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朝早く、バスに乗って、おじいちゃんとセイラとにお別れ。小さい子達はまだ寝てた。セイラは「あなたはわたしの息子よ。 あなたや、あなたの家族が来るのをいつでも歓迎するわ。」と言ってくれた。 縫ってもらったTシャツを着て、花の首飾りをしてもらって出発した。

まず、お金がもう無いので、フェリー乗り場のそばの銀行で両替。500ドル両替したのでかなりのお金持ちになった。 アピアに着いて、ムーやファライモに不便させたくないなって思ったので。お世話になったしせいぜいおごってあげたかったから。 両替にけっこう時間がかかってしまい、その後、急いでタクシーを拾ってフェリーに乗る。 むちろん船賃は俺もち。フェリーに乗ると、今日朝早かったのと、花の首飾りをしていたその匂いと、炭酸ジュースを飲んだのとで、 ちょっと船酔いしてしまい、気分が悪くなってしまった。首飾りを脇において、おとなしくしてました。

サバイイ島からウポル島につくと、すぐにアピア行きのバスに乗り込む。 前に泊まったバレンタインホテルは、部屋がいっぱいで泊まれなかった。すると、親戚の家があるからそこに泊めてもらおうって ファライモが言ってくれて、本当にいいの？と聞くと、大丈夫だというのでそうさせてもらうことにした。 ホテルよりそのほうがおもしろいだろうと思ったし。まず、お腹が減っていたので市場の食堂でチキンとバナナと春雨を食べる。 そしておみやげに市場でタロイモ1籠と、野菜を買って、ファライモに先に行ってもらった。 俺とムーは一緒に市場でショッピングをした。ピアスやTシャツを2枚ほど買った。そしてムーにもバックなど 買ってあげた。安物だけどね。

今日、泊めてもらう家の、ムーのいとこがマクドナルドで働いてるので、その仕事終わりをマックで待った。 そこで暑いのでソフトクリームをまず買った。 その後、いとこの女の子、タラがやってきてさらにソフトクリームどうぞって持ってきてくれたので、大笑い。「なんで笑ってるの？」 と聞かれて「さっき、それを買って食べたから」と答えた。「でもありがとう、もらうよ」って言って、ペロリと食べた。 「それじゃあ後で」ってことでタラとお別れ。

しばらくして、ムーが何か買おうっていうので、ポテトとホットコーヒー を買ったら、いとこからってことでハンバーガーとコカコーラのLをタダでくれた。そういうのありなのかなあとか思いつつ、 あまりお腹は減ってなかったのでポテトと飲み物だけのんだ。ハンバーガーはファライモに持ってこうってことで。 雨が強く降ってきて、ちょっと肌寒かった。数時間後、その雨が上がる頃にいとこのタラも仕事が終わって一緒にタクシーで家まで行った。 そして、その家で泊めてもらうことに。ここの家はややお金持ちみたいだった。なぜなら伝統的な家でなく、木造のようだが 普通に壁がある家だった。また、入り口にドアもあった。サモアで壁のある家に泊まるのは、アピアのホテルで泊まった時以来だった。 でも、窓は大きくて風通しは悪くなかった。また、家の中にはテーブルと椅子などもあった。トイレもきれいで、ホテルのものと 同じタイプだった。

やっぱりトランプをして遊ぶ。この家の家族構成はたぶん父と母と子供6人ぐらいで、タラが23歳の長女だったと思う。 タラ以外はあまり英語ができないみたいなのでファライモにルールを説明してもらい、子供たちとラストワンをする。 その後ちょっとタラとムーとおしゃべりをした。タラは美人でいいプロポーションをしていて、 彼氏はいるの？と聞くと、とってもラブラブな、いい彼氏がいるみたいだった。ちょっと残念。 いや、別に何するわけじゃないけどね。彼女は英語の発音もすごくよく、英語ぺらぺらで、明るく元気で頭のいい子だった。 ちなみにサモアでマックの店員はバイトはいなくて、みんな社員らしい。そして、サモアではその仕事はレベルが高いようだった。 少なくとも、英語がしっかり話せなくちゃダメだろうって事はよくわかった。観光客も良く来るみたいだしね。 俺が「あんまり英語できないんだよ」っていうと、あなたは喋れるわ。 でもよく中国人がメニューを指でだけさして、一言も英語をしゃべらないで注文しようとするのが困るのよって言っていた。 まあそれに比べたらそりゃ俺のほうが話せるだろうけどね。ちなみに最近知ったのだが、 中国人は恥をかくのが日本人よりもっと嫌いらしい。日本人よりもプレゼンテーションなどには向かないって日本語教師が 言っていた。だから、発音とかに自信が無くて恥をかくのが嫌だから英語を使わなかったのかもなって思った。

疲れていたので、はやめに眠らせてもらった。家長のお父さんに「泊めてくれて本当にありがとう」といったら、笑顔で返されて、 ムーが彼らはあなたを泊めることができてとってもうれしいのよって言ってくれた。そういうもんなのかなあとか思いつつ寝た。