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得点計算方法は以下の式です。
Score = | n Σ i=1 | ( | 2n-i
2n-1 | + | 1-42-n
84 | (3/4)i-1 | ) | (m+48)(S(si)61/64*(11/8)+8)
5・2g(ri)-2 | 1400+W
1400 | qi |
最初の大括弧の部分の項の
( | 2n-i
2n-1 | + | 1-42-n
84 | (3/4)i-1 | ) |
は,印に数によって得点を配分する計算式です。
最初の項(2n-i/2n-1)は,例えば3個印をつけると全体を7等分して本命から4:2:1に配分,4個なら全体を15等分して8:4:2:1に配分するという意味です。
その後に続く84分の云々というのは,多点をつけると,連単でもしない限りロスがあらわれるため,それを補う数値です。
点数 | ◎ | ○ | ▲ | △ | 注 | ★ | ☆ | 計 |
2 | 0.66667 | 0.33333 | 1 | |||||
3 | 0.58036 | 0.29241 | 0.14788 | 1.02065 | ||||
4 | 0.54449 | 0.27504 | 0.13961 | 0.07138 | 1.03052 | |||
5 | 0.52785 | 0.26685 | 0.13562 | 0.06946 | 0.03597 | 1.03575 | ||
6 | 0.51979 | 0.26286 | 0.13365 | 0.06849 | 0.03550 | 0.01869 | 1.03899 | |
7 | 0.51583 | 0.26089 | 0.13267 | 0.06800 | 0.03526 | 0.01857 | 0.00999 | 1.04122 |
この表は,各印に配分される数値です。補正があるため,印の数が多くなると合計が微妙に増えます。また,印のランクが下がるごとにぴったり半分にはなっていません。
印の数が一番有利なのは・・・というと,それは分かりません。自分では,すべてに公平にしている所存です。
ただ,馬を絞り込んで自信がある場合は,自信のない馬を足して印の数を増やさないほうがいいでしょう。
例えば,今年(2005年)の函館記念,ボルヴィラーS氏は4点印をつけて連単を獲得していますが,これをVer.4.00で計算した場合,238.224点になります。
そして,これから△を除いて3点にした場合253.375点(15.151点(6.36%)増)になります。さらに2点にした場合は,290.347点(52.123点(21.88%)増)になります。
印数2は的中した場合の効果は大きいのですが,当然3連単,3連複の可能性はなくなるわけで,印の数の使い分けには柔軟性が必要です。また,あまり堅くて点数が低いと,2点連単でもあまりオトクではないかな。
数式第2項の分母(5・2g(ri)-2)の部分が着順による点数変化の式です。
具体的には,1着のとき8で割って,2着は18,3着は38で割るということで,着順が悪くなると点数が減っていきます。
連単で的中している場合は,その印の部分すべてが1着で計算されます。連複の場合は(1+着順数)/2になります。これがg(ri)関数の役割で,従来どおりです。
ただし,今回付け足したのが馬単で,同着のとき2通り以上の的中が出る場合,すべては1着にはなりません。詳しくは,得点計算Ver4.00の注をご覧ください。今まで,このパターンはないのですが,これが出現したとき多分払い戻しと点数のギャップが生まれると思います。その際はなにとぞご容赦を。
数式中の(m+48)の部分が,出走頭数による補正係数です。これは,例えば出走頭数が8頭での4着と,16頭での4着の差を補正しようとするものです。
具体的には,出走頭数が8頭の場合,数値は56になり,16頭なら64になります。つまり,8頭のレースは16頭のレースの(56/64)=87.5%の点数になります。
今回の改訂で,一番大きな変更はここです。
S(si)関数の役割は,まず連単のとき○の単勝オッズは◎が除外された場合のオッズに補正されます。▲のオッズは◎と○が除外された場合の単勝オッズに補正されます。それ以下の印は,同様となります。
連単の場合,補正でオッズによる得点が下がりますが,補正係数(qi)が大きいため得点が大きくなります。また,単勝オッズによって(qi)がさらに大きくなります。
連複の場合,オッズの補正はありません。これは,連複には複数の的中パターンがあるため,補正すると重い印の馬のほうが着順がいいのに,点数が逆転してしまう現象がおきるためです。
ただし,連複の補正係数(qi)は連単に比べかなり小さいものになっています。微小ながら,単勝オッズによる上乗せもあります。
連複の実際の払い戻しと得点の調整は非常に難しく,連複の点数はあまり期待しないほうがいいかもしれません。
そして,補正されているいないにかかわらずオッズを(61/64)=0.953125を乗じて,極端な穴馬を補正しています。
また,数式中オッズの項の+8の意味は,例えば単純にこのまま計算すると単勝1.0倍の場合と2.0倍の場合では得点に2倍の差が出るので,8を足して1.0倍のときは9.0,2.0倍のときは10.0となり,差は1.11倍と補正しています。
(1400+W)/1400で賞金による補正がなされています。
具体的には,1着賞金4300万円のとき1.0307,13200万円のとき1.0943になります。13200万円のレースは4300万円のレースの1.0617倍の得点になります。
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