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まとめとアドバイス

2001年の夏に7月23日から8月23日までのちょうど1ヶ月間、サモアに旅行に行きました。 そこでとてもいい経験をしたと思います。てなわけで今ではすっかりSamoaラブ。 将来絶対サモアに住んでやる、てなことまで考えてる。いや、マジで。それでは何でそう思うのか? サモア体験談のはじまりはじまり。

まず、なぜサモアに行ったのか? それは「パパラギ」という本に出会ったから。 大雑把に言うと、サモアの酋長がサモアの伝統的な生き方と西洋の生き方を比べて、 西洋の生き方を批判し、私たちはこの伝統的な生活を守っていこう、ということを言った事をまとめた本で、 読んだことの無い人には是非オススメしたい一冊なのです。ていうかホントにこんな文章読むより、ソッチを読んだほうが よっぽどサモアに魅了されちゃう気がする。もっとも、かなり昔のことを書いてあるから、今のサモア人の生活とはちょっと 違ってるけどね。

この本を読んで、「サモアっていいところだろうなあ。今はどんな生活をしているんだろう?」 と思って、ネットでwebページを見てみたりしたけれど、結局「百聞は一見にしかず」 だろうとサモアに行ってみることに決定。

サモアへ行くにあたっての準備はまずエアチケット(航空券)をwebで知ったページにてGET。 アウトドアショップにてバックパックmontbellの45リットルを購入。(約1万円) お金は、カードでおろせるように、口座に10万円と、トラベラーズチケット13万くらいと、 米ドル200ドルを非常用として持っていった。ちなみに荷造りとお金の両替は出発当日にするというスケジュール。 まあ、夕方のフライトだったからね。それにしても初めての海外旅行なのにこんな適当でいいのかなあとちょっと思う。

荷物はTシャツ4枚、ハーフパンツ4枚、下着4枚、靴下3足、薄手の長袖のパーカー、ジーンズの長ズボン、 NIKEの白い帽子、100円ショップで買った時計と懐中電灯、換えの電池、歯ブラシ、運動靴、 かかとのあるサンダル、シュノーケルと水中眼鏡、水着、タオル、バスタオル、ヒゲソリ、シャンプー、ボディーソープ、 ポケットティッシュ、ウナコーワ(虫刺されのかゆみ止め)、 アトピーの塗り薬(ステロイドあり)、解熱剤、胃腸薬(下痢止め)、ビタミン剤(風邪ひいたりしたときの栄養補給)、 貴重品などを入れるためのポシェット、ビニール袋数枚、メモ帳とペン、地球の歩き方、英会話ハンドブック(役立たず)、 エアチケット、お金、パスポート、パスポートのコピー(無くした時のため)。

ちなみにサモアの通貨はドルとセントがなまってできたタラとセネ。
1タラ=100セネで、
2001年で1タラ=40円ぐらいでした。

7/23
いよいよ東京から脱出。サモアへの直行便は無いので、いったんフィジーのナンディー空港へ。そこで乗り換えて サモアへ。

さて、サモアのファレオロ国際空港に10:50に着く。ホテルなどは予約してないので朝に着くのはありがたいね。 そして、いきなりサモア人に声をかけられる。 10タラで首都アピアまでバスで送る、と言われた。このバスとはちょっと大きめのワゴン車のことで、公共のバスではなかった。 タクシーでなら40タラらしい。でも「地球の歩き方」でバスなら空港からアピアまで4タラ程度で行けるとあったので、 断って空港を歩いて出ることにした。(後で知ったのだが、空港の中に車で入るためにお金がかかるので そのぶん+手間賃が余計にかかるみたいだった。この値段はそれほど高くなく順当だったと思う。) そして、日向を歩くと南国の暑さを感じた。そしてすぐにバス停らしきものを見つけた。屋根があり日差しが防げるようになっている。 そこでしばらく待っていると、タクシーが通りがかって、10タラでアピアに行くという。まあそれならいいかなと 思って乗り込んだ。

そこで運ちゃんと少し会話をした。もちろん英語で。サモア人が英語を使えるのがすごいなと思った。俺より全然上手い。ちょっと アクセントが違って聞き取りにくいこともあるけど、それでもすごいと思った。そこで、「この島で一番綺麗なビーチはどこ?」 と聞くと、「lalomanu(ラロマヌ)だ。」と教えてくれた。場所はこのupolu(ウポル)島の東端らしい。 とりあえずは唯一の都市アピアへ行ってみることに。距離にして約25キロ。 ちなみに車はボロボロだったけどそれなりのスピードは出るみたいだった。

