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日曜日なので教会へムーとタラと、タラの妹のアテレと一緒に行く。正直そんなに興味は無かったけど、少しでもサモアの人のこと を理解したくて行った。タラは俺が教会に行かなかったら、料理を作ってご馳走してあげられたのにってちょっと残念がっていた。 ありがと。20分ぐらい歩いて教会へ。ここの教会はとても大きく、集会場のようなところもあり、部屋がいくつもあって、 キリスト教のお説教を部屋ごとに別れて聞けるようだった。俺はみんなと一緒に座って、自己紹介を求められたので、「日本人の たかと言います。サバイイ島のLetui村のムーの家に泊まって、そこからここにやってきました、よろしく。」と簡単に自己紹介をした。 サモア語は分からないのでただおとなしく座っていた。みんなまじめに聞いているようだった。そして、説教が終わった後で タラがトイレでブレスレットを盗られたと知る。さっき途中でトイレに行って、そこでブレスレットを置忘れて、気づいてもどったら もう無かったらしい。それを聞いて、教会ダメじゃんって思った。キリスト教を学んで幸せに生きていけるようにって来るところで ものを盗ろうとする奴がいるなんてね。まあ宗教なんてそんなもんだ。いろんな人もいることだしね。

家に戻ってから昼食を食べ、タラとしばらく話す。なにか歌を教えてってことだったので「大きな栗の木の下で」を教えた。 また、タラはよく知らない男の人が家を通るときに声をかけてきて、変なのって言っていた。たぶんマックで働いているから 向こうはコッチのことを知ってるけど、コッチは向こうを知らなくて、声をかけるって言うのもなんていうか、からかってるみたいで ちょっとやだなって言っていた。まあ素敵な彼氏がいるそうだからいいじゃん別に気にしなくてって思った。 そして、ムーのお姉さんがサモアに帰って来ているというので、昼過ぎにムーが姉さんの家に行こうって言ったので一緒に行くことに。 お世話になったタラの家の人とお別れ。別れる前に、タラに20ドル渡して、ブレスレットを買ってねといって別れた。 ほほにキスのお別れでちょっとラッキーとか思う。

バスに乗ってしばらくして、ムーのお姉さんとセイラの前の旦那さんと、その奥さんとおばあちゃんと子供たちを紹介される。 ここのうちの人はタラの家の人を嫌ってるから、タラの家に泊まってたって言っちゃダメだよってムーとファライモに言われた。 なんでって聞いても理由はよくわからないそうだ。ということで変なの、親戚なのにって思った。でも別に嫌な感じの人たちじゃ 全然なくて、歓迎してくれた。 ムーの父親と奥さんは英語をほとんど分からないのであまり喋らなかった。子供たちとバレーをして遊んだりして、 その後夕飯の準備で、ココナッツクリームを作るのを手伝ってみた。でもココナッツの実を削り取るのがすごく難しかった。 うまく削らないと皮まで削ってしまうし、手もすぐに疲れてしまって、みた時は簡単そうだと思ったけど、やってみたら大変な 労働だって思った。こういうことを日々やってるからみんないい体してるんだなって思った。1個削って、あとはファライモに 交代してもらった。

寝る前におしゃべりしてて、「お兄さんを結婚相手に紹介してね」なんて冗談を言われたりした。あんた結婚してるじゃんか。 で、じゃああなたは誰と結婚するの？って聞かれたので、こんなこと冗談で言ってちょっと悪いかなって思ったけど 「ムーと」って言ったら「ダメよ私たちは兄弟でしょ」って言われた。はいはいそうっすね。サモアの人達はみんなこの手の 冗談が大好きみたいで、恋愛や結婚の話で冗談を言っては笑ってるみたいだった。 今日はファライモと同じベッドで眠った。まあベッドといっても布じゃなくて木でできていて、 その上にココナッツの葉で編んだマットが敷いてあるものだったけどね。明日でサモアともお別れだと思うと、残念で、 飛行機の到着が台風とかがきて、遅れて欲しいなあとか思った。