ長な目尻の縁がうっすらと赤いのは、さんざん嬌態を演じておいて今さらの恥じらいか、それともあれだけ---忘我するほど---満足を憶えたばかりのくせに、もう......。 Jrの髪に指を梳き入れる。くすぐったい様な滑らかな感触を愉しみながら導いてやると、そのまま下半身にとりついた。唇が柔らかにまとわりついて、脈打つ棹を、先端に向かってなぞってくる。 思わずぴくりと反応するが速いか、鬼頭は口腔粘膜に包み込まれた。ねっとりと密着する舌の、鈴口をくすぐる淫媚な蠕動に、我知らず、低いため息が漏れた。 そう考えた刹那、倒錯的な背徳感から込み上げる劣情に、いや増す淫欲を押さえ込もうと、銀糸の髪に梳き入れた己の指に力を込めずにいられなかった。髪を掴まれた苦痛に眉間を歪ませるJrの、だがその表情には確かに、恍惚と悦楽のない混ざった妖しい色が見え隠れしていた。
見ればJrの脚の間のものも、再び、露を含み起ち上がり始めているではないか。 誘惑に抗う事など出来なかった。 「No,」 私の反応に気を良くしたか、更に喉の奥深くへ飲み込もうとするJrに対して、制止の言葉を発した。が、困惑げに動きを止めたのもつかの間、命令を無視し、再び舌を使いはじめる。 ---躾のなっていないペットだ。おあずけ一つ満足に出来ない--- そそうはその場で罰さなければ理解できまい。躾の基本と云うものだ。 短い悲鳴。たいして痛くもなかろうが、躾の目的にはかなうだろう。 「ぁ、う、...ぶっちゃヤ、だ...」 おしゃぶりを咎められた幼児がすねる様な口調。いや、飼い馴らされた動物のみせる媚態と云うべきか。この媚態が本能的なものか、それとも計算された上でのものなのかは、にわかに判別し難いが、 聞く者の嗜虐心を妖しく掻き立てる声音にうなじがざわついて、股間の膨張を痛いほどに促した。我ながら、浅ましいほどの獣欲。だがもう、これを押さえ込む術など在りはしない。 「お前が零した恥ずかしい汚れを清拭しなさい」 「ァ...はぅ、ロビ...」 ---その後で--- 「...ん...Ja...」
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