地図を手に入れたいとタクシーの人に言うとアピアにあるJICAのオフィス前に止まってくれた。そこで、現地職員に地図が欲しい っていうとなんかタダでコピーしてくれて地図ゲット。そしてもっと細かい地図が欲しければすぐそばにある、 ビジターズブレリュー(観光客用の案内所)に行けば買えると教えてくれた。で、そこに行き10タラにて 地図を買う。

その後、街をバックパック担いだままふらつく。市場があったりする。のぞいてみると、タロイモ、バナナなどが 安く売っていた。でも、調理も出来ないし、買わなかった。その後、スーパーマーケットがあったので入ってみることに。 少しおなかが減っていたが簡単にパクつける調理済みの食べ物はなかったので、とりあえずジュースを1つ約1.5タラで買った。 味の方は甘すぎていまいち。その後、地球の歩き方にでていたホテルに泊まろうかと思ったが、わざわざ都会で過ごすのも嫌だなと思い、 タクシーを捕まえて一気にlalomanuへ。ドライバーはたぶん同い年ぐらいの男の人で、名前はBUNCE。長い道のりなので適当に話をした。 携帯電話を持っていて、いつでも用があったら呼んでくれと言われた。はじめに値段交渉して60タラで行くといったが、おりるときに 75タラ欲しいといわれた。でもだいたい3時間ぐらい乗っていて、途中写真とってもらったりしたし、払ってあげてもいいやと思い 素直に75タラ払った。それにしたって日本円で約3000円。安いね。

lalomanuには、観光客用にビーチにたくさんの小さなファレが建っていて、そのビーチファレに泊まる事にした。 ここに来るまでにも海を見たけど、少しアピアから離れればどこもすごくきれいで、もう自然と顔がにやける。 ここの海も、最高にきれいだった。とりあえずすぐに泳ぐ。シュノーケリングすると、小さな魚がたくさん見える。 ただ、サンゴがいっぱいあって、沖に出るほどサンゴで浅くなっていたので、あまり遠くには泳いでいけなかった。まあ安全でいいかも。

ちなみにファレとは、壁が無く柱と屋根でできている、サモアの伝統的な家。ほとんどの人はこのファレを建てて住んでいる。 風通しはとてもいい。雨の時はヤシの葉で編んだすだれのような物か、ビニールシートなどでまわりを覆い、 雨が吹き込まないようにできる。もっとも大きなファレなら真ん中の方にいれば問題ないけど。

料金は1泊2食つきで50〜60タラ。この時点ではこれが高いのか安いのかわからなかったが、だいたいどこもこのぐらいだった。 ここでは、マット、まくら、体にかける布(たぶん綿のシーツ)そしてファレの中に蚊帳(モスキートネットって言ってた) も用意してくれた。蚊帳で寝れば壁が無くても蚊に刺されることは無く快適だった。そうそう、トイレとシャワーはべつの 建物があり、そこで済ませる。もちろんシャワーは水のみ。お湯なんて無いので、なるべく日没前に済ます。 でも、常夏の国だから問題ない。といっても気温は東京の夏よりも低いくらいだ。年間の平均気温は27.5℃で、日中はたしかに 暑いが、東京の夏と比べたら全然過ごしやすい。

昼に、このファレを経営してるおばさんの息子のベンジャミン君11才がいきなり俺のファレにやってきた。どうやら遊んで欲しいようで、 メモ帳で○×をして遊んだ。で、シュノーケルを貸してといわれたので貸してあげた。

6:30ごろに夕食をとる。やや大きなファレで、テーブルとイスがあり、そこに料理が1人前あった。俺1人かと思いきや、19才の息子 さんが隣にすわる。え?会話しろってこと? むう、俺そんなに英語できないんだけどなー。まあちょっと会話して、このファレは 彼と彼の兄との2人で作ったのだと知る。すごいすごい。けっこう立派なファレだよ。で、その後会話が途切れがちになって、 彼は「See you later.」と言って出て行った。 うんその方が悪いけど落ち着きます。料理はちょっと塩が足りないかな。 素材はどれも新鮮で良さそう。ライス、チキン、魚のから揚げ、サラダなど。きれいに食べました。


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